ポルシェのボクスターをケイマン・911カブリオレと比較!どのモデルが買いか?

本格派ミッドシップ2シーター ボクスター

ポルシェ981 ボクスター

ポルシェの中ではエントリーモデルに位置づけられるボクスターですが、現在のモデルは3代目ボクスター981型になります。

1996年にデビューした初代ポルシェ ボクスターは、ミッドに2.5Lボクサー6気筒エンジンを搭載した2シーターのオープンモデルでした。初代ボクスターのモデル型式は986型。

 "ボクスター"名称は、ポルシェ特有のボクサーエンジンと、オープンスポーツを意味するスピードスター、を掛け合わせた造語であるそうです。

それまでのFRのクーペモデル、968型シリーズのレンジを埋めるために投入されたボクスターは、当時、ポルシェのなかではもっとも廉価でラインナップ。ボクサーエンジンを搭載していることもあって、人気モデルとなりました。

中古市場ではこの初代ボクスターが100万円以下で手に入ることから、深淵なポルシェワールドへの入り口となるモデル、ともいえるでしょう。

初代ボクスターはその後、2004年に2代目ボクスター987型、2012年には3代目ボクスター981型へと進化を続け、2016年から「718ボクスター」と名称も刷新。かつては3.5Lまで拡大されたエンジンは、ダウンサイジングの波もあり、2.0L水平対向4気筒ターボと、2.5L水平対向4気筒ターボのラインナップとなっています。

2シーターでエンジンはミッドシップレイアウトを取り、標準モデルの2.7Lと、ボクスターSやGTSの3.4L、そして最強モデルであるボクスタースパイダーの3.8Lのそれぞれ水平対向6気筒エンジンを搭載しています。

・ボクスター/2.7L NA
・ボクスターS/3.4L NA
・ボクスターGTS/3.4L NA
・ボクスタースパイダー/3.8L NA

価格は634万円〜1012万円までと幅広く、600万円台からポルシェが買えるというのはかなりのバーゲンプライスです。もちろん他のポルシェと同様、実際はそのままの素の価格で購入するのではなくオプションを入れるため、100万〜200万円程度は増えるようです。

ボクスター(2.0L)

最高出力:220kW(300 ps)/6,500rpm
最大トルク:380 Nm(38.7kgm)/1,950〜4,500 rpm
最高速度:275km/h、0-100 km/h加速:4.7秒~5.1秒
車両本体価格(税込):6,580,000〜7,104,000円

ボクスターS(2.5L)

最高出力:257kW(350ps)/6,500rpm
最大トルク:420N・m(42.8kgm)/1,900〜4,500rpm
最高速度:285km/h、0-100km/h加速:4.2秒~4.6秒
車両本体価格(税込):8,520,000~9,044,000円

ボクスターから進化したケイマン

ポルシェ ケイマン 2016

ケイマンがデビューしたのは2005年、2代目ボクスターの987型をベースとしたケイマンSが初出となります。ミッドに搭載された水平対向6気筒は、ボクスターの3,179ccに対して、3,387ccへとボアアップされていました。

その翌年、ベースグレードのケイマンが登場。こちらは、ボクスターと同じ2,687ccの水平対向6気筒エンジンを搭載。クローズドボディのミッドシップスポーツとして、高い評価を得ています。クローズドボディのミッドにエンジンを搭載するという素性の良さから、スポーティな特別仕様も多くラインナップされてきました。

2008年には3.4L、226kW(303ps)を発揮するケイマンSスポーツと、246kW(330ps)のケイマンR、また2015年には3.8Lの排気量から287kW(385ps)を発揮する強烈なエンジンを、専用のボディに搭載したケイマンGT4などがありました。

現在は、ボクスターとともに「718型」へと進化し、エンジンラインナップも同様、2.0Lと2.5Lが用意されています。

価格は、
・ケイマン(2.0L)…車両本体価格6,714,000円
・ケイマンS(2.5L)…車両本体価格8,654,000円

ケイマン(2.0L)
ケイマンS(2.5L)

ボクスターかケイマンか

かつてボクスターをベースに生まれたモデルがケイマンです。

ケイマンは、エンジンのミッドシップレイアウト、クローズドボディということもあって、ときおりハイスペックなグレードがリリースされますが、基本は兄弟車です。

現行モデルは、パワーユニットも均一化されていることから、どちらかを選ぶ、というのは「オープンかクローズドか」という選択に委ねられているともいえましょう。

個人的には、オープン仕様のボクスターが魅力的に映りますが、約10万円の価格差をどう考えるか、ユーザーのポルシェに求める姿や使用環境によって変わってくるのではないでしょうか。

今後、718ボクスター/ケイマンにそれぞれ過激な仕様もラインナップされる可能性は少なくないとは思いますが、これまでのハイパフォーマンスモデルがそうであったように、911のスペックを越えるモデルはよほどのことがない限り発売されることはないでしょう。

一方で、中古車を狙っている方には、いずれも新型に刷新されたことから、相場にも変化がありそうです。最終の981型も予算の射程圏内に入る…かもしれませんよ。

軽量2シーターミッドシップ、そしてボクサーエンジンといったドライビングプレジャーの詰まった両車。人生に一度味わうべきクルマ、といえるでしょうね。

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