ピレリタイヤは国産タイヤと比べて何が優れているのか?そのメリット・デメリットとは?

ピレリというメーカー

タイヤ

ピレリ(PIRELLI)、またはピレリタイヤは、イタリア、ミラノ市に本社を置くタイヤ、フィルターなどを製造する企業です。タイヤメーカーとしては、現在、シェアは世界第5位、ヨーロッパではミシュランと並ぶ、信頼のある大手メーカーとして知られています。設立当初は通信ケーブルなどを生産していましたが、自転車用タイヤから始まったタイヤ部門が、1901年に初めての自動車タイヤが発売されて以来、生産の中心が自動車タイヤとなりました。

F1やWRC等のレース活動にも積極的に取り組んでおり、タイヤの品質と技術の向上にも意欲的なメーカーとして知られています。F1は一時期撤退していましたが、近年、タイヤサプライヤーとして再度参入したのは記憶に新しい所です。

※画像はイメージです

多くのスーパーカー、スポーツカーに採用されるピレリタイヤ

イタリアといえば、フェラーリやマセラティ、ランボルギーニなど有名な高級車・スーパーカーが生産され、また大衆車でもアルファロメオやランチアなど、スポーティな性能を持った車が多数生産されている国です。

そんなお国柄か環境からか、時速300kmオーバーのスピードでも確かな性能を発揮する高性能タイヤが生まれ、これらの高級車やスーパーカーメーカーに採用されています。

また、こうした高級車、高性能者へのピレリタイヤの採用はイタリア車だけにとどまらず、ポルシェやAMG、アウディ、BMWなど多くのクルマメーカーに採用されOEM供給しています。

ピレリタイヤの大きな特徴は、その外観が個性的で独特な形状をしていることです。日本の国産メーカーのタイヤのようなか配った形状とは異なり、ショルダー部からサイドウォールにかけて穏やかに弧を描く独特のフォルムであり、他のブランドとは一線を画すエレガントなイメージを持っています。


ピレリタイヤの長所

ピレリはスポーツタイヤ色が強いメーカーであり、長所はそのスポーツ性能そのものであると言えるでしょう。ブレーキ性能やハンドリング性能はもちろん、高速走行時の安定性も優れていることに加えて、重厚感も高いため、こうした点を日本のメーカーのタイヤよりも高く評価されるようです。

特徴的なショルダー部のカーブの形状も、サイドウォールの強度に不安があるのではなく、しっかりとした強固な造りの上での特徴的なカーブです。見た目からフワフワとした柔らかい乗り心地のイメージを連想しがちですが、実際はしっかりとしたロードインフォメーションを伝え、素直で上質な高性能を実感させてくれます。

ピレリタイヤはスポーツ走行に適した、上質かつ高性能なタイヤなのです。

ピレリタイヤの短所

ピレリタイヤの短所は、乗り心地が硬めで、走行中のロードノイズが大きいことです。ピレリタイヤのロードノイズが大きいことは有名で、ピレリノイズというネーミングが付けられる程。

そのノイズは、一般道ではさほど気になるレベルではありませんが、高速道路等で時速80Kmを超え始めたあたりからノイズが大きくなり、音楽やカーナビの音声案内がかなり聴き取り辛くなることもあるとのこと。また、通常のピレリの夏用タイヤが、他社のタイヤメーカーのスタッドレスタイヤよりもノイズが大きくなるとも言われています。日本のメーカーのタイヤのような静粛性を求める方には向かないかもしれません。

また、もう一つの短所としては、品質にばらつきがあることです。トップモデルと廉価品の差が物凄く大きい傾向があるようです。廉価版は中国製の製品が多く、品質が良くないものもあるようです。また、タイヤごとの重量バランスにもバラつきがあると言われています。

こうして見ると、ピレリタイヤは、高性能だけれども、品質はそれほど良くないと言えるかもしれません。高性能で燃費も静粛性も、という日本国産のタイヤとは違い、性能一本に割り切った感のある、尖ったイメージのタイヤと言えるでしょう。F1やWRCで活躍していることからも、その高性能ぶりが分かります。

静かな走りには向きませんが、スポーツイメージを前面に押し出し、エキサイティングな刺激に溢れたイタリアらしいタイヤですね。

スポーティな車が好きで、日本のタイヤメーカーとは趣が異なるピレリタイヤも一度、試してみるのも良いかもしれません。

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