プラットフォーム共通化するメリットとデメリットとは?

プラットフォーム共用とはどんなこと?

1つのプラットフォーム(自動車の基本ボディ)を共用して多数の車種を製造することです。
トヨタの車で言うと、「新MCプラットフォーム」と呼ばれるグループには、

カローラシリーズ(E150型カローラセダン、E170型カローラセダン、
カローラルミオン/ルークス/サイオン・Xb、W30型プリウス、プリウスα/ダイハツ・メビウス、オーリス、ブレイド、レクサス・CT200h、ハリアー(3代目、U6#型)RAV4(4代目)などが含まれます。

姉妹車、双子車、OEM車とはどう違う?

姉妹車やOEM車ももちろん、プラットフォーム共用の定義には当てはまります。
プラットフォームだけではなく、ほぼ同じ外観や内装でバッジだけを換えて販売することが多いので、「バッジエンジニアリング」とも言われています。過去には同メーカーの複数の販売チャンネルで売られた車も多く、「マークII三兄弟」(マークⅡ、クレスタ、チェイサー)や「パルサー三兄弟」(パルサー、ラングラー、リベルタビラ)などが有名なところです。

メリットは何?

まず、開発コストが低く抑えられるという大きなメリットがあります。
1台の車を最初から作るには何百億円もかかります。
プラットフォームを共用するだけでもかなりのコスト削減になります。

また、日産モコ(スズキMRワゴンのOEM)の例を考えてみますと、OEM供給を受けることで軽自動車の生産ラインを持っていない日産が自社ブランドの軽を販売することができました。
軽自動車用の生産ラインを新設するにも多額の費用が掛かりますので、OEMのおかげで開発費に加えて大幅なコストダウンができたというわけです。

デメリットはあるの?

コストの点ではもちろん大歓迎ですが、やはりプラットフォーム共用の車が増えることは、個々の車の個性が失われていくことにつながります。
ベースが同じということは、ボディの外寸サイズやホイールベース、室内スペースなどにも制限があるということ。どれだけ外観を大幅に変えたとしてもなんとなくイメージが似てきてしまうのです。
ちなみに、日産GT-Rにおいては、どの車とも共用しない、専用プラットフォームが採用されています。


コストを抑えて、良いものを作ってもらいたいと思う一方、独自性のある車を作ってもらいたいという思いもありますよね。
両者のバランスが難しそうです。

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