年末年始に相次いだ高級車の炎上事故…何が原因として考えられる?

炎上する高級車…

炎上

昨年末、かちどき橋で「フェラーリ」が炎上…。またその翌日には、小田原厚木道路で「ジャガー」が炎上しTVでも報じられたのを見た方も多い事でしょう。

ショッキングだったのは、これらはヒストリックカーではなく、最近のモデルだった、ということかもしれません。このように最近のモデルでも炎上する可能性がある、という事実…。原因・要因は様々ではありますが、他人事ではない、と考えた方がよいのかもしれません。

炎上の要因は…?

エンジンルーム

クルマが炎上する原因というのは、ケースバイケースです。車種であったり、乗り方であったり…しかし要因はいくつかあると考えられます。

まずクルマに搭載しているもので燃えやすい物質といえば、いうまでもなく「ガソリン」です。燃料タンクからガソリンを吸い上げ、インジェクション(あるいはキャブレター)を経由して、ピストン内の爆発に使用します。通常の使用であれば、このプロセスで炎上する危険性はありません。

しかし、この燃料たるガソリンを届けるのが燃料ホース。これはゴムで作られています。当然ゴムですから、「経年劣化」があります。

タイヤを見てもわかるように、「ひび割れ」「硬化」という劣化が起こるわけです。使用・保管条件でかなり差異はありますが、だいたい10年くらいで劣化する、といわれています。クルマ、殊更エンジン周辺のパーツは常に振動をしていますから、これを劣化のまま放置していると、ひび割れから「燃料漏れ」が起きてしまう可能性は否めません。

エンジンルームは高温になっている箇所ですから、そこにガソリンが放出されてしまったら…。間違いなく、炎上のリスクが高まるという事になりますね。

オイルコンディションにも注意を…

オイル交換

それともう一点、「エンジンオイル」も「燃える可能性がある」物資。エンジンオイルは簡単には火が付かないのですが、200℃以上に熱された状態だと燃えやすくなる性質があります。

もし、エンジンのダメージなどでオイルが大量に漏れるようなことがあれば、高温の状態になっている排気管などにかかりそこから発火~炎上、ということも。エンジンオイルが少し漏れている、というくらいではこうした事は起こりませんが、放っておけば少しずつリスクが高くなるといえそうです…。

このように、パーツの劣化からくる「ガソリン」「オイル」の漏れが炎上の原因になるのは事実です。日本では車検制度があるので、定期的にこうしたパーツのチェックは行われているといえますが、近年のクルマは各パーツもクオリティが上がっているので、交換整備、といったことをせず「といあえず車検を継続させる」という取り方もできるのが事実です。もしかしたらこうした事情も関係しているのかもしれませんね…。

10年ほど乗ったら、愛車の劣化を見逃さず、交換すべき所はコストかかれどしっかり整備、という覚悟が重要ですね。

日本の交通事情…

渋滞

近年はラテン車でも品質が上がり、「頻繁に壊れる」という車はなくなってきています。しかし、「日本での使用を前提には製造されていない」ということは変わらないのかもしれません。

日本の交通事情といえば、信号による頻繁なゴーストップ、また長時間の渋滞…。高出力を発揮するクルマにおいては、エンジンの冷却、が非常に重要。しかし日本での使用はエンジンの冷却には好ましい環境ではありません。

その上、クーラーや電子機器の使用も増えているため、エンジンへの負荷が高まる…しかし走行風での冷却がしにくい…。こうした製造国ではシミュレートしにくい要素も相まって、という事もあるかもしれません。

今回の事故を受けて、各メーカーも原因究明、対策に力をいれる事でしょう。いずれにしても、点検・整備を怠らず、愛車のコンディションをキープするのが我々のすべき「炎上対策」といえそうです。

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