なぜワックスが必要なのか?車に濡れたような艶を与えるワックス掛けのコツとは?

なぜワックスが必要なのか?

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ワックス掛けをしていると「クルマを大切にしている」という満足感でいっぱいになります。

しかし、ボディの艶をウットリ眺める満足感も大事ですが、一番の目的は塗装面の保護です。ワックスを塗布し、塗装面にもう一枚皮膜を形成することで、降雨、紫外線、排ガスなど有害な物質から保護をしてくれます。通常ワックスを塗布して形成される皮膜の厚さは0.55ミクロンと非常に薄いものですが、これが塗装面をしっかり守ってくれます。

塗装面に安全で取り扱いやすい「カルナバ蝋」主原料のワックスを選ぼう

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今回は、コーティング剤ではなく固形ワックスが主役。星の数ほど製品が販売されていますが、出来れば「カルナバ蝋」が主成分の製品を選びたいものです。「カルナバ蝋」とは、ブラジル原産のヤシから取れる植物性の蝋のこと。

その品質は1号から3号まで分けられており、用途はクルマに限らず化粧品や靴磨きまで様々です。クルマ用でもできるだけ、品質の高い「カルナバ蝋」を使用したワックスがオススメです。

早速、塗布してみよう

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せっかくワックスを掛けても塗装面に傷を刻んでしまっては、意味がない。できるだけ傷を付けないためにも、スポンジにも拘ります。ワックスの付属品ものは、やや固めのものが多く、塗装面に微細の傷を刻んでしまうケースもあります。

そこで、写真のようなセルロース素材のものをチョイスしましょう。植物性の繊維は水を含むと非常に柔らかく、大きな気泡がホコリなどを取り込み、塗装面の傷を最小限に抑えてくれます。

水分を含ませ、固く絞ったスポンジをワックスに対し、均等な力で当て、クルッと回しスポンジにワックス成分を染み込ませます。

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スポンジ表面に余剰付着したワックス成分は、容器のふちで拭きます。均等にワックス成分がスポンジ表面に付着させることで、塗装面に塗布の際、均等に仕上げられます。

塗り込みは基本直線で行います

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早速、ワックスを塗り込んでいきましょう。天候は風のない、やや曇りの日がベスト。真夏の炎天下だけは避けて下さい。ワックスが塗装面に焼き付いてしまい拭き取りが困難になります。

まずは、進行方向に向かい直線を描くようにスポンジを動かします。

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次にボディの下部に向かってスポンジを動かします。これにより、下向きにワックスの道筋が出来、水切れのよい塗装面が仕上がります。

「必ず直線塗りがいいの?」

という質問をよく頂きますが、必ずしもそうではありません。スポンジに汚れやホコリが付いていれば、円だろうが、直線であろうが傷は付きます。要はきれいなスポンジを使い、優しく丁寧に作業をしていけば、あまり塗り方に神経質にならなくても大丈夫です。

ボディの平面も同じ感覚で仕上げていきます

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ボンネットやルーフも「横」、「縦」というスパーンで塗布していきます。やはり、ここでも降雨の水切れがよくなるように道筋を付ける意味があります。スポンジ面が汚れてきたら、こまめに交換しましょう。

エンブレムや樹脂部分は詰まりやすいので注意

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固形ワックスがエンブレムや樹脂部分に入り込むと乾燥後、ブラシなどを使用して除去する手間があるため、付着したらすぐに拭き取りましょう。

仕上げはマイクロファイバークロスで拭き上げる

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最近では、ワックスの拭き取りに最も適しているのが、写真のマイクロファイバークロス。いまでは、100円ショップでも入手できるようになりました。髪の毛の1000分の1という極細繊維が、塗装面に塗布した余剰のワックス成分を拭き取ります。

最初はザッくり、仕上げは丁寧に

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拭き取り作業ですが、最初は粗拭きといい、直線的にさっさと拭き取ります。最後にもう一枚のマイクロファイバークロスを使い、細部まで丁寧に「横」、「縦」のスパーンで拭き取ります。

しばらくして、ワックスが定着したら、更にもう一度、丹念にボディを軽く磨き上げれば、ワックス皮膜が定着し、さらなる艶を引き出すことができるのです。


固形ワックスの醍醐味。このウットリとする艶が愛車を惚れ直す

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やはり、塗装面に濡れたような艶を与えられるのが、固形ワックス。

確かに、昨今のかんたん仕上げ系のコーティング剤に比べますと労力が掛かるのも事実。しかし、この仕上がりを味わえば、その労力を「至福の時間」に変えてくれるはず。

固形ワックスの持続時間は約30日。確かにコーティング剤と比べると短いですが、こまめにワックス掛けをすることで、ボディについた傷の発見などにもつながります。対処も早ければサビなどの発生を遅らせる事もできるでしょう。

この週末、固形ワックスで「至福の時間」を味わってみてはいかがでしょうか…。

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