2015年秋発売！レクサス新型RXはNXと何が違う？

日本国内では、2009年より販売が開始されたレクサスRX。日本名「ハリアー」の初代および2代目が、北米市場ではレクサスRXとして販売されていました。現行モデルにあたる3代目RXより、日本でもレクサスブランドとして販売されています。

中でも、トップグレードであるハイブリッドモデル「RX450h」は、新車はもちろん、中古車市場においても人気を博しており、高いリセールバリューを持つ1台とされています。

去る2015年4月1日に米国で開催された、ニューヨークオートショーにてお披露目された新型RX。日本では、2015年秋に新型へフルモデルチェンジする予定と言われています。

メルセデス・ベンツやBMW、ポルシェなどに加わり、いまやランボルギーニやベントレーまでもが参入しつつあるプレミアムSUV。数百万円で買えるものから数千万円に至るモデルまで。まさに、プレミアムSUV群雄割拠の時代と言えるでしょう。

ユーザーがレクサス新型RXを購入すると仮定した場合、新車のSUVだけでもこれだけのライバルがひしめく激戦区なのです。
・トヨタ ランドクルーザー200
・メルセデス・ベンツGLE(現M-Class)
・BMW X3
・BMW X4
・アウディ Q5
・ポルシェ マカン
・レンジローバー・イヴォーク
・ボルボ XC60
・ジープ・グランドチェロキー

レクサス新型RXが射程圏内にあるユーザーは、さまざまなモデルを比較検討しながら、自分のライフスタイルに合う1台を導き出すことになるのです。これは楽しくもあり、実に悩ましい選択です。

では、これだけ強力なライバルがひしめく状況において、レクサス新型RXを選ぶアドバンテージはあるのでしょうか？

トヨタが、世界の名だたる自動車メーカーが放つプレミアムSUVと真っ向勝負できるほどの商品力と、高品質を掲げて世に送り出すレクサス新型RX。輸入車にありがちなマイナートラブルも皆無と言って良いはず。そして、日本人ならではの細かやさと、我々と同じ国の人たちが開発したという安心感は、何物にも代えがたいと言えます。

レクサスブランドが日本でスタートして、今年で10年になります。一部のクレジットカードのホルダーでしか得られないような「レクサス オーナーズデスク」に代表される、きめ細やかなサービスも大きな魅力です。このサービスが馴染んでしまっているあまり、レクサスから他のメーカーに乗り換えられないと言い切るオーナーもいるほどです。

レクサスブランドを冠するプレミアムSUVである以上、ある程度の価格になるのは致し方ないところ。

新車では買えないけれど、程度の良い中古車なら乗ってみたい。レクサスRXはそんなユーザー層からの需要により、中古車市場でも高い人気を誇ります。中古車で高値でも売れるということは、必然的にリセールバリューも期待が持てます。

オーナーの立場や住んでいる地域によっては「輸入車に乗ること=世間体が気になる」と言う、良くも悪くも日本独特の価値観があります。周囲の目に配慮しつつも、上質さと高い実用性を兼ね備えたクルマが欲しい。レクサスは、日本車の中でも希有な存在のクルマと言えるでしょう。


厳かな雰囲気のレクサスショールームに足を運ぶのはなかなか勇気がいりますが、思い切ってその入口をくぐれば、高級ホテルにいるかのような心遣いで迎えてくれるはずです。

現行レクサスNXを大型化したようなフォルムを纏う、新型RX。まずは、サイズを比べてみましょう。

全長：4,895mm 　　
全幅：1,895mm
全高：1,690mm
ホイールベース：2,790mm
現行のRXと比較して、125mm長く、10mm幅広く、全高は±0mm、ホイールベースは50mm延長されています。

全長：4,630mm 　　
全幅：1,845mm
全高：1,645mm
ホイールベース：2,660mm
現行のNXと比較して、260mm長く、50mm幅広く、全高は45mm高く、ホイールベースは130mm延長されています。

グレードは、2リッター直4エンジンを搭載する「RX200t」と、3.5リッターV6＋電気モーターのハイブリッドユニットを持つ「RX450h」が予定されています。駆動方式はFWDと4WDが用意され、スポーツモデルにあたる「F SPORT」の発売も予定されています。