サニトラやエスカルゴ等…その個性が今でも魅力的な廃盤実用車&商用車達!

20インチTVを積んだ時のコーナリングが最高!

スバル サンバー

トップバッターはスバル サンバー。現在はダイハツ ハイゼットのOEMとして販売されていますが、かつてのスバルオリジナルのサンバーは四輪独立懸架にリアエンジンという他の軽トラに無い特色を持っており、筆者の知人である電気屋は「20インチTVを積んだ時のコーナリングが最高なんだ!」と熱弁していました(※ブラウン管TV時代の話)。

軽運送の「赤帽」御用達としても知られ、「赤帽サンバーは特殊な改造を施され、軽トラではありえない高速巡航が可能」などといった都市伝説のテーマになったのも、今では懐かしい話です。

燃費ばかり気にしても

最近の軽自動車といえばひたすら「付加価値」で売るようになり、200万円オーバーのスポーツカーやトールワゴン、あるいは超低燃費車など何かの付加価値が無いと売れない状況です。
そんな中で、このミラ・ウォークスルーバンのような車は商用軽自動車の中では非常に付加価値のある車だと思うのですが。

ワゴンRなどトールワゴンが登場しはじめた時期と軽自動車の新規格への移行が重なる中で消えてしまいましたが、タントやウェイクの商用版でも構わないので復活してほしいものです。

荷物を積めなくちゃダメなんじゃないのか

トヨタのタウンエース&ライトエースは今でこそインドネシアでダイハツが作ってるワイド版ハイゼットになってますが、元々は写真のようなスペース効率に優れた1BOXカーでした。

モデルチェンジしてかなり小さくなったもんで困った業者がかなりいたのですが、どうしてこれだけ使い勝手の良かったタウンエース&ライトエースバンをトヨタはやめてしまったのか、同種のマツダ・ボンゴバンがOEMも含めれば堅実に売れ続けているのを見ると、トヨタは小規模事業者に何となく冷淡な気がします。

ソレックスでブン回すスポーツトラック!

TSレースでスターレット・クーペとの激闘を制したB110サニーベース、それもOHVながらチューニング次第でガンガン回るA12やA14エンジンを搭載したピックアップトラックがサニートラックです。

さすがに実用モデルの走りは平凡ですが、ベースがベースであるだけに、ソレックス・キャブなどでチューンしてやる楽しみが今でもあります。

さすがに街で見かける事は減りましたが、まだ好きで乗ってる方結構いるのではないでしょうか。

この手の小型ボンネットトラックは、トヨタがハイラックス・トラックをやめたあたりで日本国内からは消滅してしまいましたが、海外では同種の車を南アフリカやイランで作ってたりしますので、並行輸入業者なんかが扱ってみたら面白いと思います。

今でも需要があると思います

当時のパルサーバンをベースにオーバーハングを思い切って短縮、背が高くて丸いキャビンを載せたのが日産エスカルゴ。

今でも大事に使っている業者を見かけるくらいで、デザインといい使い勝手といいとても優れた車で、Be-1やフィガロ同様のパイクカーでコストがかかるからと一代限りで廃盤にしてしまったのが非常に惜しい車です。

小型商用バンというとプロボックスとADバンしか選択肢が無い中で、こういう個性的なバンを出したら飛びつく商店主とかいくらでもいそうですが…。

自衛隊に はいりませんか

ドラえもんとどこでもドアのCMでヒットした日産ラシーン。販売台数激減で潰れかけた時代の日産を支えた数少ない車の一台ですが、中身はただの日産サニーという事で本格SUVを作った方がいいと思ったのか、経営立て直しの中、後継車も無く一代限りで消えてしまいます。

しかし実はラシーンには自衛隊が制式採用を真剣に検討した時期があり、もし採用されていれば今でも駐屯地祭などで元気な姿を見る事ができたかもしれません。なお、落選理由は「電動ウインチが無かったから」だそうです。何しろ中身はサニーなもので。

ウチのクロノスは世界一ィィィ!

バブル景気真っ盛りの頃、カペラの後継車としてマツダが送り出したのがクロノスです。

マツダとしては「ウチのクロノスのシャシーはそこにも負けていません!」と豪語して、クロノスベースの兄弟車を次々と乱発してはユーノス、アンフィニなどマツダディーラーの多チャンネル化戦略に沿って次々誕生したディーラーに送り込まれますが、急いで作りすぎたのかほぼ全滅。

真っ当な商売をしていれば、熟成を重ねて名車になる要素もあったと思うのですが、それどころかA級戦犯としてひっそりと姿を消したのでありました。なお、後継車はこれまたバブル崩壊で予算が無い中急いで作った粗製濫造のカペラで、よくぞアテンザの登場まで持ちこたえたものです。

らんらんランティス!

バブル崩壊で全ての施策が裏目に出て存亡の危機に陥ったマツダで数少ない「真っ当だと評価されたモデル」がランティスです(その他はユーノス800、後のミレーニアなど)。

好評だったわりに大して販売台数が伸びなかったので一代限りで廃盤になりましたが、これの5ドアクーペ、それもマツダスピードのエアロを組んだらカッコよかったものです。

トップグレードのV6エンジンもよく回ると好評で、アルファロメオのV6に匹敵する官能的なエンジンとまで言われましたが、マツダはその後フォードにロクでもないV6エンジンを押し付けられ、SUVのトリビュートでひどい目にあったのでありました。

何でやめちゃったの?!

ホンダ・フィットやトヨタ・ラクティスじゃ嫌だと思った人がスペースユーティリティに優れたコンパクトカーを欲しいと思ったら、三菱コルトしか無い!という時代が一時期ありまして、モデルチェンジもしないし大したテコ入れもしないのに、なぜか売上が伸びたという不思議な現象を起こしていました。

1.5リッターターボの「コルトR」に積んでた無駄に豪華なゲトラグ製の5MTを普通のモデルにも搭載した「1.5c」というラリーベースモデルもあって、ちょっと面白い車だったんですが、後継車は狭くて走らないタイ製のミラージュで不人気一直線。何でコルトが売れてたのか、マーケティングしなかったんでしょうか?

売れる車ばかりどんどん切り捨てる姿を見てると、三菱自動車はやっぱり、ランサーやミラージュより会社をエボリューションした方が…。

なぜこれほど流麗なスポーツSUVが出ないのか

世の中猫も杓子もクロスオーバーSUV、それもスポーツクーペ風のモデルがコンパクトカーから超高級車まで勢ぞろいしておりますが、どうもSUVの方程式じみたものができてしまったのか、フロントマスクを隠すとどの車種だかわからなくなる現象が起きています。そんな時にこのビークロスがあれば!と思うのですが。

なぜこのような美しいSUVを現在のメーカーは出せないのでしょう?それとも、こんなところで変に凝るからいすゞは今のようになってしまったのでしょうか?

以上、名車ぞろいとはまいりませんでしたが、いろんな意味で個性的な絶版実用車、商用車でした!

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