R35 GT-Rに果敢に挑んだセリカ ST205…両者のゼロヨン対決の結末とは?

R35GT-Rの世界的な人気

日産 R35 GT-R 2017

スーパーカーとスポーツカーの線引き、明確な違い。と言うのは少し難しい気もしています。例えば、フェラーリはスーパーカーですが、ポルシェと聞くとスポーツカーと言うイメージ。

これまで、スポーツカーの世界では、ポルシェ911が世界中の指標でした。RRだけでなくAWDモデルも含め、市販スポーツカーの指標でもあります。もちろん、GT-Rもそのポルシェ911の後追うかのように設計されたモデル。しかし、今やR35GT-Rは世界中から注目を浴び、ポルシェ911に匹敵する、あるいはポルシェ911より速いスポーツカーとして人気を集めています。

全ては速さと効率のため、マニュアルトランスミッションをあっさりと捨てDCTのみとした割り切り。そのうえで、トランスアスクル構造を採用し、速さを求めています。このサイズ、排気量のスポーツモデルとしては決して重いとは言い切れない1700㎏という車重にも、スポーツカーとしてのこだわりを感じる部分。

これまでのスカイラインGT-Rは、海外の車好きからたくさんの人気を得ていましたが、海外で販売されていませんでした。あくまで右ハンドルモデルのみの生産となり、イギリス等、左側通行の国では限定的に販売されたケースがあるようですが、基本的には国内モデル。これまで手に入りにくかったという事も作用して、世界中の車好きが熱狂する一台になっています。

対するST205は?

トヨタが1990年代に、WRCで勝つために開発したといっても過言ではないスポーツカー。先代ST185セリカGT-FOURが、WRCで輝かしい成功を収め、それを引き継ぐ形で開発、設計されたモデルでもあります。

ヤマハが開発した3S-GTE型ターボエンジンは、直列4気筒2000ccエンジンながら255psを発生。これをフルタイム4WDシステムで駆動し、ラリーなどの過酷な環境下でも高い走破性を発揮します。

この3S-GTEは非常に素晴らしいエンジンであり、WRCだけでなく、JTCCやJGTCなどを初めとした多くのレースシーンで活躍したエンジンです。現在でも全日本F3選手権でノンターボの3S-GEが活躍している程よくできたエンジンと言えます。ベースはコロナ系のシャーシであり、専用設計となるR35とは少し異なりますが、非常にポテンシャルの高いスポーツカーであることは間違いありません。

次ページさて勝負の行方は…

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