【東京オートサロン速報】コペンのワゴンモデルが登場!軽スポーツカーの積載性比較!

同様のコンセプトカーはジャカルタショー2013にも登場

実は現行コペンにとって、ワゴンスタイルは初体験ではありません。2014年6月の販売開始前、まだコンセプトカー「KOPEN」だった頃に2013年9月のジャカルタショーに「D-R Estate」として「KOPEN」のリアをワゴンタイプに着せ替えたコンセプトカーが登場していました。

当時のコンセプトカーはそのまま新コペンシリーズの第一弾「コペンRobe」としてデビューし、今回オートサロンに展示されたコペンワゴンもベースはRobeなので、いわば「コペンRobeワゴン2代目」という事になりますが、ジャカルタショー当時でも「これは欲しい!」と絶賛する声が多数でした。

過去の東京オートサロンでも先代コペンにはダイハツのアフターパーツブランドである「D-SPORT」から「コペントレーラー」が登場した事がありました。コペンのリアセクションをそのまま荷物を積んだトレーラーとして牽引するコンセプトで、当時サーキット走行に出かけるのも旅行に出かけるのもラゲッジスペースの少なさに泣かされたユーザーは販売を待ち望んだものでしたが実現せず、コペン乗りにとって「荷物が積める!」は悲願だったのです。

軽スポーツの積載性比較

軽自動車の「ABC&C」すなわち「オートザム・AZ-1(およびOEMのスズキ・キャラ)」「ホンダ・ビート」「スズキ・カプチーノ」「ダイハツ・コペン」という4台に、最新の「ホンダ・S660」を加えた5台の軽スポーツの悩みといえばやはり車体の小ささからくるラゲッジスペースの狭さです。

その積載性を比較すると、意外やもっとも広大なラゲッジスペースを誇るのはAZ-1で、トランクが無いかわり、ミッドシップとはいえ限りなくリアエンジンに近いレイアウトと、クローズドボディである事も相まってシート後方にはかなりのスペースがあり、タイヤ4本積んで旅支度も積み込み、悠々とはいきませんでしたがサーキットへの遠征にも耐えたのです。

他の4台はシート後方にラゲッジスペースを持たず、隙間に小物を入れられる程度だったので、トランクや、ミッドシップならフロトフード下にいかに荷物を詰めるかが勝負でした。

その意味ではフロントエンジンのカプチーノとコペンは屋根さえ閉めておけばそれなりにトランクを使えるはずでしたが、カプチーノはロングノーズ・ショートデッキの古風なFRスタイルで意外とトランクが狭く、コペンもデザイン優先でトランク容量は重視されていません。

とはいえトランクにタイヤ1本積むのがやっとのカプチーノに対して最大3本積めるコペンはやはりアドバンテージがあります。どのみち2台とも助手席はトランクに入らないタイヤで埋まる事になりますが。

ちなみにコペンは純正タイヤなら半開きのトランクを走行中に開かないなど固縛すれば4本詰めましたし、カプチーノもトランクの上にラックをつけてタイヤ4本積んだケースもありますので、無理をすれば助手席に人が乗れない事もありません。

一番辛いのはミッドシップでラゲッジも最小限のビートでしたが、頑張れば純正サイズならば助手席にタイヤ4本積めたケースが見られますが、残りのラゲッジ容量でカプチーノとコペンには及びません。

東京オートサロンに登場した待望のコペン・シューティングブレーク

COPEN SHOOTING BRAKE CONCEPT

今回東京オートサロン2016に登場した「コペン・ローブ」ベースの「シューティングブレークコンセプト」ですが、ダイハツブースの方から貴重なお話を聞けました。

まず「シューティングブレーク」という名称については、英語圏で販売する場合に「ワゴン」だともっと積載力のある車のイメージなので、スポーティな2ドアステーションワゴン的なシューティングブレークにしたという事と、コンセプトとしては「奥様などパートナーと二人で出かけても、十分な荷物を載せられる」という事で、タイヤ4本載るかどうかはまだ試していないのでわからないとの事でした。

また、運転席と助手席の間の隙間を通せる程度ならある程度は長い物も載せられますが、助手席を後ろに倒してフラットにする事はコペンのフロア構造上無理なので、ラゲッジスペースはあくまでシートの後ろ限定になります。

スタイルについては、当初想定したイメージではもっと後ろまでルーフを伸ばした伸びやかなデザインになるはずでしたが、いざ完成してみると
「なんか、ヨーロッパとかでこういうハッチバックあったよね…?」

という仕上がりになってしまったので、今回の東京オートサロンで来場した方にリサーチを行い、展示したデザインと、本来イメージしていたデザインのどちらが良いかをこらから考えていきたいとの事でした(実際、リア斜めから見ると現行のBMW1シリーズっぽいです)。

なお、想定としては2015年10月に開始した「ドレスフォーメーション」により、ダイハツディーラーでシューティングブレーク仕様にした後の、元のルーフおよびトランクについてはディーラーで預かる事を想定しており、ユーザーが自分でDIY交換し、保管するパターンは「あまり推奨はしません」という事です。もしディーラーに預けたまま車を売却する事になったら、預けているルーフなどのの扱いはどうなるかなどについては「今後の課題になります」。

このように、現段階ではまだ「このまま販売するとは言えない状態」ですが、リアハッチは普通に開閉可能でダンパーで保持できる状態であり、完成度は非常に高いです。

このまま発売しても歓迎される事は間違いありませんが、デザイン的にはまだまだ詰められる状態との事ですので、購入を検討している方は今回のオートサロンのダイハツブースで、どんどん要望を伝えてみましょう!

軽ではありませんが、過去にはこんな着せ替え車もありました。

「コペンローブ・シューティングブレークコンセプト」は着せ替えでオープンスポーツから2ドアステーションワゴンに変更できます。そこで昔似たようなコンセプトの車があったな・・と思い出したのは、「日産・EXA(エクサ)」でした。

パルサーベースの「パルサーEXA」から、2代目で「EXA」として独立した際に、クーペタイプとステーションワゴンタイプ(キャノピー)の二種を着せ替えできるようになっていたのです。

さらにTバールーフと組み合わせる事で、クーペ、オープン、ワゴンの3種類のボディを1台の車で実現できましたが、残念ながら当時の日本では「着せ替え」が認められませんでした。

「EXA」の登場は1986年でしたので、もし今回のコペンワゴンが市販されれば、30年越しの実現になりますね!

「クーペコンセプト」はまだ実用性までは考慮せず

オートサロン COPEN CERO COUPE CONCEPT

「シューティングブレーク」の隣には一段高い台に「コペン・セロ」ベースの「クーペコンセプト」も展示してありましたが、こちらはデザインスタディ的にクーペ形状のルーフ&リアセクションをかぶせただけで、まだ開閉まではできません。

これをリアハッチ上に開くようにすると「せっかくの流麗なラインに線が入ってしまうんですよね」とはブースでお話を聞いたダイハツの方の談で、スタイルにこだわるならハッチバックではなくガラスハッチにしたいそうです。

実用性を考えるとどうなるかわかりませんが、最近のアルファロメオっぽいかっこいい車なので、こちらもぜひとも市販してほしいものです。

「ありがとうございます。でも、一見シューティングブレークの方がハッチも完成してるから市販に近いようですけど、クーペもブレークもまだまだ市販にゴーサインが出る状態ではないという意味では、立ち位置は同じと思ってください」とは、先ほどのダイハツブースの方のお話でした。

アドヴェンチャーは「フェローバギー」の再来になるか?

コペンはもう一台、「コペンX-PLAY」ベースに車高を上げ、フロントにフォグランプ状のライトを仕込んだ「アドヴェンチャー」もありました。
オープンボディのバギー的なものを想定しているようで、ダイハツで大昔に少しだけ販売した「フェローバギー」の再来のようで、これはこれでアリかもしれません。

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