スズキ 2代目スペーシア(MK53S型)の2グレードを徹底比較!チャイルドシートも乗せやすいおすすめグレードはどっち!?

スズキ・2代目スペーシア

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トールワゴンタイプの軽自動車として登場したスズキ 2代目スペーシア(MK53S型)は、2013年の登場以来、親しみやすいエクステリア(外装)デザインによってファミリー層を中心に支持を集めてきました。

2017年には現行型のスズキ 2代目スペーシアへフルモデルチェンジしましたが、どのようなグレードがあるのでしょうか。今回は各グレードを比較しながら紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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スズキ 2代目スペーシアの特徴は思い切ったグレード設定にあり!
スズキ 2代目スペーシア HYBRID G【価格:129万8,000円~】
スズキ 2代目スペーシア HYBRID X【価格:152万4,600円~】

スズキ 2代目スペーシアの特徴は思い切ったグレード設定にあり!

2017年にフルモデルチェンジしたスズキ 2代目スペーシアの特徴は、ハイブリッドモデルのみとなったことにあります。スズキ 初代スペーシアはガソリンモデルのみのラインナップだったため、大きな変化と言えるでしょう。

それに伴い燃費性能も改善。実際の走行状態に近いとされるWLTCモード燃費で、2WD(前輪駆動)モデルが21.2km/L、4WD(4輪駆動)モデルでも20.2km/Lと、20km/Lを上回る数値を誇ります。また、全グレードに2WDと4WDが設定されている点も見逃せません。
エンジンは最高出力38kW(52PS)/6,500rpm、最大トルク60Nm(6.1kgm)/4,000rpmですが、モーターの最高出力2.3kW(3.1PS)/1,000rpm、最大トルク50Nm(5.1kgm)/100rpmが加わり、システム最高出力40.3kW(55.1PS)最大トルク110Nm(11.2kgm)を発揮します。

最大トルクはモーターの方が大きいことから、ハイブリッドシステムは停止状態からの発進加速でガソリンエンジンのみのクルマよりも有利と言えるでしょう。

スズキ 2代目スペーシア HYBRID G【価格:129万8,000円~】

「HYBRID G」はスペーシアのエントリーグレードに位置づけられています。

誤発進抑制機能や車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能などを備えたスズキの安全装備「スズキ セーフティ サポート」を標準装備し、街中はもちろん旅行などで長時間運転する際も心強い存在と言えるでしょう。
一方でエントリーグレードであるため快適装備は必要最小限にとどめられています。

サンシェード裏のバニティーミラーは運転席のみとなり、運転席シートリフターやフロントアームレストボックス、助手席シートバックポケット、さらにリアシート(後席)ドアを自動開閉してくれるワンアクションパワースライドドアも省略されているため、チャイルドシートや子どもを抱えるなど両手がふさがっている状態での利便性は不利となっています。

その分価格は低く抑えられ、2WDで138万500円、4WDで150万3,700円となっています。HYBRID Gではより安価な「スズキ セーフティ サポート非装着車」も設定があり、その場合の価格は2WDが129万8,000円、4WDでも142万1,200円と、さらに安価となります。

スズキ 2代目スペーシア HYBRID X【価格:152万4,600円~】

一方で、「HYBRID X」は上級グレードとしてラインナップされています。

リアシートのドアは両側にワンアクションパワースライドドアが標準装備され、挟み込み防止機構も付いていることから、チャイルドシートや子ども、荷物などを抱えた状態でもスライドドアに気を取られることなく乗せ降ろしができます。

スズキ セーフティ サポートの機能も充実し、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)や道路標識認識機能、ヘッドアップディスプレイ、全方位モニター用カメラなどをオプション装備することが可能となっています。
価格は2WDが152万4,600円、4WDが164万7,800となり、HYBRID Gに比べて2万900円から最大で34万9,800円高額となっています。
スズキ スペーシアは初代、2代目を通してファミリー層をターゲットとしていることから、運転のしやすさやリヤシートの乗り降りのしやすさに配慮されたクルマとなっています。

2代目では「HYBRID G」と「HYBRID X」の2グレードの設定のみに絞られましたが、同乗者の安全やチャイルドシートの乗せ降ろしといった利便性を考慮すると、装備の充実した「HYBRID X」がおすすめのグレードと言えるでしょう。
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