マツダ MAZDA6の8つのグレードを徹底比較!おすすめのボディータイプやグレードを紹介

マツダ 初代MAZDA6

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マツダの上級車種としてラインナップされているマツダ 初代MAZDA6(GJEFP/GJ5FP/GJ2FP/GJ2AP/GJEFW/GJ5FW/GJ2FW/GJ2AW型)。もともとはマツダ アテンザとして2002年にデビューしましたが、海外での車名に改名し、MAZDA6となりました。今回は、そんな初代MAZDA6のグレードについて紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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マツダ 初代MAZDA6 20S【価格:289万3,000円】
マツダ 初代MAZDA6 20S PROACTIVE【価格:309万1,000円】
マツダ 初代MAZDA6 25S L Package【価格;363万5,500円】
マツダ 初代MAZDA6 25T L Package【価格:431万7,500円】
マツダ 初代MAZDA6 XD【価格:331万1,000円〜】
マツダ 初代MAZDA6 XD PROACTIVE【価格:350万9,000円〜】
マツダ 初代MAZDA6 XD L Package【価格:405万3,500円〜】
マツダ 初代MAZDA6 100周年特別記念車【価格:382万2,500円〜】

マツダ 初代MAZDA6 20S【価格:289万3,000円】

「20S」は、マツダ 初代MAZDA6のベースグレードです。

上位グレードと同様に「セダン」と「ステーションワゴン」の2タイプがラインナップされ、新世代高効率直噴エンジンである排気量2L 直列4気筒PE-VPR型を搭載。燃費性能も実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで15km/Lを誇り、ハイブリッドシステムを持たない純粋なガソリンエンジン車としては優れた数値を達成しています。

また、夜間歩行者検知機能のあるアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキサポートや、リヤパーキングセンサーなどが標準装備され、ベースグレードであるものの安全装備が充実している点は魅力的と言えますね。

一方で、駆動方式は2WD(前輪駆動)のみで、トランスミッションも他のガソリンエンジンモデルと同様AT(オートマチックトランスミッション)1種類と絞り込まれています。

価格はセダン、ステーションともに289万3,000円となり、上級車種ながら300万円を切るリーズナブルな値段設定となっています。

マツダ 初代MAZDA6 20S PROACTIVE【価格:309万1,000円】

「20S PROACTIVE」は、ベースグレードである「20S」の上位モデルに位置づけられています。

エクステリア(外装)やインテリア(内装)では「20S」を踏襲しつつ、安全装備を充実。全車速追従機能付マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールや、スマート・ブレーキ・サポート、レーンキープ・アシスト・システムが標準装備されています。

また、アダプティブ・LED・ヘッドライト、なども装備され、上位グレードにふさわしい内容に仕上げられています。

価格は309万1,000円で、「20S」から19万8,000円高くなっています。

マツダ 初代MAZDA6 25S L Package【価格;363万5,500円】

「25S L Package」は、ガソリンエンジンモデルの上級グレードにあたります。

エンジンは排気量を拡大した2.5L 直列4気筒のPY-RPR型となり、最高出力140kW(190PS)/6,000rom、最大トルク252Nm(25.7kgm)/4,000rpmを発生するなど、下位グレードよりも優れたパフォーマンスを誇ります。出力とトルクが増強されつつ、燃費もWLTCモードで14.2km/Lを達成している点も魅力的ですね。

安全装備は「20S PROACTIVE」と同等で、快適装備はさらに充実していることも見逃せません。オーディオシステムは11スピーカーを組み合わせた高音質なボーズサウンドシステムを標準装備し、フロントシート(前席)のパワーシート化、汗などによる蒸れを抑制するシートベンチレーションを採用しています。

また、エクステリアでは高輝度塗装が施された大径の19インチアルミホイールを装着するなど、上級グレードらしい迫力のある外観となっています。

価格は363万5,500円と、「20S PROACTIVE」からは56万4,500円アップしています。

マツダ 初代MAZDA6 25T L Package【価格:431万7,500円】

「25T L Package」は、マツダ 初代MAZDA6のガソリンエンジンモデルのなかで最上級グレードに位置づけられています。

下位グレードとの最大の違いであるエンジンは、ターボチャージャーを装着した2.5L 直列4気筒のPY-VPTS型となり、最高出力169kW(230PS)/4,250rpm、最大トルク420Nm(42,8kgm)/2,000rpmまで強化。燃費も12.4km/Lを達成するなど、高いパフォーマンスを持ちながら優れた経済性も兼ね備えています。

快適装備は「25S L Package」とほぼ同じ仕様となっていますが、安全装備ではフロントパーキングセンサーを組み合わせた360°ビュー・モニターが標準装備され、ホイールも専用のブラックメタリック塗装された19インチアルミホイールとなっています。

価格は431万7,500円に達し、ガソリンエンジンモデルで最高額となっています。

マツダ 初代MAZDA6 XD【価格:331万1,000円〜】

「XD」は、マツダ 初代MAZDA6のディーゼルエンジン搭載モデルのエントリーグレードです。

ボディータイプはガソリンエンジンモデル同様にセダンとステーションワゴンの2タイプとなり、エンジンは「XDシリーズ」の上位モデルと同じ2.2L 直列4気筒のSH-VPTR型ディーゼルエンジンを搭載。ガソリンではなく軽油を燃料とすることで優れた経済性を誇っています。

また、最高出力140kW(190PS)/4,500rpmに対し、最大トルク450Nm(45.9kgm)/2,000rpmを発揮し、大きなトルクによってスムーズな発進加速を実現。その結果、燃費はWLTCモードで17〜19.6km/Lを達成しています。

さらに、駆動方式は2WDと4WD(4輪駆動)の2種類が設定され、ガソリンエンジンモデルより幅広いバリエーション展開も見逃せないポイントと言えるでしょう。

価格は2WDが331万1,000円、4WDが355万3,000円となり、ガソリンエンジンモデルの互換グレードと言える「20S」からは41万8,000円高くなっています。

マツダ 初代MAZDA6 XD PROACTIVE【価格:350万9,000円〜】

「XD PROACTIVE」は、「XD」の上位グレードにあたるモデルです。

安全装備では新たに全車速追従機能付きマツダ・レーダー・クルーズ・コントロールやスマート・ブレーキ・サポートを標準装備し、安全性能を向上。運転席はマニュアル調整式よりも細かな調整が可能な電動式の10Wayパワーシートとなり、シート位置を記憶するメモリー機能も追加されています。

また、「XD PROACTIVE」からはトランスミッションに6速MT(マニュアルトランスミッション)が追加され、駆動方式も2WDと4WDが設定されるなど、セダン・ステーションワゴンのボディータイプと合わせて幅広いニーズに応えるラインナップとなっています。

価格は他グレードと同様にセダン・ステーションワゴンともに共通で、ATの2WDが350万9,000円、4WDが375万1,000円。MTの2WDが356万4,000円、4WDが380万6,000円となっています。

マツダ 初代MAZDA6 XD L Package【価格:405万3,500円〜】

「XD L Package」は、マツダ 初代MAZDA6のディーゼルエンジンモデルのなかで最上級グレードに位置づけられたモデルです。

安全装備は「XD PROACTIVE」と同等となり、エクステリアではガンメタリック塗装されたフロントグリルや、ピアノブラック塗装された英やバンパー下部、さらに高輝度塗装の19インチアルミホイールを装着。

インテリアでは運転席メーターがTFTカラーの7インチマルチスピードメーターとなり、オーバーヘッドコンソールの証明がLEDダウンライトとされるなど、最上級グレードにふさわしい仕上がりとなっています。

価格はATの2WDが405万3,500円、4WDが429万5,500円。MTの2WDが405万3,500円、4WDが429万5,500円となり、「XD PROACTIVE」との価格差は2WDが54万4,500円、4WDが48万9,500円となっています。

マツダ 初代MAZDA6 100周年特別記念車【価格:382万2,500円〜】

2020年にマツダの創立100周年を記念して発表された、マツダ特別仕様車が「100周年記念特別車」です。

ガソリンエンジンモデルの「25S」と、ディーゼルエンジンモデルの「XD」をベースにした2種類がラインナップされ、インテリアはシートやフロアカーペットが専用のレッドカラーとなり、シート素材も高級なナッパレザーを採用するなど質感を向上。

さらに、ヘッドレストやホイールキャップ、アドバンストキーに創立100周年スペシャルロゴが奢られるなど、特別感が演出されています。

価格はガソリンエンジンモデルが2WD・ATのみで382万2,500円。ディーゼルエンジンモデルはATの2WDが424万500円、4WDが448万2,500円。MTの2WDが424万500円、4WDが448万2,500円となっています。
初代MAZDA6は、セダンとステーションワゴンの2タイプを同じ価格でラインナップし、ガソリン・ディーゼルという異なるエンジン、さらにはATとMTを設定するなど、非常にバリエーションに富んだクルマとなっています。そのため、使い方や好みに応じたグレード選びが可能なことが、初代MAZDA6の魅力と言えるでしょう。

なかでもディーゼルエンジンを搭載したステーションワゴンや、MTが選べるセダンは国産車でも貴重な存在となっているため、「XD PROACTIVE」や「XD L Package」は見逃せない存在かもしれません。

※ 2020年11月現在
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