「強化クラッチ」にはどのようなメリットがある?クラッチの強化方法や種類は?

そもそも「クラッチ」とは?

AT限定で運転免許を取る人の方が多い現代…。「クラッチ」とはエンジンの出力をミッションに伝える「動力伝達装置」の一部。

MT(マニュアルトランスミッション)の多くは「乾式多板クラッチ」と呼ばれる方式で、フライホイールを介してエンジンからの出力された回転を伝達する「クラッチカバー」をミッション側の「クラッチディスク」に圧着させ、その圧着力と摩擦力でエンジンが生み出した回転をミッションに伝達します。

それが「クラッチが繋がっている」状態ですが、その状態から運転席のクラッチペダルを踏めば圧着が解除され、エンジンの力はどこにも伝わらなくなる状態を「クラッチを切る」と言います。

クラッチはMT以外にもついている

オートマ車でもクラッチは存在し、流体クラッチの一種であるトルコン(トルクコンバータ)や自動で接続・解除する電磁クラッチ、あるいはMTと同じ多板式クラッチを油圧などで自動作動させる方式もありますが、トラックなどを除けばドライバーが手動で操作する事はありません。

なぜクラッチを繋いだり切ったりするのか?

クラッチを切る理由は主に二点あって、「MTの構造上、動力を伝達しながらシフトチェンジするのは(不可能では無いですが)難しく、クラッチを切って動力を切断した方が簡単」というのが最大の理由です。

しかしもう一点、「エンジン始動時にクラッチを繋いだままギアがN以外に入っていると、始動した勢いで暴走する危険がある」という重要な理由があります。そのためMT車では「クラッチを切り、シフトレバーを左右に動かしてN以外のギアに入っていない事を確認してからエンジン始動」が正しいエンジン始動方法です。15年ほど前の車からは「AT車ばかり乗っていて、慣れないMT車で急発進してしまうトラブル」を防ぐため、クラッチを切らないとエンジンがかからないようになりました。

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