クラウン、レクサス、セドリック...VIPなクルマのタイヤが「ハの字」な理由とは?

【東京オートサロン】WANLIタイヤ

「ハの字」なVIP達

クラウンやアリスト、セドリックやはたまたレクサス、メルセデスと言った高級車をカスタムする上で避けて通れないジャンル「VIP」。語源からすると「VeryImportantPeople」=重要人物となります。セレブが乗る車が「VIP」と解釈すると高級な車種ほどエラそうに見える。

ヤンチャな人たちに選ばれるのも納得がいきます。しかし日本で見るこれらのカスタム車は手を加えられれば加えられるほどタイヤが「ハの字」を切ってありえないほどの角度に傾いていきます。構造的にいったいどうやってタイヤが傾くのか?なぜこんなことをする必要があるのか?その謎に迫るためにはある程度時代を遡らないといけません。

「ハの字」文化の発祥を検証してみましょう。

タイヤに角度をつける理由

タイヤに角度をつける起源はモータースポーツにあります。もちろんこんなに極端な角度をつけて走ることはモータースポーツではありませんが、アライメントといってタイヤには様々な方向から微妙に角度がつけられておりまっすぐ走るためにも実際はタイヤはほんのわずかナナメに角度をつけて取り付けられているのです。

昔のスポーツカーはコーナーを速く曲がるためや曲がっている時の操作性を上げるためにアライメント調整のうち、とくに「キャンバー」と呼ばれる角度調整を行っていたので速く走る高性能な車=キャンバー角度の付いた車、という認識がありました。

当時は車で速く走るという部分において暴走族と走り屋の区別が今ほどはっきりしていなく、モータースポーツに憧れたり高性能車で自己主張する事も非常に近い文化圏にありました。

「ツッパリ」と「レーシング」

やがてこういった文化も暴走族として「ツッパリ」に行く者と走り屋として「レーシング」に行く者と別れてきました。特に「ツッパリ」にく若者たちは自己を強く主張し、より高性能や高級と言った分野を追及していくと次第に車種はスポーツカーからセダンなどの高級車にスライドしていきました。

車種は変わっても彼らの文化起源となった「キャンバー角度」は現代まで受け継がれており、当初の高性能という解釈から角度がついているほどエラい!という独自の文化へと変わっていったのです。

タイヤを極端に斜めに取り付ける事でまっすぐ走らなくなったりハンドル操作が非常に困難になったり、あるいはタイヤも編摩耗し続けお金もかかったりと決して良いことばかりではありません。

しかし、これらを続ける人たちのにはその人なりの基準で「エラい」「カッコイイ」と判断できるものがあるのです。若者の車離れが叫ばれる中、決してこれらが良いこととは断言できませんが、ポリシーと情熱をもって乗り続ける事には拍手を送りたいと思います。

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