プジョー 5008(P875G06/P87AH01)のリアシート(後席)の使い勝手はいかに!?

プジョー 5008

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プジョー 2代目5008(P875G06/P87AH01)はシート構造を3列7人乗りのまま、初代のミニバンスタイルからSUVスタイルへ変貌しての発売となっています。ただし車体自体は全長が110mm伸びているので、室内空間が狭くなったということはありません。

生まれ変わった2代目5008の後部座席の使い勝手はどうなっているのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
プジョー 5008のシート構造は?
プジョー 5008のリアシートは操作がカンタン!
プジョー 5008のリアシートは全席独立型ならではのシートアレンジが可能!

プジョー 5008のシート構造は?

プジョー 2代目5008はSUVではあまり数が多くはない3列構造で、フロントシート(前席)2席、セカンドシート3席、サードシート2席の7人乗り仕様となっており、特に注目なのは独立シートになっていることです。

シート素材面では「Allure」にはテップレザー/ファブリックが採用されており、「GT BlueHDi」ではテップレザー/アルカンタラ採用されており、さらにはオプションでナッパレザーシートへの変更も可能となっています。

ナッパレザーシートは上質で柔らかい手触りで、座面や背面にステッチ模様が入った高級感あふれるデザインとなっており、上質と呼ぶにふさわしいクオリティのシートになっています。

2代目5008のセカンドシートは前後のスライドが150mm可能なので、1番後ろまでスライドさせればゆったりと乗ることが出来ますし、リクライニングは5段階の調整が可能となっています。

サードシートは大きい大人が乗るには少し窮屈かもしれませんが、座面の高さをセカンドシートよりも高く設計してあり、居住性に配慮がしてあるので、子供が乗る分には十分な余裕があると言えるでしょう。

プジョー 5008のリアシートは操作がカンタン!

プジョー 2代目5008のセカンドシート折りたたみの操作方法は、両サイドのシートは座席外側にあるレバーを引いて倒し、中央の座席は右下にあるストラップを引くことで座席を倒せるようになっています。折りたたんだあとはシートバックにあるパネルを倒すことで、隙間のないフラットな状態をカンタンに作りあげることが出来ます。

サードシートは格納タイプなので、折りたたんで隠すといったイメージを持ってもらうとわかりやすいでしょう。折りたたんだあとは元々のラゲッジルームのカバーを前方に被せるようにすると、カバーが伸びてシートを隠してくれるので、フラットなラゲッジルームを生み出します。

また、サードシートはワンタッチで簡単に脱着が可能となっていますので、お出掛けの際にサードシートへの乗車の予定がない場合などは最初から取り外して出掛けると荷物の積載に余裕が持てます。

プジョー 5008のリアシートは全席独立型ならではのシートアレンジが可能!

プジョー 2代目5008のリアシートは、セカンドシート、サードシート共に全席独立型となっているので、荷物の量や乗員数だけでなく、荷物の形に合わせてのシートアレンジもでき、自由自在なラゲッジルーム(荷室)を作り出すことが出来ます。

サードシートを格納した場合は702Lの容量スペースとなり、さらにセカンドシートを利用してのラゲッジルームは実に1,862Lと大容量のスペースとなります。同じ7人乗りSUVであるマツダ CX-8はサードシートを折りたたみつつ、床下収納を含めても572Lなので、比べるとその広さが伝わるかと思います。

また、助手席も折りたたんで長尺物を載せる際は、最長で約3.2メートルの荷物を積載することが可能となっています。また、ラゲッジルームの開口部は大きく、高さは低くといったデザインで利便性を高めてられているので、収容しやすく使い勝手が良くなっています。

さらに、便利な機能として、ハンズフリー電動テールゲートが全グレードで標準装備されています。

テールゲートはスマートキーのボタンやダッシュボードに備え付けられたボタンで自動開閉が可能ですが、両手がふさがっていて操作が出来ないといった場合でも、リアバンパー下に足を通すようにすれば、テールゲートが自動で開いてくれる便利な機能もついています。
プジョー 2代目5008のリアシートは、シートの質はもちろんのこと、操作性の手軽さや、荷物の量や形に合わせて多彩なシートアレンジで対応できるといったところが、ユーザーの使い勝手を意識し、誰でも使いやすいよう作られているなということが伝わります。

特にラゲッジルーム関連では段差を一切作らないフラットな状況を作り出す工夫や、大容量のスペースを作り出しているところから実用性の高さが伺えます。同サイズSUVで購入を迷っている方は、運転面だけでなく、このようなリアシートの使い勝手にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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