憧れのミッドシップスポーツカー!中古車相場と基本維持費はどれくらい?

初代ホンダNSX

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ミッドシップと聞くとスポーツカーやスーパーカーというイメージで、一度はミッドシップのスポーツカー乗ってみたいという方も少なくないのではないでしょうか?
しかし、国産車で現行モデルのミッドシップスポーツカーは残念ながらS660のみ。
そんなわけで、国産・輸入車問わず、新旧ミッドシップのスポーツカーを中古車でピックアップ。中古車相場と最低限の維持費をまとめてみました。

※実際の維持費や保険料は、車の状態や保険会社などによって変動しますので予めご了承下さい。
Chapter
憧れのミッドシップスポーツカー
トヨタ MR-S
ホンダ ビート
ポルシェ ケイマン
ホンダ NSX
フェラーリ 360モデナ

憧れのミッドシップスポーツカー

皆さんご存知の通り、エンジンの搭載法の1つで、車体の中心近くにエンジンを配置した構造のミッドシップ。フロントミッドシップと呼ばれるレイアウトもありますが、一般的にはリアミッドにエンジンを搭載し後輪駆動するものを指し、MRと呼ばれたりします。

ではミッドシップにするメリットは何でしょうか。それは、自動車に搭載するパーツの中で最も重いエンジンの搭載位置が車体重心近くになることにより、旋回に入りやすく、また止めやすくなるためです。そのため、高い運動性能が求められるスポーツカーにMRが採用される事が多いのです。

本記事ではそんなミッドシップスポーツカーをピックアップして、中古車の相場と最低限の年間維持費をまとめてみます。なお、維持費項目は下記の条件で算出しています。

・ガソリン代は年間5,000km走行、ハイオク@¥150、レギュラー@¥140と仮定
・自動車保険料は対人・対物無制限、30歳以上、運転者限定なし、免許証ブルー、車両保険あり、15等級の条件で統一したネット型保険の参考料金
・燃費はユーザー燃費サイトの値を基に算出
・自動車税以外の費用は、おおよその目安として5,000円単位に丸めてあります

トヨタ MR-S

国産車でミッドシップと言えば、MR2とMR-Sをまず思い浮かべる方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか?

初代MR2は1984年に発売され、1999年からは後継車としてMR-Sが販売されました。MR2、MR-Sともに車重1t前後のライトウェイトスポーツカーで、その軽量さゆえのハンドリングには定評がありました。エンジン排気量が小さめで、エンジンオイル量もあまり必要としない為、メンテナンス費等も普通の2Lクラスと変わりません。

【中古車相場】約40~150万円
【2001年式/年間基本維持費】
自動車税:45,400円(15%重課)
車検時諸税等1年分(重量税、自賠責、検査手数料):約25,000円
ガソリン代(14km/L):約50,000円
自動車保険料:約55,000円
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基本維持費合計:約176,000円

ホンダ ビート

現在人気沸騰中のS660の前身モデルにあたる軽スポーツ。いまだに一部で高い人気の車種ですが、さすがに発売からの経過年も20年以上になってきたため、状態のよい車両を見つけるのは難しくなってきました。

軽自動車のため、基本維持費は非常にお安く済みます。ただし、経年劣化によるメンテナンス頻度は高くなることが予想されるので、車両状態によっては普通車レベルのメンテナンス費が必要になるかもしれません。

【中古車相場】約20~150万円
【1992年式/年間基本維持費】
自動車税:7,200円
車検時諸税等1年分(重量税、自賠責、検査手数料):約18,000円
ガソリン代(17km/L):約41,000円
自動車保険料:約20,000円(18年超の為、車両保険不可)
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基本維持費合計:約90,000円

ポルシェ ケイマン

ポルシェのエントリーモデルケイマン。オープンカーのボクスターと兄弟車にあたり、水平対向エンジンをミッドに搭載します。2005年に初代が発売され、現在のモデルは2代目にあたります。

ちなみに他の紹介車種と違い、ケイマンのエンジンはリアフードを開けた上にカバー類を外さないとエンジンが姿を現しません。

【中古車相場】約220~520万円
【2008年式/年間基本維持費】
自動車税(2.7Lモデル):51,000円
車検時諸税等1年分(重量税、自賠責、検査手数料):約30,000円
ガソリン代(10km/L):約75,000円
自動車保険料:約75,000円
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基本維持費合計:約230,000円

ホンダ NSX

国産ミッドシップスポーツ代表と言えば、やはりNSXでしょうか。1990年に初代が発売され、2005年まで販売されました。発売当初はバブル最盛期だった事もあり、3年先まで予約が入るという事態に。さらに中古車価格が新車価格を上回る現象まで見られました。

発売以降25年が経過しましたが、高年式や走行距離が少なく状態の良いものは1,000万円以上の値が付きます。今年は販売終了から10年の時を経て、新型がついに復活です。ビート同様、NSXも経年劣化によるメンテナンス頻度が高くなる可能性が高いので、通常の維持費+アルファが必要だと思われます。

【中古車相場】約300~1,000万円
【1991年式/年間基本維持費】
自動車税(3Lモデル):58,600円(15%重課)
車検時諸税等1年分(重量税、自賠責、検査手数料):約35,000円
ガソリン代(6km/L):約125,000円
自動車保険料:約20,000円(18年超の為、車両保険不可)
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基本維持費合計:約240,000円

フェラーリ 360モデナ

ミッドシップスーパーカーといえば、フェラーリやランボルギーニがその代表と言えるかと思いますが、その中でも中古の玉数が多いフェラーリ360モデナを取り上げてみました。リアのエンジンフードから見えるV8エンジンが、スーパーカーである事を主張しています。

リーマンショック後、一時は相場がかなり下がりましたが、現在は3年くらい前と変わらない、もしくは少々高い相場となっています。 スーパーカー系全般に言えますが、故障や修理の費用が高額になりがちなので、中古車選びは慎重に。

【中古車相場】約670~1,200万円
【2000年式/年間基本維持費】
自動車税:76,400円(15%重課)
車検時諸税等1年分(重量税、自賠責、検査手数料):35,000円
ガソリン代(6km/L):約125,000円
自動車保険料(車両保険算出不可の為、推定):約200,000円
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基本維持費合計:約440,000円
ミッドシップスポーツカーというだけで、なんかカッコよく思えてしまうのは私だけではないと思います。

特にリアのエンジンフードからエンジンが見える車種のスペシャル感はたまりませんね。みなさんも、ぜひ一度はミッドシップスポーツカーに乗ってみてはいかがでしょうか?
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