ジャガー新型XEの3つの欠点(デメリット)とは？

スポーツセダンとして、ラゲッジルーム(荷室)の広さはあまり求めていないという方もいますが、それでも、あと少し荷物を載せるスペースがあったらいいなという声は少なくありません。

ジャガー新型XEのラゲッジルームの大きさは、ラゲッジルーム幅1,123mm×ラゲッジルーム高402mmで、ラゲッジ容量は410Lとなっています。日常で使う分には十分な広さですが、もう少し大きい荷物を載せることができるだけの収納スペースが欲しいと感じる方もいるようです。

新型XEのラゲッジルームの大きさはどのグレードも同じです。そのため、どのグレードを選んでも、ラゲッジ容量を大きくすることはできません。また、通常のリアシートは固定されているものになっており、シートを倒すことができません。しかし、リアシートをオプションのものに変更すれば、ラゲッジルームを広げることができます。

オプションの40:20:40分割可倒式リアシートは、40:20:40の比率で分割されているので、シートの片方だけを倒すということもできますし、リアシートすべてを倒し、その分をラゲッジルームとして利用することもできます。

オプションのリアシートを装備することで、通常サイズのラゲッジルームでは収納することができないような長さのある荷物も収納することができるようになるのです。通常の仕様のラゲッジルームの大きさよりも、あと少し広さが欲しいという方には、このようなオプションを利用してもいいのではないでしょうか。

ラゲッジルームの広さもクルマを実用的に使うために重要な点ですが、リアシートの居住空間の広さも車内で過ごす上で大事なポイントになります。新型XEは、全長4,69mm×全幅1,850mm×全高1,415mmとコンパクトなサイズのため、一見、窮屈な印象を受けるようです。

しかし、実際に乗車してみると多少の窮屈さはあったとしても、そこまで気にならないとの声もあります。なぜこのように感じるかというと、シートの座り心地の良さがあるからです。

新型XEのシートは、どのグレードでも上質なレザーが採用されています。このレザーの質感と座ったときのフィット感で、ゆったりとくつろぐことができるのです。足元のスペースは少々せまく感じるかもしれませんが、そのせまさを軽減してくれる座り心地の良さを実現しています。

ジャガー新型XEは、2019年8月にモデルチェンジを行いました。消費税が変更されたこともあって、販売価格がモデルチェンジ前よりも高くなったのです。モデルチェンジ前が、466万円〜とされていましたが、モデルチェンジ後の現在では、539万円〜となっています。

この価格の変更を受け、やはりもう少し価格が低くなったらいいなと感じる方もいるのです。たしかに、価格だけみてしまうと高くはなってしまいましたが、モデルチェンジのときに、モデルチェンジ前にはオプションとされていた装備が、標準装備されるようになりました。

たとえば、シートがどのグレードでもレザー素材になったこともモデルチェンジされてからのことです。また、レーンキープアシスト・ドライバーコンディションモニター・トラフィックサインレコグニション・アダプティブスピードリミッターなどの充実の安全機能も標準装備されています。

さらに、最新のシステムも多く導入し、コネクティビティ機能などもアップグレードされ、こちらも標準装備になりました。このように数々の機能が改良され、標準装備されたことを考えると、価格分の価値はしっかりあるのではないでしょうか。

ジャガー新型XEには、多くの魅力的な部分がありますが、その一方で、改善を願う欠点も存在します。ラゲッジルームやリアシートの広さや価格など気になるところはあるかもしれませんが、それが気にならなくなるほどの充実した機能や装備などが新型XEにはあります。