モデューロブースの中の4台にホンダスピリットを見つけました!

【東京オートサロン記事用仮画像】ホンダシビックタイプR(撮影:横山大輔)

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ホンダのブース群の中で、ひたすら白い車ばかりで光り輝いていた印象のあるホンダのカスタムカー部門「モデューロ」。比較的内外装とも地味でスピーカーチューンなど渋いカスタムが多い印象でしたが、その中でも注目の4台をご紹介します。
Chapter
中心はやはりこの1台
ホンダならここに荷物を載せます!という提案
ワンメイクレース開催?を期待させるS660
「リッチカジュアル」これもまたホンダらしさでは?

中心はやはりこの1台

ブースの中央付近に堂々と置かれていたのは「Modulo CIVIC TYPE R」デビューしたばかりの新型シビックタイプRです。一見普通のスポーツハッチバックに見えない事も無いこの小さな車が、ニュルブルクリンクでのFF最速マシン!と気が付くと、急に存在感が増してくる気がします。

現在のところ「最後のタイプR」ですが、皆さんの評価次第ではまた新たなタイプRが登場しますので、会場で見かけたら注目してあげてください。

ホンダならここに荷物を載せます!という提案

このモデューロのS660を見ていて「ん?」と思ったのはルーフ後端に設置された、何かのステー?特殊な空力的な何か?な物体です。
しかも赤いベルトのようなものが装着されていますが、4点式シートベルトの保持具にしては妙ですし、ベルトが細すぎます。

ブースの方にこれは何ですか?と聞くと、「ここに荷物を載せる事ができるんですよ。」と言うので、裸で縛り付けるのか、あるいはルーフキャリアのようなハードケースを装着できるのかとなおも質問したところ、別な方が実演してくれました。
ルーフキャリアに柔らかい材質でできたケースを載せて赤いベルトで縛る、「ソフトルーフバッグ」です。なるほど!

同期の新型コペンがルーフやトランクを外してワゴンボディへの着せ替えを可能にしている脇で、「ウチなら荷物を載せようと思うとこうしますよ」と斜め上のな提案をしてくるところがホンダらしくて面白いと思いました。

ワンメイクレース開催?を期待させるS660

ルーフキャリア付きS660の向かいには、派手なカラーリングも鮮やかなもう一台のS660がいました。

「Modulo S660 Drago Modulo Special Modelと名づけられたこのマシン、もしS660のワンメイクレースが開催されたら、このようなカラーリングのマシンがたくさんサーキットを駆け回るに違いない…と想像力をかきたてられる一台でしたが、実際にはスーパーGT選手権に出場している「Drago Modulo NSX CONCEPT-G」のカラーリングを、同じミッドシップスポーツつながりとしてS660に施しただけの模様。

ちょっと残念ですが、ホンダはN-ONEでもレースをやっている事ですし、いつかワンメイクレースやってくれたら嬉しいですね。

「リッチカジュアル」これもまたホンダらしさでは?

「なにげない日々を上質にする」そんなキャッチコピーと共に、片隅で展示されていたN-BOXに、実は一番心をひかれました。
デニムとレザー調の、落ち着いた、しかし決してチープさは感じさせない内装は、乗っている人に何気ない時間でも小さな満足感を、少しずつ感じさせてくれるのではないか、そんな気がしたからです。

「速さを追い求めるだけではない、乗ったみんなを幸せしよう」というコンセプトもまた、本田宗一郎がホンダを四輪自動車に進出させた目的では無かったでしょうか?
展示されている車の中で、「乗っている人が幸せそうな顔をしている」のが一番イメージしやすいのが、空間コーディネートアイテム「Daily Luxeコレクション」を装着した、この「N-WGN Daily Luxe Collection」だったのです。

白で統一されたモデューロの展示車はどれも清潔感はあるものの、見た目としては画一的で個性が見出しにくい優等生というイメージがあったのですが、だからこそこの一台が強く印象に残りました。

決して白物家電にはならない、そんな決意が込められたようにも思えるこの路線は、是非とも続けてほしいと思います。
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