なぜセンターメーターが採用されるのか?メリット・デメリットは?

なぜセンターメーターが採用されるのか?

通常クルマの計器類は運転席側にあります。しかしセンターメーターのクルマは文字通り、運転席と助手席をはさんだ「センター」にあります。慣れればいいのかもしれませんが、やはり違和感があるのは否めません。

確かに、カーナビやオーディオ空調といったパネルと視線のポイントは近いのでそれは良いかもしれませんが、肝心の運転の際、視認性に違和感を感じるのはデメリットではないでしょうか。なぜメーカーはそんなセンターメーターを導入するのでしょうか?

メリット・デメリットは?

メリット
これは前述のように、コストダウンです。右ハンドル・左ハンドルのクルマでも同じパーツが使えるのがメーカーサイドも意図したところでしょう。それとステアリングの目の前に計器がなくなった分、「前方視界が増える」という点も指摘されています。

視覚的にも、運転席から離れることによって、車内外の焦点距離の差が通常のメーターよりも狭まるため、人間工学的な意味での「視認性」が良くなる(=ピントが合わせやすい)、という点も挙げられています。それと出た当時は、「デザイン面での斬新さ」というものも挙げられていたように記憶しています…。

デメリット
いうまでもなく、視認性に違和感がある、という点ですね。これは多くの方々が指摘をしています。またスポーツドライブには不向きである点も指摘されていますね。
とにかく不評の声が多く、一時期多くのクルマに採用されたセンターメーターも、マイナーチェンジ等で廃止にするケースも出てきています。

センターメーターの動向は…

トヨタ プリウス 4代目

北米や欧州、世界中に販売網を展開しているからこそ採用するのがセンターメーター。それゆえにトヨタ系が多いようです。

・トヨタ プリウス 初期モデルからセンターメーターを採用。
・トヨタ エスティマ 二代目モデルからセンターメーターを採用しています。
・トヨタ アクア 5ナンバーハイブリッドデビューモデルも採用。

他方で、センターメーターを廃止するモデルも出てきています。

・トヨタ ノア、ヴォクシー
トヨタの開発サイドの見解としても「センターメーター廃止は良好な視界確保のため」というコメントがあったようです。なんとも印象的な事象ではないでしょうか。

コストダウンよりも大切なこと

確かに、コストダウンとしては一定の効果がでるセンターメーターですが、それにより視認性が悪化、クルマの評価が落ちる⇨売上げが落ちる、という事になっては本末転倒。今後もこの流れは進むと思われます。

意外に見落としがちですが、メーターをはじめとする「インフォメーション分野」は非常に重要であり、実際にAUDIをはじめ各メーカーも視認性の向上と「より多くの情報を安全に提供するツール」として再認識・開発を進めています。コストダウンも必要かもしれませんが、やはり命をあずかるクルマには安全なメーターコンソールを望むところです。

またクルマ好きの私達としては、アナログ計器に囲まれたコクピットというのがなんとも心地よく感じてしまうのではないでしょうか。

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事