なぜランエボ・ワゴンは海外で人気なのか?その魅力とは?

どことなく大人っぽい、そこも魅力

ワゴンボディによる実用性やオートマチックも選べるイージードライブという要素が、このクルマを「大人」にも選ばせる要因になっていたことは間違いないでしょう。どこか若者向けといった印象のあったランエボは、間口を広げたことで大人も取り込むだけの魅力を備えるに至った訳です。

たとえばこの内装の仕立て。黒のレザーとのコンビで、落ち着いていてシックな雰囲気を備えているあたり、これまでのランエボとはちょっと異なった趣ですよね。とくに室内に関してはユーザーの年齢層をはっきりと左右する要素ですから、こうした仕立てとしてきているということは、三菱自身も今までとは違った「層」を取り込みたいと狙ってのものと思われます。実際に街中を見てもランエボワゴンや同時期のGTAに乗る大人のドライバーが多かった記憶があります。

また同時に、ランエボというクルマのユーザー、あるいはファンの年齢が、年を経ることに合わせて上昇していたという現実もあるのだと思います。若くして初期のランエボを手にしていたユーザーは時間とともに年齢を重ね、家族を持ち、走りだけではなくユーティリティも必要になり始めた、そんな実情も反映していたのかもしれませんね。


今回はちょっと異色の「ランサーエボリューション・ワゴン」についてを取り上げてみました。異色、というのもワゴンはこの代限りで次世代には引き継がれなかったという点です。第四世代のランエボはさらにハイテク武装に磨きをかけ、戦闘力を増していくことになりますが、第三世代のエボワゴンで見せたような大人っぽさよりも、また改めてストイックに走りを追求したモデルとなっています。やはりエボワゴンはユーザーにはあまり受け入れられなかったのでしょうか。

中古車市場を見ても台数はおおよそセダンの3分の1程度の流通量、価格もセダンと同じか、場合によってはやや割安なこともあるようです。個人的にエボワゴン、中古車で購入するには大穴だと思います。スポーツモデルとは言え、多少はおとなしく乗られてコンディションの良いものが選びやすいと想像できることや、希少性と価格も魅力に挙げられると思います。ランエボご購入の折には一度ご検討されてはいかがでしょうか。

<前田恵之進>

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