トヨタ ルーミー4つの欠点(デメリット)とは?

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今回は、初代ルーミー(DBA-M910A/DBA-M900A)の欠点についてご紹介します。ルーミーはコンパクトカーでありながら、無駄のない広い車内空間を実現している点や、スライドドアを採用し利便性の良さにもこだわっている点など、多くの優れた部分をもち、人気の高い1台です。

しかし、もう少し改善されたらいいのにという声が上がるような、欠点とされる部分もあります。ルーミーの欠点とされる部分はどこにあるのでしょうか。

文・PBKK
Chapter
1.トヨタ初代ルーミーのリアシート側の収納機能が少ない?
2.トヨタ ルーミーのインテリアは安っぽい?
3.トヨタ ルーミーのエンジンはパワー不足?
4.トヨタ ルーミーは価格が高い?

1.トヨタ初代ルーミーのリアシート側の収納機能が少ない?

トヨタ ルーミーは、広さのある車内に利便性の良い収納機能が多く備えられています。特にフロントシート側の収納機能は多く装備されており、高く評価されているポイントです。しかし、フロントシート側に比べるとリアシート側に装備されている収納機能が少ないという声があります。

フロントシート側にある収納機能は主に9種類。

どんなものがあるかというと、助手席側には、大容量のオープントレイやグローブボックス、荷物をかけておくことのできるお買い物フックなどがあり、運転席と助手席のあいだには、携帯電話などの小物を収納できるクラスターポケット脱着式ダストボックス、手荷物などを置いておけるフロアトレイ。

さらに、手席側と運転席側のどちらにも回転式カップホルダー、ボトルホルダー付のドアポケットドアブルハンドルポケットが助装備されています。フロントシート側だけでもこれだけ多く、かなり充実した収納機能が装備されているのです。

一方、リアシート側では、ボトルホルダー付のトレイ式デッキサイドトリムポケットが左右に備えられています。リアシート側の収納機能はこれのみです。フロントシート側の収納機能に比べて圧倒的に少なくなっています。

それだけでも気にならないという方もいますが、もっと収納機能が欲しい方には、この収納機能にくわえてほかの収納機能も備えられているグレードにするか、オプションで収納機能をくわえてみてもいいのではないでしょうか。

カスタムG-TとカスタムGでは、冊子などを入れておけるシートバックポケットが標準装備されており、全グレードで装備できるオプションとして、シートバックテーブルのいうものもあります。

このシートバックテーブルには、2個のドリンクホルダーとちょっとした荷物をかけておくことのできるお買い物フックがあり、助手席と運転席の両方に装備できるものです。これらが付け加えられるだけでも、リアシート側の収納機能が充実し、車内で過ごす快適さも向上させることができます。

2.トヨタ ルーミーのインテリアは安っぽい?

ルーミーは、車内空間の広さが人気の理由のひとつになっていますが、インテリア(内装)の質感やデザインに関して、もう少し上質さが欲しいといった声もあります。特に、シートに対するものが多く、中には、シートが軽自動車のようだと感じてしまう方もいるようです。

シートはどのグレードでもファブリック表皮が採用されており、カスタムGとカスタムG-Tでは、シートに撥水機能がつけくわえられています。通気性が良いのでどの季節でも過ごしやすいのがファブリック素材の特徴です。しかし、もっと上質さが欲しいという方には、革調のシートカバーにすることもできます。

オプションにはなりますが、利用すればシートの色もブラックとベージュから選ぶことも可能です。また、革調とスエード調のどちらの素材も使用した、シートカバーもあります。シートをかえるだけで、車内の上質さはいっきに変わり、自分だけの特別な空間になるでしょう。

3.トヨタ ルーミーのエンジンはパワー不足?

トヨタ ルーミーでは、1.0L直列3気筒のエンジンが採用されており、燃費は最高で、24.6km/L(JC08モード)と高い数値になっています。コンパクトな車体と軽自動車のように小回りがきく仕様になっていることもあり、平坦な道や街中で乗るのには、走り心地が良いと評価されることが多いようです。

しかし、高速道路などでの加速したいときに、思うように加速できないといったエンジンのパワー不足を指摘する声もあります。さらに、パワー不足によって、加速しようとしたときに感じる大きなエンジン音についても、もう少しエンジンが良くなったらと感じる理由の1つのようです。

このように、エンジンのパワーがもっと欲しいという方は、ターボエンジンを搭載されている種類を選択する方がいいでしょう。ターボエンジンが搭載されているのは、G-TとカスタムG-Tの2種類のみになりますが、ターボエンジンにするだけで走り心地をかなり良くすることができるのです。

ターボエンジでは、1.5Lクラス相当のトルクを幅広い回転域で発揮してくれるようになります。これにより、高速道路で加速するときなどで感じていたようなパワー不足によるストレスを感じなくなるのです。

燃費は、21.8km/L(JC08モード)と少し下がってしまいますが、それでも十分に優れた数値になっているので、エンジンのパワー不足が気になる方には、ターボエンジンが搭載されているのもの方が使い心地が良い1台となるでしょう。

4.トヨタ ルーミーは価格が高い?

トヨタ ルーミーの価格設定は、エントリーモデルで149万500円からとなっており、上位のグレードでは、200万2000円からとなっています。このルーミーの価格設定に対して、高いとする声があり、理由としては満足できるほどのものが標準装備となっていないので、オプションをつけていくと結果的に高くなってしまうというものです。

では、ルーミーの標準装備は充実していないのかというとそんなこともありません。標準装備が充実しているからこそ、この価格設定は高くないとする声もあります。高くないとする理由の多くは、ほとんどのグレードで充実した安全機能が標準装備されているからというものです。

衝突回避支援システムであるスマートアシストⅢというものがあります。これは、クルマだけでなく歩行者に対しても、走行中に衝突の危険があると判断した場合にドライバーへの注意喚起。さらに危険が高まった場合には、緊急ブレーキで減速してくれ、衝突の回避や衝突時の被害軽減に貢献してくれるシステムです。

スマートアシストⅢには、これだけでなく、駐車場でペダルを踏み間違えたときなどの急発進を抑制してくれる誤発進抑制制御機能や車線から逸脱しそうになったときに、ブザー音とディスプレイ表示で知らせてくれる車線逸脱警報機能といった機能も含まれています。

また、先行車の有無や対向車のランプを認識し、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれるオートハイビームや信号待ちなどで前のクルマが発進しても気づかなかったときに、ブザー音とディスプレイ表示で知らせてくれる先行車発車お知らせ機能なども含まれているのです。

これだけ充実した安全機能が標準装備されていることを考えると、ルーミーの価格設定は高くないと考えられるでしょう。
安全機能が充実しており、ほとんどのグレードで標準装備されているので高くはないとする一方で、オプションをつけると高くなってしまうという声にも理解ができます。たとえば、上記で収納機能についてご紹介しましたが、標準装備されていることの多い、シートバックテーブルといったものもオプションとしてつけなくてはいけません。

このように、もともと標準装備されていることが多いものでも装備されていないものもあるのです。その分オプションをつけなくてはいけなくなることを考えると、この価格設定が高いという声も理解できます。

標準装備されているものに満足いくかは使い方によっても変わってしまいますが、オプションで高くなってしまうという方は、特別仕様車にするというのもひとつの選択肢ではないでしょうか。

ルーミーの特別仕様車、コージーエディションはGグレードのものをベースとして特別な装備を施したものです。価格は、通常のGグレードでは171万6000円からとなっているのに対して、特別仕様車では176万2200円からと少し高めの設定になっていますが、その分、通常のGグレードに比べて装備がより充実します。

どのようになるかというと、特別な仕様のシートになる、特別な塗装が施されるなどインテリアやエクステリア(外装)がより上質なものになることが特別仕様車の特徴です。

さらに、Gグレードでは装備されていなかったもが、装備されるようになり、収納機能でいうと、通常のGグレードでは装備されない、助手席の背面に施されるシートバックポケットが装備されます。また、通常ではオプションとなるナビレディパッケージかコンフォートパッケージのどちらかを選んで装備することができるのです。

ナビレディパッケージには、オーディオの操作が楽にできるステリングスイッチや駐車をサポートしてくれるバックカメラがついており、コンフォートパッケージには、運転席と助手席の背面につけることができるドリンクホルダー付のシートバックテーブルと寒い時期に活躍してくれるシートヒーターを運転席にも助手席にもつけることができます。

このように、特別仕様車にすると通常ではオプションになるような装備がついて、インテリアやエクステリアまでも贅沢な仕様になるのです。これだけの装備があれば、Gグレードとの価格の差はもちろん、ルーミーの価格設定に対して納得いくものになるのではないでしょうか。
トヨタ ルーミーには車内空間の広さや利便性の良さなどにこだわってつくられているという魅力的な部分がありますが、収納スペースの数やパワー不足ともされるエンジン性能など、ユーザーによっては、もっと良くなったらいいのにと感じるような、欠点もあります。

しかし、自分自身の使い方に合わせた、グレードや装備を選択することで、欠点とされる部分も、そこまで気にならない部分として、利用することができるのではないでしょうか。
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