ダイハツ 新型タフト(LA900S/LA910S型)の便利なシートアレンジ

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今回は登場したばかりの最新車、ダイハツ 新型タフトのシートアレンジをピックアップして紹介します。

ダイハツ 新型タフトはアクティブな外観をした軽自動車で、キャッチフレーズは「ジブン、オープン、青空SUV。」です。新型タフトは、車内の快適性や積載力が重視されるSUVですが、軽自動車の限られたスペースの車内はアウトドアにも対応できるのでしょうか。今回は、車内スペースの活用に欠かせないシートアレンジについて詳しく見ていきましょう。

文・PBKK
Chapter
ダイハツ 新型タフトはどんなクルマ?
ダイハツ 新型タフトのフロントシートの機能は?
ダイハツ 新型タフトのリアシートの機能は?
ダイハツ 新型タフトの便利なリアシートのシートアレンジ
ダイハツ 新型タフトはシートアレンジの活用でさらに便利に!
ダイハツ 新型タフトのシートアレンジに欠点(デメリット)はある?

ダイハツ 新型タフトはどんなクルマ?

2019年10月の東京モーターショーで初公開となったダイハツ 新型タフト。冒頭で話した通り、新型タフトはダイハツが開発した軽SUVで、2020年6月、ついに販売開始となった登場したてのクルマです。

同じダイハツの軽自動車であるダイハツ タントとは名前が似ていることもあり、兄弟車のような関係なのではと噂されていましたが、実際は全く関係が無く、TAFTという名前はTough & Almighty Fun Toolが由来となっており、外観や機能から見てもよりアウトドア向けに開発されたクルマであると言えるでしょう。



ダイハツ 新型タフトのフロントシートの機能は?

どんなクルマにもいえることですが、クルマの乗り心地を左右する大きな要素のひとつがシートです。ダイハツ 新型タフトの車内スペースは、バックパックスタイルというコンセプトのもと、フロントスペースとリアスペースでそれぞれ異なる思想で設計されており、シートもそれぞれその思想が反映され、異なったつくりになっています。

新型タフトのフロントスペースはクルースペースとして乗員の快適性を重視してつくられており、フロントシート(前席)は、体がずれるのを抑え長時間の運転をサポートしてくれるホールド性の高い形状の設計になっています。

シートリフトは前後と上下、背もたれのリクライニングに対応し、運転席側は同時にハンドルの上下が調節できるチルトステアリング・運転席シートリフターも搭載しているので、乗員の体格や乗りやすい体勢にあわせて、シートまわりの調節が可能となっています。

さらに、GとGターボには座面と背面を簡単に暖めることができるシートヒーターが搭載されており、快適にドライブが行える工夫が充分に施されています。

ダイハツ 新型タフトのリアシートの機能は?

一方で、新型タフトのリアスペースは、フレキシブルスペースという考えから、リアシート(後席)としての機能とラゲッジスペース(荷室)としての機能を両立させるように設計されています。

そのため、乗員の快適性を追求する為の特別な装備や機能はなく、スライド機能も搭載されていません。乗員スペースの拡張はできませんが、前席と後席での乗員の間幅は900mmと、普段使うには不自由しない広さを確保しています。

また、新型タフトのリアシートはシートバックを前に倒しこむことでラゲッジルームとリアスペースをフルフラットの状態にすることができ50:50分割可倒式を採用しているので、左右別々に操作することも可能となっています。

フルフラット機能は、最近ではそれほど珍しい機能というわけではありませんが、タフトの場合、少し特殊な仕様になっており、シートの座面ごと前に移動し、足元空間に収納することでフラット状を確保するダイブインではなく、座面が動かずシートバックだけが倒れる構造になっています。

ダイブインに比べて、収容量が少し減ってしまう代わりに、足元スペースの荷物を移動せずに済むメリットが得られる構造となっています。

ダイハツ 新型タフトの便利なリアシートのシートアレンジ

ダイハツ 新型タフトのシートアレンジのパターンは大きく分けて3種類あります。まずは通常の4人乗りモードです。シートは動かさず、そのままの状態で、子供の送り迎えや家族での外食など、普段の生活で一番頻度が高いと考えられる状態です。

新型タフトのラゲッジルームは、拡張せずともラゲッジルーム内のフレキシブルボードを使ったアレンジで荷物に合わせた変形が可能なので、このモードの状態でも普段の買い物程度の荷物であれば十分積み込めるだけの積載力を持っています。

次に、荷物の積載と乗員人数を両立したモードです。50:50分割可倒式の機能を利用して、リアシートの左右どちらか片方だけを倒すことで、ラゲッジスペースを拡張しながらも、3人分の乗員人数の確保が可能になります。
最後に、荷物の積載量を重視したフルフラットモードです。リアシートを左右両方とも倒すと、ラゲッジルームの床面からリアシート部分全てがフルフラットになります。これにより、リアシート部分までの車内スペースの約半分ほどのスペース一面がラゲッジスペースとして荷物の積み込みに利用できるようになります。

日常での家具などの大きな荷物の買い物から、キャンプやレジャーでのクーラーボックスやテントなど大きくかさばる荷物の積み込みまで、様々な荷物の積載に対応できるので、様々なシーンで活躍してくれるでしょう。

ダイハツ 新型タフトはシートアレンジの活用でさらに便利に!

ダイハツ 新型タフトのリアシートのシートアレンジは、リアスペースをラゲッジスペースとして活用する目的が主になります。リアシートのシートアレンジのパターンで紹介したように、新型タフトのラゲッジルームは、フレキシブルボードの活用機能があるので、そのままでも使い勝手が良い設計になっています。

そして、リアシートのシートアレンジのみでも、乗車人数の確保やラゲッジスペースの拡張など、十分利便性を発揮してくれます。しかし、それだけでなく、シートのアレンジ方法や使い方をひと工夫すれば、さらに多彩な使い方で車内スペースを便利に有効活用することができます。

例えば、フロントシートのスライド機能とリクライニング機能も活用して、フロントシートを最大まで前方にスライドさせシートバックを後方へ倒せば、フロントスペース部分まで利用して、リアスペースまででは奥行きが足りないカーペットやサーフボード、釣り竿などといった長尺物の荷物も積み込むことが可能になります。
他にも、フレキシブルボードをテーブルとして利用するときに、リアシートを倒してフラットにすれば、車内を座りながらテーブルが使えるスペースにすることができるので、アウトドアやレジャー、ドライブ中の食事休憩などでの食事スペースとしての利用はもちろん、ちょっとした作業スペースなど様々な場面で活用することができます。

なお、フレキシブルボードをテーブルとして利用するには、追加のマルチフック2個とラゲージバー2本がセットになったディーラーオプションのフレキシブルボード二段モード取付キットが必要で、このキットと標準付属のマルチフック2個と組み合わせることで、フレキシブルボードをテーブルとして利用できるように設置することができます。

ディーラーオプションなので、気になった方は後からでも購入を検討してみてもいいかもしれません。

ダイハツ 新型タフトのシートアレンジに欠点(デメリット)はある?

ダイハツ 新型タフトのリアシートは、前後のスライドに対応していません。この機能は最近ではほとんどのクルマで対応している機能なので、少し疑問に思ってしまう仕様です。前後の調整は足元空間の調整や後方のラゲッジスペースの調整などにかかわってくる部分なので、スライドに対応している車種に比べると、やはり不便だと言えるでしょう。

そういった点でみると、シートアレンジについては、ライバル車とも言われているスズキ ハスラーのリアシートは、前後のスライドに対応している他、フロントシートからリアシートまでフルフラットにすることが可能となっているため、新型タフトは一歩届かずといったところです。

しかし、スライド機能がない代わりに、シートレールへの負担を考慮する必要がなく、リアシートをボディとしっかり固定することができ、走行中の不快な揺れを軽減できるだけでなく、安定性や耐久性を高めることもできるなどのメリットがあります。

新型タフトのリアスペースは、バックパックスタイルのコンセプトで積載重視の設計になっており、ラゲッジスペースとして利用することを考慮すると、負荷がかかっても大丈夫なようにしっかり考えられた構造だといえるのではないでしょうか。
ダイハツ 新型タフトのシートアレンジは、必要な機能を残してシンプルにした独自性のあるものになっています。他の車種に比べて少し弱点になる部分もありますが、その一方で、新型タフトにしかない便利で魅力的な機能もあり、利便性を十分に発揮してくれるクルマとなっています。

まだ発売したばかりなので、今後の売れ行きなども含めて、こらからがとても楽しみなクルマです。気になった方は、ぜひ一度試乗して、実際にシートの乗り心地や使い勝手を体感してみてはいかがでしょうか。

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