アウディ 2代目Q3(F3DPC/F3DFGF型)のリアシート(後席)の使い勝手はいかに!?

アウディ 2代目Q3

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今回は、アウディ 2代目Q3(F3DPC/F3DFGF型)のリアシートに焦点を当て、その使い勝手を紹介します。

2代目Q3は2018年にドイツ国内でデビューしたモデルで、日本には2020年8月に輸入が開始されました。同社のSUVラインアップ中Q2の次にコンパクトなボディが特徴ですが、初代モデルで課題となっていたリアシート周りのスペースは広くなっており、その使い勝手が気になるところです。

2代目Q3のリアシートはどのくらい使いやすいのか、またより便利に使いこなすにはどうすればいいのか、様々な観点からチェックしてみましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
アウディ 2代目Q3ってどんなクルマ?
アウディ 2代目Q3のリアシートがもつ特徴
アウディ 2代目Q3のリアシートにはどんな調整機能がある?
アウディ 2代目Q3のリアシートをアレンジしてより便利に

アウディ 2代目Q3ってどんなクルマ?

アウディ Q3は、セダンのA3をベースに開発されました。同社の魅力を比較的小さなボディに凝縮したプレミアムコンパクトSUVとして、2011年に初代モデルが誕生しました。

全長4,385mmほどの扱いやすいサイズの中に、アウディブランドならではの高級感や質実剛健な哲学が込められています。さらに道具としてのSUVという側面を意識し、ユーティリティの高さも特徴にもつモデルといえます。

2代目Q3の誕生は2018年ですが、日本では2020年8月に、派生モデルのQ3スポーツバックとともに輸入開始されています。

国内で販売されている2代目Q3は、車両価格の安い方から「35 TFSI」「35 TFSI advanced」「35 TFSI Sline」「35 TDI quattro advanced」「35 TDI quattro S line」の5グレードがあります。

TFSIの名が付くグレードは1.5LガソリンエンジンにFF(前輪駆動)、TDIの2グレードには2.0Lディーゼルターボエンジンに4WD(4輪駆動)という組み合わせです。国内モデルのトランスミッションとしては、全て7速ATが搭載されます。

アウディ 2代目Q3のリアシートがもつ特徴

アウディ 2代目Q3は、プレミアムコンパクトSUVとして高級感だけでなく実用性にも優れているのが特徴で、それはリアシートにも顕著に表れています。

2代目Q3は初代モデルと比較すると、リアシートの足元スペースが広くなりました。具体的な数値は公表されていませんが、身長170cmの大人4名乗車時でもリアシートに座る乗員の膝先空間に余裕が生まれるほどになっており、これはホイールベースが77mm延長されたことが大きく貢献しています。

また2代目Q3は見た目の美しさを追求しながらも、リアシート周りの頭上スペースも十分確保されているのが特徴です。そのため長時間のドライブがより快適になり、休日の小旅行など様々なシーンでの活躍が期待されます。

アウディ 2代目Q3のリアシートにはどんな調整機能がある?

アウディ 2代目Q3のリアシートには、シートバックの可倒機能や前後スライド・リクライニングなど様々な調整機能が付いていますこのうち乗員の快適性に関わる機能は、スライド機能とリクライニング機能になります。

リアシートのスライド幅は130mmありますが、後部乗員の快適性よりもラゲッジルームの容量を拡大するという目的が感じられます。しかし足元スペースは十分確保されており、他の車と乗り比べてみない限り大きな不満は感じられないでしょう。

シートバックのリクライニングは、7段階に調整することができます。快適に感じられる角度から垂直に調整するという特徴になりますが、これもまたラゲッジルームの容量確保という観点から設定されたものといえます。

2代目Q3のリアシートアレンジは、リアシートを使用しながらも可能な限りラゲッジルームを得るための工夫がされているのが大きな特徴です。もちろん、大前提としてリアシート自体の機能性も重視している点は、ドイツ車らしいアピールポイントともいえます。

アウディ 2代目Q3のリアシートをアレンジしてより便利に

アウディ 2代目Q3のラゲッジルームは、リアシートを立てた状態でも十分な広さを確保していますが、シートバックを倒すことでより広くすることができます。

シートバックの可倒機能は多くの車種で5:5や6:4の2分割が用いられる中、2代目Q3では3分割方式を採用しており、リアシートに2人乗車しながらラゲッジルームを広げることもできます。

もちろんリアシート全体を倒せば広大なラゲッジルームが実現し、その容量は最大で1,525Lという数値になります。通常時でも530Lという十分なものですが、シートバックのリクライニングやリアシートの前後スライドも併用することで、乗員人数や荷物の量などが変わっても、柔軟にラゲッジルームをアレンジできます。

2代目Q3は上手にリアシートをアレンジすることで、乗員の快適な移動と多くの荷物積載を両立させ、幅広い用途に対応することができるのです。
アウディ 2代目Q3はモデルチェンジにより、SUVとして様々な用途における使い勝手が先代よりもさらに進化しています。

もちろんそれはリアシートにおいても同様で、乗員の快適性とラゲッジルームとしての使い勝手を高い次元で両立させるためのこだわりが詰まっています。

しかしリアシートの使い勝手を含め、2代目Q3の魅力はカタログや公式ホームページではなかなか伝わりにくいところです。もっと2代目Q3について知りたい人は、ショールームで実際シートに座ってみたり、オーナーの立場で実際に体験したりしてみてはいかがでしょうか。

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