足で開けるトランクも?ハイテク化していく車のトランクの新しい開け方

プジョー

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現在、ありとあらゆるものに先進技術が用いられるようになっています。たとえばトイレの便座。近づくだけで便座の蓋が上がるのに感動した方も多いでしょう。これはクルマの進化にも同じ事がいえますよね。今回はトランクの開け方、について触れてみます。
Chapter
各メーカー趣向を凝らしたトランクの開け方…
エンブレムがトランクを…
ハイテク仕様のトランクオープナー…
知らなければ乗れない!?隠し機能のクルマ…

各メーカー趣向を凝らしたトランクの開け方…

各メーカー趣向を凝らしたトランクの開け方…。かつて、トランクを開ける儀式といえば車内のオープナーレバーを引くか、リアについたキーシリンダーに鍵を差し込んで廻す、という事でした。もちろん、今でもこの古式ゆかしい手法を残している車種もあるでしょう。

しかしクルマの随所に電子制御が使用されている時代でもあり、またキーシリンダーを設けるといったデザイン上の制約から逃れる為に各メーカー様々なトランクオープナーを用意しています。中には個性的なもの、またハイテクを使用したものもありますので、ご紹介したいと思います。

エンブレムがトランクを…

VW社の採用しているのが、「エンブレム式」のオープナー。皆さんもVWのクルマの後ろに着くと丸い「VW」のエンブレムを確認できると思います。しかしこれがトランク(ハッチ)のオープナーになっているという工夫が凝らされています。

これであればデザイン上の破綻もないですし、一石二鳥。また駐車時等に使用する「リアビューカメラ」もあるといいますから、なかなかこうしたカラクリは面白いと感じますよね。元来、技術力の高いメーカーですから、襟を正して良いクルマをまた作って欲しいと願うところ。

またVW以上に面白いのが、「プジョー」です。プジョーのクルマは「307」や「508」などのナンバリングモデルが車名となっています。この車名たるロゴマークの数字「0」にトランクオープナーのボタンが仕込まれているのです。これは知らなければわからないですよね。なかなかフランス車らしいエスプリの利いた機能、というべきでしょうか。

ハイテク仕様のトランクオープナー…

現在、どんなクルマでもリモコンキー、あるいはスマートキーといったものの装備がありますよね。これを携行さえしていれば、ドアは勿論、トランクやハッチを触れるだけで開ける事ができます。しかし、最近ではさらに一歩進んで、タッチレスタイプが出てきたようです。

前述のように手で触る事開けるのではなく、リアバンパーの奥に「足をかざす」ことでトランクが電動でオープンする機能も、「BMW」や「レンジローバー」に採用されています。

また今年の東京モーターショーでジャパンプレミアとなった「レクサスRX」はさらに進んでおり、リアのエンブレムに「3秒ほど手をかざす」ことでトランクが開くという機構が採用されています。

トランクを開ける時は、当然「荷物を持っている」ケースが多く、手がふさがっているわけですから、こうしたタッチレス機能は大歓迎。自分のクルマにも欲しい!という方も多いのではないでしょうか。電子デバイスの進化は早いですから、近い将来廉価になれば、通常の量販車や軽自動車にもこの機能が搭載される可能性は高いといえるでしょう。

トランクオープナーひとつとっても、クルマは様々な技術の集合体である、という事を改めて感じさせられますね…。

知らなければ乗れない!?隠し機能のクルマ…

最新のオープナー事情を紹介しましたが、以前からこうした「カラクリ」っぽい機構を採用していたのが、英国のバックヤードビルダー「TVR」です。TVRといえば尖がったスポーツカーをイメージされると思いますが、ドアの開け方、トランクの開け方もなかなか捻ったものでした。

たとえばサーブラウ等TVRのモデルには「ドアの鍵穴」は勿論、「取っ手」もありません。知らなければ乗りこめず途方にくれますね…。実はドアオープンはサイドミラーの下に付いているボタンで行うのです。防犯対策にもなっているというべきか、なかなか捻った機構。当然トランクも、「リアエンブレムを押す」というカラクリ。

これは「知らなければ開けられない」という事で、最新のハイテクオープナーも同様かもしれませんね。いずれにしても、初めて乗る際は機能の説明をキッチリ受けたいものですね…。
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