乾燥重量、車両重量、車両総重量の違い

車両重量=車両が走れる状態

栃木工場

まず「車両重量」ですが、これは車両が走れる状態という認識で良いと思います。冷却水、エンジンオイル、ガソリンは満タン状態で、工具やスペアタイヤは搭載せず、人間も荷物も載せません。メーカーオプションの選択の違いによって、カタログの重量表記が異なるのはこのためです。

ライン上で装着したオプションは、車両重量に含まれます。一般的に、この「車両重量」をもって、そのクルマの体重という認識を多くの方がされていると思います。

車両総重量=可能な限り積み込んだ重さ

次に「車両総重量」は、とにかく積めるだけ積んだ状態です。

乗用車と商用車では異なり、乗用車の場合は車両重量に乗車定員分の重量を足したもの。商用車では、車両重量に乗車定員分の重量と荷室の最大積載量を足したものになります。

日本の基準だと、乗員は1人あたり55kg換算です。一般的な車重は、この車両総重量を指しており、自動車重量税も車両総重量をもとに計算されています。

「乾燥重量」=フェラーリの重量表記

フェラーリ 488 GTB

フェラーリの重量表記は、伝統的に「乾燥重量」を採用しています。

これは冷却水やオイル、もちろんガソリンも搭載していない状態の重量のことを指しているものです。素の状態、本当の重量ともいうべき「乾燥重量」ですが、しかし水やオイルを入れない状態というのは実用に即していないと感じるかもしれません。

ただ、これはレーシングカーの重量表記が「乾燥重量」だったりすることからもわかるように、フェラーリは公道を走るレーシングカーというスタンスで、「乾燥重量」を用いるのはその表れということのようです。それだけで、フェラーリは特別な乗り物という印象を抱いてしまいます。

クルマの重さのモノサシひとつ取っても、これだけの違いがあることがわかります。ときに運動性能、加速性能に影響し、現代的には燃費において大きく意味を持つのがクルマの重さです。購入の際には燃費やエンジンパワー、トルクのみならず、「車両重量」という性能も重要視なさってみてはいかがでしょうか。

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