スバル伝統の技術「シンメトリカルAWD」にはどんなメリットがあるのか

インプレッサ初代

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スバル独自のAWDシステム「シンメトリカルAWD」。

この機能は、高速走行や濡れた路面、雪道など、どんなシーンでも安心して気持ちよく走るクルマを長年追求してきたスバルの技術力の結晶です。

今回は、そんなスバル車の核とも言える「シンメトリカルAWD」についてご紹介します。
Chapter
「シンメトリカルAWD」とは?
まるで軽く振りやすいバットのような「ハンドリング性能」
街乗りから悪路まで変わらない「安定性」
AWDにも関わらず優れた「燃費性能」

「シンメトリカルAWD」とは?

AWDの特性であるオフロードでの走破性、優れた走行安定性に、水平対向エンジンの特性である重量バランスの良さが組み合わさって出来た「シンメトリカルAWD」。

その名の通り「AWD ✕ 水平対向エンジン」です。

そのラインナップには、レヴォーグ、レガシィ、フォレスター、インプレッサなどスバルの人気車種が沢山あります。

まるで軽く振りやすいバットのような「ハンドリング性能」

自動車のハンドリング性能を決める「慣性モーメント」。

慣性モーメントとは、物を回転させたり止めたりするのに必要な力のことです。

一般的に、クルマが重く重量物が重心から遠くにあるほど、コーナリング時の慣性モーメントは大きくなり操縦しにくくなります。

軽量かつコンパクトな水平対向エンジンを持ち、重量物となるトランスミッションが重心に近い部分にあるシンメトリカルAWDは、慣性モーメントが小さく、機敏で軽快なハンドリングとなっているのです。

街乗りから悪路まで変わらない「安定性」

さらに、シンメトリカルAWDの優れている部分は安定性にも現れます。

シンメトリカルの名の通り、パワートレーンの配置が直線かつ左右対称になっているシンメトリカルAWD。

これにより左右の重量のバランスが保たれ、高い安定性につながります。

また、一般的なAWD車は重量バランスが左右で異なるため、タイヤの接地性に差が生じふらつきやすくなりますが、シンメトリカルAWDではすべてのタイヤにバランスよく荷重がかかるため、タイヤの接地面積をきちんと確保することが可能!

いつでも高い駆動力と安全性を確保することができます。ピッタリとタイヤが地面に張り付くような走りは、スバルの技術力の賜物と言えるでしょう!

AWDにも関わらず優れた「燃費性能」

一般的に4WDは2WDと比べ部品の多さから車体が重くなり、燃費も悪くなります。

しかしシンメトリカルAWDは4WDでありながら低燃費を実現!その理由は、シンプルな構造です。

シンメトリカル4WDではエンジンにプロペラシャフト、トランスミッション、トランスファーのみを加えるという非常に単純な構造でできています。これにより軽量化、摩擦抵抗の低減が可能になり、4WDでありながら2WDに勝るとも劣らない燃費性能を実現しました!

他にも、4つのタイヤにかかる負担が均等なため、タイヤの持ちも良いと言われているんです。

走行性能だけでなくコストパフォーマンスも優れているのですね!
以上、スバルが生んだ技術「シンメトリカルAWD」のご紹介でした。

シンプルな構造を徹底的に研究し尽くすミニマリズムが、シンメトリカルAWDの強みを生み出しているのですね。今度の進化からも目が離せません!
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