【eKクロススペース/eKスペース】女性目線ではどう?バイク女子・コスプレイヤーの美環さんが徹底チェック!

三菱 eKクロス スペース

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【eKクロススペース/eKスペース】女性目線ではどう?バイク女子・コスプレイヤーの美環さんが徹底チェック!
クルマに詳しくない女性は、クルマに何を求めるのか。実際に1台のクルマに触れてもらいながら、そこから見えた「満足度」と「課題」について考えてみた。題材車種は、三菱のeKクロススペース/eKスペース。女性の名は美環さん。普段はモデルのほか、ラジオ番組のMC、フィギュア原型師として活躍するコスプレとバイクが好きな女の子だ。彼女が普通自動車免許を取得したのは約1年前のこと。もともと車には興味がなくバイク一筋だったのだが、家のクルマが変わったことをきっかけとして取得した若葉マークだ。

文・写真:栗原 祥光

栗原 祥光|くりはら よしみつ

中央大学理工学部卒。通信機器メーカーにて回路設計をした後、長年の趣味であったオーディオへの夢を追い求めて専門雑誌の編集者へと転職。その後、一般誌の編集を経て現在フリーランスのカメラマン&ライターとして主にWeb媒体で活動する。モータースポーツのレポートや新車試乗記のほか、グルメやエンタメ系など幅広い分野で執筆中。

栗原 祥光
Chapter
三菱が送るeKクロススペース/eKスペースとは?
eKクロススペース/eKスペースに用意されているマイパイロット(MI-PILOT)は初心者に安心を与える
三菱らしさとは?eKスペース/eKクロススペースから考える
なぜ人気?三菱eKクロススペース/eKスペースと日産 ルークスをコスプレとバイク業界で大人気の美環さんと60分徹底解説!
よって、美環さんは車種や機能に関して詳しくはない。そこで以前、クルマに何を求めるか、というのを聞いたことがある。

答えは「コンパクトだけれど、荷物が多く載って後席がスライドドアが望ましい」というものだった。彼女の希望に沿うのは軽ハイトワゴン。日本で最も売れているカテゴリーでもある。

三菱が送るeKクロススペース/eKスペースとは?

eKクロススペース/eKスペースは、今春三菱自動車工業がレッドオーシャンに送り込んだ1台だ。その詳細については他記事が詳しいので省略するが、eKクロススペース/eKスペースは完成度がとても高いクルマだ。

ライバルを徹底的に研究し、市場が求める機能を詰め込んだ自信作といってもよい。
eKクロススペース/eKスペースをみて最初に美環さんが気に入ったのは、その広さと収納だ。

中でも助手席下のシューズボックスには感嘆の声をあげた。ボックスタイプのティッシュが入る収納も彼女の心をつかんだし、他にもドリンクホルダーの多さも気に入っていた。

eKクロススペース/eKスペースにはUSB端子が用意されている

また、eKクロススペース/eKスペースにはUSB-A端子も用意されている。ここは、彼女にとっても世の中のほとんどの人にとっても重要なポイントであろう。今時、車内でのスマホ充電は当たり前の行為。全席ポートを用意して当たり前だと思う。

アクセサリーソケットにUSB充電機を差し込めばいいという話もあるが、一目で「USBあるんだ!」というのは満足度が大きい。特に高出力タイプだと嬉しいようだ。
eKクロススペース/eKスペースの操作系はシンプルで、ボタンが大きい方が望ましいようだ。その点においてもeKスペース/eKクロススペースは文句のつけようがない。レバー式のシフトレバーはわかりやすいし、エアコンの調整ボタンも大きく理解しやすい。

ナビ画面も大きく、とても見やすく、操作しやすいものだ。ただ入力が50音順ではなく、フリック入力に対応していると、さらに望ましいようだ。
eKクロススペース/eKスペースの荷室イメージ(両側シート格納時、2人乗車+大容量の荷室)
eKクロススペース/eKスペースは、足先で自動でリアスライドドアを開閉できる。
eKクロススペース/eKスペースの後席もよくできている。オートスライドドアは言うまでもなく、段差が少ないのは子供や年配者はもちろんのこと、女性も歓迎できるものだ。

そして足元の幅が広く、背が高いから、子供なら車内で立って着替えることも可能だろう。

アタッシュケースが余裕で複数個積載できる荷室の広さも魅力的だ。このあたりは、クーペタイプの都市型SUVよりも広さを感じる。
しかし、eKクロススペース/eKスペースのドアを閉めようとする美環さんの姿を見て、少し美環さんには重いのか、電動リアゲートか日産セレナのようなデュアルバックドア機構などがあるとより良い気がした。

eKクロススペース/eKスペースに用意されているマイパイロット(MI-PILOT)は初心者に安心を与える

走行面で不満はない様子。ノンターボとターボなら、ターボモデルの方が好みのようだ。

関心していたのは、運転支援のMI-PILOT。一度使うと、この機能ナシのクルマは考えられない様子だった。
このように不満の声を聞くことはなかった。むしろ総じて気に入っているようにも見える。

eKクロススペース/eKスペースはもっと売れてイイクルマだと思う。唯一の懸念点は価格で、諸費用を考えると、200万円を超えてきてしまうところだろう。
軽自動車で200万円? と思われるかもしれないが、逆にこれだけの装備を備えて200万円超えは、むしろ安価に思える。

若手俳優を起用したCMも流しているし売れているだろうと思いきや、企画担当者に話を聞くと「思ったよりは……」と顔を曇らせる。なぜだろう。

三菱らしさとは?eKスペース/eKクロススペースから考える

eKスペース/eKクロススペースに触れて強いて挙げるなら「独自色が少ない」という点だろう。室内の使い勝手であったり、走りも力強く不満はないものの「eKクロススペースでなければ」「eKスペースでなければ」という引っかかりが少ないように思えた。

逆に言えば、三菱らしさはどこにあるのか。その答えは「アウトドアテイストを求めるか否か」になってくる。
2020年12月4日にビッグマイナーチェンジし、新たにプラグインハイブリッド車を設定された、三菱 エクリプスクロス PHEV
現在、三菱自動車はアウトランダーPHEVやエクリプスクロスといったSUVをラインアップの主軸に置き、四駆の三菱、アウトドアに強く、頼もしさ、逞しさを感じさせるブランドの印象を強める戦略に舵を切っている。

だが、それをユーザーは感じているのか? というとそこは疑問が残るところだ。もちろん、このようなイメージ戦略には時間がかかる。レクサスも高級ブランドとして認知されるのに10年近くの時間を擁している。
取材前に美環さんに三菱自動車のイメージについて尋ねたが、その答えは「うーん……」と悩んでいた。言い換えるなら「三菱自動車といえば、このクルマ」や「三菱自動車といえば、こんなイメージ!」というのが乏しいのだ。
アウトランダーPHEV 写真:萩原文博
現在、同社のフラグシップはアウトランダーPHEVであるが、そこにあるイメージは「災害時に電気を発電している様子がニュース映像で流れる」というものだった。
確かにそれは立派な話だが、往年のパジェロのようにパリダカ参戦するなどのクルマそのものに対するストーリーが欲しいと改めて感じた。
そして、あえて申し上げるならば、ブランドイメージをより強めるという意味で、また趣味性を強めたクルマの出現を求めたい。その昔、同社からはパジェロ・ミニという軽SUVが出て人気を博していた。

今回改めてeKスペース/eKクロススペースに触れて出来の良さに感心したからこそ、もっと多くの人に、三菱のブランドとしての価値をモータースポーツなどを通してクルマそのものからヒストリーを感じるクルマの登場に期待したい。

そんな期待を抱かせるほど、eKスペース/eKクロススペースはホンダのN-BOXなどのライバルとも引けを取らないとても良くできたしっかりとしたクルマであったとお伝えできる。

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