なぜランクル200系にはディーゼルが設定されないのか?

ディーゼルが搭載されないワケは?

ランクル70開発主査の小鑓貞嘉氏は「車格や重量を含めこのクルマはV8のサイズでいかないと価値が生まれないので、プラドの4気筒を搭載するということはない。セグメントやヒエラルキーを持ってクルマを作っていかなければと考えていて、車格というのを非常に大事にしている」と仰っています。

確かに、ゆうに2tを超える大型クロスカントリー、V8クラスの大排気量エンジンでないと不安になる。というのもわかる気がします。BMWのダウンサイジング化も進んでいて、あの5シリーズが、今の主力は2,000ccとなっています。しかし、日本では520iとしてしまうと貧弱感が出て売りにくいという事情もあり、グレードとしては523iとしているとのこと。

そういうことも考えると、フルサイズのランドクルーザーなので、4,000ccクラスじゃないとカッコがつかない、信頼性が損なわれる、というのも事実かもしれませんね...。

過去のランドクルーザーはどうだったのか?

ランドクルーザーという名前になったのは1954年のことです。この頃の事について細かく調べてみると、既に3,400ccのガソリンエンジンとなっていました。その後、1973年にディーゼルエンジンを搭載。また、同じくこのとき3,600ccの6気筒のディーゼルエンジンも搭載していようですね。

ボディサイズや車重なども相まって、「大きくどっしりとした車」というイメージが既にできあがっていたことが伺えます。また、そのボディサイズやエンジンの大きさが、ランドクルーザーの信頼の証でもあるのかもしれません。

まだまだ現存車も多い80系はいかに?

バブル景気を境に、足かけ約10年間販売され、よく街中で見かけたランドクルーザー80系!なんと、4,200ccディーゼルと4,000ccガソリンエンジンの二種類がラインアップされていました。その後エンジンラインアップの変更に伴い、4,500ccのガソリンなども搭載されたようです。

当時、センチュリーを除けば、トヨタの大排気量エンジンと言えば、セルシオかマジェスタ、ソアラ、アリストと言った、錚々たる車格の車たち。もはやランドクルーザーは一つのRVではなく、トヨタの高級車の一つとなっていきます。

セルシオを境に始まった、北米でのレクサス戦略についても最上級SUVとしてLXの名前を冠して輸出されています。

さらに高級感深まる100系/200系

まだまだ現役の車も多い、100系ランドクルーザー、この頃からレクサス戦略も明確になり、ランドクルーザーシグナスという、レクサスのエクステリアを纏ったモデルも販売されていましたね。

100系では4,100cc/4,500ccと大きいエンジンが搭載。時期を同じくしている、30系セルシオでも、4,300ccのエンジンでしたので、そのエンジンサイズとトヨタが、あるいは顧客がランドクルーザーに何を求めていたかが伺えます。

次いで200系はさらなる大型化。もちろん排気量も4,500cc~5,700cc(北米仕様)へと拡大。これは北米でのリンカーンナビゲーターや、キャデラックエスカレードなどの競合と相対するためのセッティングでもあると思いますが、これほどまでに大きなエンジンの日本車は他に無いくらいです。

名実共にプレミアムSUVとなったランドクルーザー。4,000ccオーバーのV8という設定も頷けます。

いかがでしたか?排気量の大きさは、スムーズなアクセルレスポンスにつながります。それはやはり大きな安心感につながる事に間違い有りません。こういった安心感からも大排気量エンジンでランドクルーザーを作るという点は理にかなっています。

ダウンサイジングターボは、非常にできが良く、おそらくそれでも問題はないであろうと理解できます。しかし、それ以上にランドクルーザーのイメージが、ボディもエンジンも大きくて安心という印象の車であるため、やはり小排気量ターボというのは貧弱に見えてしまうのかもしれません。

便利なダウンサイジングターボですが、車に求める性格に応じて使い方も多様です。むしろ、大排気量ハイブリッドに期待が高まりますね。

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