スバルの利益率は業界一位!利益率から紐解く本当に稼いでいるメーカーは?

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自動車メーカーの経営にとって販売台数と同じく大事なのが利益率。1台あたりの利益率が高ければ高いほど、少ない販売台数でも経営を継続していくことができます。

そこで、今回は1台あたりの利益にフォーカスして国産メーカーを見ていきましょう。
Chapter
日本の国産メーカーの利益率トップは?
勢いに乗るマツダも好調
一方、あまり芳しくないのは・・・
圧倒的利益率「ポルシェ」

日本の国産メーカーの利益率トップは?

まずは日本の国産メーカーの1台あたり利益を見ていきましょう。現在、最も利益効率が高いメーカーはスバルで、1台あたり約45万円です。

ちなみに、BMWは58万円。スバルはドイツ高級車メーカーに迫る勢いを見せていますね。2008年のリーマンショック前はスバルの1台あたりの利益額は7万円だったため、6倍以上にアップ。かなりの躍進ではないでしょうか。

利益率で見ても、1台あたり10%を裕に超えています。2012年に軽自動車の生産を中止してラインナップを絞ったことが原因の1つと思われます。

勢いに乗るマツダも好調

スバルと同じく国産メーカーの中で好調さを見せているのがマツダです。

スカイアクティブテクノロジーを搭載したモデルが増え、国内と欧州共に人気を博しています。特にクロスオーバーSUV「CX-5」の人気は高く、2年連続でSUV市場における国内販売台数1位を獲りました。1台あたりの利益は17万円で、利益率で見ればスバルには及びませんが業績を伸ばしています。

一方、あまり芳しくないのは・・・

販売台数1台に対して高い利益を誇るスバルとマツダに比べて低いのがスズキと三菱自動車。それぞれ1台あたり約6万円、約10万円となっています。

軽自動車と言えばスズキのイメージが強いかもしれませんが、ルノー・日産と軽自動車の合弁事業を行っているように、三菱自動車も力を入れています。

しかし、スズキのジムニーのような成功例は最近の三菱に見られません。また、ルノーから三菱に供給されるはずだったセダンも検討中止が決まってしまいました。強みの4WDを活かした新モデルが今後発売されないか気になるところです。

圧倒的利益率「ポルシェ」

スバルの利益率は非常に高いですが、海外に目を向けてみると更に利益率の高いメーカーがあります。それは、圧倒的なブランド力を誇るポルシェです。1台あたりの利益は230万円。その利益率は18%にまで及びます。

ポルシェ911で築いたブランドを武器に、2002年にはカイエンの発売によって今までアプローチできていなかった層にも進出していきました。ボクスター/ケイマンやマカンなども手ごろな価格かつ911やカイエンとは異なる乗り心地で好評です。現在はVWグループに所属していますが、確固たるアイデンティティを保っています。

いかがだったでしょうか。1台あたりの利益率が高いスバルには、その利益を研究・開発費に回してより良い車を造ってほしいですね。

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