GT-Rの幻の4ドアモデル…!BCNR33 GT-Rスカイラインは何がスゴいのか?

スカイラインGT-Rオーテックバージョン 40th ANNIVERSARY

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失敗作などと言われてしまうことも多いR33GT-Rですが、開発陣の強いこだわりを感じるモデルも存在します。
このスカイラインGT-Rオーテックバージョン 40th ANNIVERSARYの存在はR33GT-Rが決して手抜きで開発されたクルマではないと証明している一つだと感じさせてくれます。
Chapter
GT-Rなのに4枚ドア!?
パトカーとしても大活躍
チューニングベースとしても2ドアGT-Rと同様に活躍!
中古車が新車以上の値段に!?

GT-Rなのに4枚ドア!?

R33GT-RのベースモデルであるスカイラインにはENR33、ECR33、ER33、HR33などが様々なモデルが存在しますが、2ドア、4ドアという大きな違いを除けばボディはおおよそ共通のものとなっています。
通常ニッサンのスカイラインGT-Rは2ドアクーペの車であり、4ドアセダンの設定はありません。
しかし、RB26系・四代目GT-RであるBCNR33型のGT-Rには4ドアセダンの設定があります。

この4ドアのGT-Rはニッサンの子会社であり、特装車事業やチューニングカーなどを手がけるオーテックがスカイライン生誕40周年として制作した車両で1997年12月8日発表/発売がされ、たった”422台”のみ制作されました。


勘の良い方ならすでにお気づきかと思うのですが、この4ドアVerのGT-Rは2ドアGT-Rと形式名は同じ「BCNR33」なのです。
そもそもR33型スカイラインGT-Rはスカイラインをベースにしてはいますが、GT-Rではワイドボディ化などによりボディは別物となっています。
この4ドアR33スカイラインGT-Rはスカイラインの4ドアのベースにして制作しているのはなく、R33GT-Rをベースに制作されているのです。
もちろん4ドアになるために別物となり、この少ない生産台数のために新しくリアドアとリアフェンダーの金型を起こして制作されたものとなっています。

この作りこみからもニッサン・オーテックがスカイラインGT-Rにかける情熱が伝わりますね。
このほかにも変更点があり、フロントバンパ-の変更やリアスポイラーの取り外しなどの点が見受けられます。

パトカーとしても大活躍

4ドアGT-Rは一般市販はもちろんされていましたが、警察へ納入もされパトカーや覆面車両としても活躍をしました。

埼玉県警や神奈川県警に導入されていた模様です。
警察車両になっていますがスカイライン高性能モデルの証、GT-Rバッジはつけたままでありフロントグリルに堂々と輝いています。
警察車両なので特別装備としてパトランプや無線機がもちろん搭載されています。

周知通り高い動力性能を誇るGT-Rですので高速道路で取締りをしている姿が目に浮かぶようですね。

このパトカーがバックミラーに見えたのなら逃げようという気も起きないかもしれません。

チューニングベースとしても2ドアGT-Rと同様に活躍!

上記のとおり丁寧な作りで出来上がったこの4ドアGT-Rは、2ドアGT-Rにも引けを取らない性能を見せたと聞きます。
基本的には通常のGT-Rと変わらず”RB26DETT”・”ブレンボブレーキ”・”アテーサETS”などを搭載しており2ドアGT-Rと外見の違いはあれど、性能に関するものに妥協は感じられせん。
チューニングパーツはもちろんR33GT-Rと同様のものが使えるのでチューニングベースとしてもポテンシャルが非常に高いです。

GT-Rには当初から「羊の皮をかぶった狼」という趣がありますが、このR33GT-R4ドアにはまさしくこの言葉が似合うモデルだといえるでしょう。

中古車が新車以上の値段に!?

中古車の市場で中古車価格がそのクルマの新車価格が上回ることは少ないことではありません。
今回取り上げている「スカイラインGT-Rオーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」のように特別仕様車ではこの様な傾向が強いです。
程度の良い、ノーマルに近い状態の限定車は高い価格で市場に出回り、結果として新車価格を超えてしまうのです。

つい最近ではポルシェの911シリーズの中古車市場ではそのような傾向が見られます。
もしメーカーからこのような限定車が出るのであれば、資産として趣味として購入するのも一つの選択かも知れません。


4ドア4シーターのGT-R。稀有な存在ですが、実用性と趣味性を非常に高い地点で兼ね備えたクルマだとは思いませんか?
次の愛車候補の一台に入れるのも面白いかもしれませんね!
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