普通のATとチューニングした強化ATは何が違う?AT車のチューニング方法

そもそもATの種類って何種類ある?

ATの種類は大きく分けて4種類有り、50年以上前の車にも採用されていた歴史が長く一般的に馴染み深いステップトロニック(ティプトロニック)式。昨今の軽自動車やハイブリッドカーなどエコカーに多く採用されているCVT式、最近のVW、アウディ、ベンツ、ポルシェなどの欧州車を中心に積極的に採用されているDCT式、スマートやアルファロメオなどに採用されているAMT式があります。

DCT式とAMT式に関しては共にセミATと括られて呼ばれることも。上記4種類の中で一般的にチューニングベースとなるAT車はDCT車を除くと遊星ギアとトルクコンバーターを組み合わせたATであるステップトロニック式を搭載した車が多いと言えるでしょう。

それぞれのATのメリット·デメリットは?

1.ステップトロニック式
先ずステップトロニック式ATはATの中でCVT式と並んで、採用例が最も多いものの一つになっています。最も優れている点は、発進時のスムーズさ及び変速の際の時間が早めで、ギア比も広めに取れるなど汎用性の高いATシステムと言えるでしょう。

以前は、変速時のガタツキやMTに比較して燃費性能が悪い等のデメリットがありましたが、現在ではそういった変速時のショックやガタつきもほとんど解消され、燃費性能に関しても7速ATや8速AT、2016年内に発売予定の新型レクサスSCの後継モデルに搭載される予定のアイシン製の10速ATなど、多段化やロックアップ技術の発達などによりMT並、場合によってはMT以上の燃費性能を発揮できるまでになっています。

2.CVT式
CVTは無段変速機の略称で、大きなメリットは変速時のショックが少ない事です。VW車やアウディ車などに伝達装置にクラッチを使うモデルもあるので一部例外はありますが、基本的にトルコン装置を使用するため、トルコンAT車と同様に発進時も非常にスムーズです。

なぜならCVTはトルコンATのように遊星ギア等を用いてギアチェンジしているわけではなく、2組のプーリーの間に金属製のベルトを掛けて、油圧調整でプーリーセットの有効径を変えて変速を行っているからです。昔原付などのスクーターの駆動系をバラしてチューニングした事がある方なら想像し易いかと思います。無論ギアレシオは無段階で、コンピューターがエンジン回転数やアクセル開度等を統合的に判断して加速を制御しています。CVTはこれによってエンジン回転数を一定に保ったまま加速など効率の良い伝達をする事が出来ます。

反面デメリットも有り、CVTは無段階変速の為ドライバーのアクセル開度に対して無段階に変速を行い加速していく為、人によっては加速が鈍く感じたりダイレクトさに欠けると言った点が1つ、2つ目にはステップトロニック式ATのようにギアを用いずに金属製のプーリーセットで金属製のベルトを掛けて変速している為、多段階式のステップトロニック式ATのように高速走行時に低い回転数で走って燃費を稼ぐような機構が採用し辛く、大型の大トルク高出力エンジンには向かないので必然的に低排気量の小型車などに向いている点があります。

3.DCT式
先ずはDCT式から簡単に説明します。DCT式はDual-cltcuh-transmission(デュアルクラッチトランスミッション)の略称で、2組のクラッチと2組のギアセットを持つトランスミッションの事です。仕組みは奇数段側と偶数段側にクラッチとギアがそれぞれ分かれており、1-3-5-7速はクラッチ1を、2-4-6-R速はクラッチ2を使用すると言う具合になっており、前述の通り1つのトランスミッションの中にクラッチとギアが2つ存在する形になります。

メリットとしてはクラッチとギア段が2つ存在する為、運転状況をコンピュータが判断して既にギアを準備しておく事が可能です。例えば2速で走行中クラッチ2を繋いでいる時に、加速状態にあれば3速を、減速状態にあれば1速を既に繋いでおく事が可能で、これによってギアの切り替えをコンマ何秒と言う極めて高速な変速が可能となります。あとはクラッチを使用する為ステップトロニック式ATのようなトルクコンバータを使用するATに比べて伝達効率が良く燃費も必然的に良くなる点が挙げられます。

反面デメリットは、発進や変速においてCVTやステップトロニック式ATに比べるとスムーズさに欠ける点、また部品点数の多さゆえのメンテナンスコストの高さ、複雑になる分重量が増す事が挙げられます。DCTを積極的に採用しているメーカーとしては、VW、Audi、ポルシェ、最近のメルセデスベンツ、国産車ではホンダなどが挙げられます。

4.AMT式
AMT式はAutomatic manual transmission(オートマチック・マニュアル・トランスミッション)の略称で、クラッチとシフトレバーの操作をコンピュータ制御で行う変速システムです。DCT式との大きな違いは、DCT式は偶数段と奇数段でギアとクラッチが2組に分かれているのに対して、AMT式は通常のMTと同様に1つのクラッチと、1速から5速、若しくは6速までのギア段が存在しており、要するにMTで通常操作しなければいけないシフトレバーやクラッチペダルと言った機構をコンピュータが自動に行う方式のATとなります。

メリットはクラッチを使用していゆのでMT車のようなダイレクトなフィーリング、そして燃費の良さやメンテナンスコストの安さ、DCT等に比べ軽量などが挙げられます。対してデメリットは、少々スムーズさに難点があり、ATモードなどではシフトショックなどが発生して少々乗りにくく感じられる事がある点が挙げられます。

普通のATとチューニングした強化AT、実際何が違うの?

ミッション

さて、一通りATの種類などの説明をしたので本題に入ります。普通のATと強化ATと何が違うのか?

普通のATは先にも挙げた通り、基本的にノーマル+αのトルクや出力に合わせた強度で作られております。しかし、エンジンのパワーアップなどのチューニングを行い、トルクや出力が増大すると、どうしてもノーマルATではクラッチなどがトルクに負けて滑ってしいます。

ステップトロニック式のATの場合パワートレーン(駆動部)はノーマルで、AT内部の油圧だけをアップしただけの物や、変速ショックを和らげるためのアキュムレーターを固定しただけの物を強化ATとして売っているメーカーもありますが、駆動部のギアやクラッチなどはノーマルのままですので、本格的なチューンアップしたエンジンには正直な所、対応は難しいと言えるかもしれません。

そのため、本格的にATのチューニングを施す場合、AT内部のクラッチ等の摩材の面積を増やしたり、AT内のライン油圧を上げる、作動させる油量をアップさせる等のチューニングが必要になってきます。

アメリカのドラッグレースに使われるような強化ATなどはノーマルのATと比較すると、出力側のシャフト径が大きく、プロペラシャフトが嵌合するスプラインの数が多かったり、内部のバルブボディーやオイルポンプなどが通常よりも高圧の油圧で作動するように作られているなど、チューニングされて出力やトルクが増大したクルマに対応するように専用に設計されているものが多いです。

ATのチューニングって簡単に出来る?

VW・乾式7速DSG

一番手っ取り早く、簡単にチューニングを施す方法は高性能なATFに交換する事やコンピューターチューニングが挙げられます。

エンジンパワーを上げるとエンジン自体の熱も上がる上に、駆動部であるAT本体にも必要以上に負荷が掛かるためどうしても熱が発生する為です。ATFは130度を超えると急激に劣化して性能自体が低下する為高性能なオイルやハードな走行やチューニングをされたクルマには追加のATオイルクーラーなども有効です。

ステップトロニック式のチューニングを施された強化ATはアフターマーケットですと有名なのはアメリカのメーカーで、HURST SHIFTER、B&M、TCIなどがあります。どれもアメリカを代表するミッションに特化したメーカーと言えるでしょう。

ノーマルのATから前述のトルクコンバータやクラッチなどと言った駆動部や、伝達部を大幅にチューニングされ、最高出力が1000馬力を軽く超えるドラッグレースカーに使用可能な程に強化されたATまで用意されています。

日本では、少し馴染みは薄いかもしれませんが、シュバーレン社やサード社などが日本でATチューニングを専門に行っています。ATのチューニングの特性上内部が強化されたATがそのまま販売されているようですが、車の仕様などにより個別にチューニングを行う事も可能なようです。

CVT式の場合は先にも軽く触れましたが、構造上高出力・高トルクエンジンの場合だとプーリーセットに掛かる金属ベルトの滑りや破損の恐れが高くなるため、本格的なチューニングには不向きなATかと言えます。

アフターマーケットなどに強化CVTなるものは用意されていませんが、一応スポーツ走行用に専用のCVTオイルや添加剤など用意されており、スポーツ走行時の油温上昇防止や、駆動部のダイレクトな伝達などに効果があるようです。

DCT式・AMT式の場合は構造上ATが複雑な為強化が難しいですが、一般的にある程度頑丈に作られていることが多い為どちらかと言えばコンピューターでAT内部のクラッチなどに対する設定油圧を高めたりするコンピューターチューニングが一般的です。本格的なチューニングキットはアフターマーケットでHKSなどからR35-GTR用に強化キットなどが設定されています。

ATの種類から構造的な部分までこうしてみてみるとATチューニングに向いているのはステップトロニック式のATが有利なのかな?と感じます。大幅なチューニングを施された車が主に対象にはなるので限定的になりますが、AT車でも様々な手法でチューニング可能なので参考にされてみてはと思います。

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