意外とお値打ち?いすゞ 117クーペの美しさとは?

ジウジアーロによるデザイン

まずは117クーペの美しい姿を見てみましょう。

117クーペの日本車離れしたデザインは、往年の名デザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロによってデザインされたものです。いすゞとジウジアーロの関係は、ジウジアーロがイタルデザインへと移籍した後も続きました。

前後のホイールアーチに沿ったフェンダーラインは、当時のイタリアンデザインの面影を残しています。また、大きなガラスエリアに細いピラー、ステンレス製ウィンドウガーニッシュなど、当時としては斬新なデザインが随所に見られます。

117クーペはスポーツカーとしては凡庸の性能でした。けれども、グランツアラーとしての快適さは十分兼ね備えていましたし、何よりそのデザインだけで買う価値はあったものです。

117クーペには3つの世代

117クーペは3つの世代に別れます。第1期と呼ばれる1968年~1972年までに生産されたモデルは、少量限定生産車であったことから、「ハンドメイドモデル」などと呼ばれます。実際に、各所が手作業で製作され、その結果として当時としては非常に高価な172万円もの価格が付けられました。3年間で2458台しか生産されていないため、コレクターズアイテムとしての価値は最も高いと言えるでしょう。

1973年〜1976年にかけて生産された第2期は、GMと提携したこともあり、量産化モデルとして生まれ変わりました。量産化の代償として、多くの場所でコストダウンが行われました。一方で、若年層をターゲットにしたXC-Jというグレードも用意されるなど、その人気に拍車を掛けました。

最後の第3期は、1977年〜1981年まで生産されたモデルを指します。排ガス規制の関係でカタログ落ちしていたXGグレードが復活したり、ラグジュアリーグレードが複数登場したりしました。

117クーペの相場は?

意外とお値打ち?117クーペの相場。

実はこの117クーペ、旧車の中では比較的お値打ちな部類に入ります。現在でも100万円前後の個体が、中古車市場で流通しているようです。ハンドメイドモデルであっても、300万円前後で取引されていることがあるようです。ただし、年代物なのでその後の費用を含めると、必ずしもお値打ちとは言えないかもしれませんが。また、117クーペの場合、パーツの入手などで他のメーカーの旧車よりも苦労するかもしれません。

それでも、貴重であり美しいクルマである117クーペを所有するのは大きな喜びとなるでしょう。また、近年ではクラシックカーの相場が高騰しており、日本車も例外ではありません。117クーペは、投資物件としても価値のあるものと言えるでしょう。

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