ヤマハと共同開発。レクサスLFAのエンジンはLSからこう変わった!

レクサスブランドの礎を築いた「LS」

レクサスLS

当時の北米の高級車市場は、キャデラックやリンカーンなどの北米メーカーや、メルセデス・ベンツやBMWなどの西ドイツメーカーの独断場となっており、まだまだ大衆車メーカーの域を脱することができない日本車メーカーが割って入る余地はないと思われていました。

しかし、トヨタがマーケティングを行なっていくうちに、日本特有の「もてなしの心」をもって、静粛性や快適性をもって、高品質を追求することで新規参入余地があると判断され、LSの開発はスタートしました。

1989年に発売されたLSは、トヨタの目論見通り北米マーケットで大人気となり、レクサスブランドの礎を築くことに。搭載されたV型8気筒エンジンの完成度の高さは他メーカーに大きな衝撃を与え、同クラスの高級セダンの車作りの概念をも、変えてしまったとまで評価されました。

LSの静粛性を支えた「UZ-FE型」

それではレクサスLSに搭載されていたUZ-FEエンジンはどのようなエンジンだったのでしょうか。

バリエーションは”1UZ-FE”、”2UZ-FE”、”3UZ-FE”の3種類があります。

1UZ-FEは、排気量3,968cc、圧縮比は10.0-10.5、内径×行程は87.5mm×82.5mm。8代目クラウンで初搭載され、初代レクサスとなったLS400F10型(初代セルシオ)、2代目LS400F20型(2代目セルシオ)にも搭載されました。

2UZ-FEは、排気量4,663cc、圧縮比は9.6-10.0、内径×行程は94.0mm×84.0mm。8代目ランドクルーザーや、レクサスLX470などで搭載されています。

3UZ-FEは、排気量4,292cc、圧縮比は10.5、内径×行程は91.0mm×82.5mm。3代目レクサスLS430や、全日本GT選手権及びSUPER GTのGT500マシン用のベースエンジンとしても搭載されました。

F1参戦での性能向上により10気筒へ

2000年頃、トヨタ自動車の社内から「究極の国産スーパーカーを作る」という計画が持ち上がりスタートしたLFAの開発。当初はLSに採用されているV8エンジンをベースに開発することも考えられていました。

しかし、2002年からトヨタがF1に参戦が決定!さらなる性能向上が必要になります。そして、F1イメージを織り込む為にも、V型10気筒エンジンを新規開発し、搭載することが決まったのです。

搭載されたのは1LR-GUE型V10気筒エンジン!

日本の市販乗用車初となるV10エンジン、さらには初めて500psの大台を突破したエンジンでもある1LR-GUE型エンジン。このエンジンは最高出力412kW(560PS)/8,700rpmを発揮し、最大トルクは480N·m(48.9kgf·m)7,000rpmを誇ります。

トヨタ2000GTの開発以来、永きにわたりトヨタと技術提携を行なっている、ヤマハ発動機の丸山平二が率いる開発チームと、トヨタモータースポーツ部門の技術者たちが手を取り、新規開発されました。

ハードウェア面をヤマハ、電子デバイスや制御システム開発をトヨタがそれぞれ主に担当しました。使用燃料はオクタン価95以上の無鉛プレミアムガソリンと指定されており、無鉛レギュラーガソリンは使用禁止です。

オイル量はドライ散布ということもあり、最大17Lと大容量設定がされています。いかがでしたか。

LFAのエンジンは走行性能だけでなく、音にまで拘っており、その美しさは「天使の咆哮」とまで称されています。その美しい音色がこちらです。

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