4代目レクサス GSに設定された3台の特別仕様車を一挙紹介!

レクサスGS F 10th アニバーサリー

※この記事には広告が含まれます

レクサス GSには、どんな特別仕様車があるのか紹介します。レクサス GSは、3代目(S19型)から4代目(L1型)へとフルモデルチェンジを受けた後、特別な装備を与えられた3つの特別仕様車が販売されました。

どのモデルも、まさに特別仕様と呼ぶに相応しい豪華なアクセサリーが与えられ、中には走行性能を高めるチューニングが施されるモデルも存在しています。そこで今回は、過去に販売されたレクサス GSの特別仕様車が、どのようなモデルだったのかご紹介します。

文・PBKK
Chapter
レクサスGS F スポーツ X ラインは豪華な専用装備が強み!
レクサス GS F スポーツ X ラインのフロントフェイスに注目!
レクサス GS F スポーツ X ラインのインテリアはまさにスポーツカー!
レクサスGS F スポーツ X ラインを語るにはエンジンとモーターは外せない!
レクサスGS F 10th アニバーサリーは国内にたったの25台しかない!?
レクサスGS F 10th アニバーサリーの力強さ際立つエクステリア
レクサスGS F 10th アニバーサリーのインテリアは個性的!
レクサスGS F 10th アニバーサリーは運転の操縦性に優れている!
レクサス GS ブラックシークエンスは記念すべき一台!
レクサス GS ブラックシークエンスのオシャレさは足元から!
レクサス GS ブラックシークエンスのインテリアは専用色!
レクサス GS ブラックシークエンスのスペックはグレードごとに様々!

レクサスGS F スポーツ X ラインは豪華な専用装備が強み!

レクサスのGS F スポーツ X ラインは、同じくレクサスのラインナップであるLS・IS・CTと共にLEXUSの日本開業10周年を記念して、2015年1月にリリースされた特別仕様車です。

国産スーパースポーツカー・LFAを筆頭とする、レクサスのスポーツマインドを引き継ぐF-スポーツは、もともと数々の専用装備と専用のチューニングが施された特別なモデル。しかし、レクサス GS F スポーツ X ラインには、マイナーチェンジ以前に発表された特別仕様車とは思えない、豪華な専用装備が与えられています。

レクサス GS F スポーツ X ラインのフロントフェイスに注目!

レクサス GS F スポーツ X ラインは、その名前の通りGSのF-スポーツをベースとした特別仕様車です。新設定となるボディカラーは、ホワイトノーヴァガラスフレークブラック。レクサスのアイコンであるスピンドルグリルとフロントフォグランプのベゼルにも専用ブラック塗装が施され、フロントフェイスはさらに力強く鋭い顔つきとなっています。

また、エクステリアで専用のブラック塗装が施されているのは、フロント周りだけではありません。F-スポーツ専用デザインのアルミホイールと、バンパー下部もブラックアウト。特に、バンパー下部のブラック塗装は、視線移動によりGSのワイド&ローフォルムを強調してくれます。

レクサス GS F スポーツ X ラインのインテリアはまさにスポーツカー!

GS F スポーツ X ラインのインテリアは、ブラックスカーレットのカラーリングがベース。シートのトリムやシフトノブには、鮮やかなレッドステッチが施されてます。さらに、F-スポーツ専用となる握りやすいくぼみを作るディンブル加工が施された本革を用いたステアリングが採用され、大胆な配色でスポーティさを表現しています。

レクサスGS F スポーツ X ラインを語るにはエンジンとモーターは外せない!

スポーツ X ラインはGSのハイブリッドモデルである、GS450h・GS300hをベースにしたモデルと、ガソリンエンジンモデルであるGS350およびGS250をベースとした2つのモデルが存在しています。

基本的なスペックはベースモデルと変わらず、トップグレードとなるGS450hをベースとしたスポーツ X ラインは、最高出力295ps(217kW)/6000rpmを発生させるV型6気筒エンジンとモーターを搭載していました。

レクサスGS F 10th アニバーサリーは国内にたったの25台しかない!?

レクサスGS F 10th アニバーサリーは、F-スポーツの販売開始10周年を記念して発売されたモデルです。こちらは、前述した特別仕様車GS F スポーツ X ラインよりも更に少ない販売台数となり、なんと国内への導入はたったの25台でした。

GS F-スポーツをベースに、シンボルカラーであるヒートブルーをアクセントとした専用のエクステリア/インテリアが与えられたGS F 10th アニバーサリーは、普通のGS F-スポーツではないことを静かに主張します。

レクサスGS F 10th アニバーサリーの力強さ際立つエクステリア

GS F 10th アニバーサリーのエクステリアで最も特徴的なのは、光沢のないマットマーキュリーグレーマイカ塗装のボディーでしょう。カスタムカーや海外のスーパーカーにまれに採用される光を吸収してしまうようなマットカラーは、力強い走りをイメージさせてくれます。

さらに、専用装備としてLFA工房製の炭素繊維強化プラスチックを用いて成型したディフューザー付きエアロバンパーが装着され、官能的なサウンドを奏でる軽量化チタンマフラーが、リアビューにも見掛け倒しではない走行性能をプラスしました。
ホイールもBBS製の鍛造アルミホイール。10本のメッシュスポークの奥には、専用カラー塗装のブレーキキャリパーが顔を覗かせます。

レクサスGS F 10th アニバーサリーのインテリアは個性的!

GS F 10th アニバーサリーのインテリアは、エクステリアと同様にヒートブルーが各所にあしらわれた独特の世界観を作り上げています。

シートだけではなく、ステアリングやシフトノブ、さらにはシートベルトに至るまで特徴的なブルーの配色になっている他、耐久性に優れる高級スエード・アルカンターラをメーターフードにふんだんに使用。車内のパネルには、折り目が美しい綾織のブルーカーボンを用いることで、レーシーさを更に際立たせています。

レクサスGS F 10th アニバーサリーは運転の操縦性に優れている!

ベース車両はGS F-スポーツですが、10th アニバーサリーは専用のチューニングが施された、5.0LのV型8気筒エンジンを搭載。最高出力はカタログスペックで351kW(477PS)/7,700rpm、最大トルクは530Nm (54.0kgf・m) / 4,800〜5,600rpmとなっており、現在販売されている通常モデルGSのパワーがかすんでしまうような大パワーを発揮します。

さらに、この大パワーを制御するためにフロントとリアにはそれぞれ対向6ポッドと対向4ポッドのキャリパーブレーキを搭載。フロントに装着されたパフォーマンスダンパーと共に、優れた操縦安定性を獲得しています。

ちなみに、10thアニバーサリーは販売価格も特別仕様。前輪駆動のFRで、メーカー希望小売価格は1144万円と、現在販売されているどのグレードよりも高い価格が設定されていました。

レクサス GS ブラックシークエンスは記念すべき一台!

このブラックシークエンスは、日本国内でのレクサスブランド累計販売台数50万台突破を記念して2018年8月に販売されたモデル。正式な表記は“Black Sequence”となっており、GSの他に、同ブランドのラインナップであるIS・CT・LX・RX・NXにも、同様に特別な装備を施したブラックシークエンスが設定されました。

この6つのモデルには、ブラックシークエンス共通のアイコンとしてエクステリア/インテリアにブラックの専用装備が装備され、とても力強いデザインとなっています。

レクサス GS ブラックシークエンスのオシャレさは足元から!

ブラックシークエンスのエクステリアでは、ボディカラーにソニッククォーツ・ソニックチタニウム・グラファイトブラックガラスフレークの3色が用意されており、専用のブラック塗装が施されたスピンドルグリルとドアミラーが、GSの存在感をアップさせる仕様となっています。

また、装着される235/45R18のタイヤ&アルミホイールは、光沢のあるスパッタリング(メッキ)塗装のブラックカラー仕上げとなっており、足元のオシャレも忘れてはいません。

レクサス GS ブラックシークエンスのインテリアは専用色!

GS ブラックシークエンスのインテリアも、もちろん専用色。サドルタンとトパーズタンという2色が組み合わされたシート表面が、特別仕様車であるブラックシークエンスならではの上質さを感じさせてくれるでしょう。

さらに、ルーフとピラーもブラックとなり、車内のオーナメントパネルはウォールナット仕上げ。通常モデルとは異なる高級感とコントラスト、エクステリアとインテリアのギャップが、大人の落ち着きを表現しています。

レクサス GS ブラックシークエンスのスペックはグレードごとに様々!

レクサス GS ブラックシークエンスは、各グレードのI パッケージをベースとした特別仕様車。そのため、エンジンスペックは各グレードによって異なります。

GS300では2.0Lの直列4気筒ターボエンジンを搭載。最高出力245ps(180kW)/5800rpm、最大トルク35.7kg・m(350N・m)/1650~4400rpm。GS300hでは、2.5L直列4気筒エンジンとモーターの組み合わせにより、最高出力178ps(131kW)/6000rpm、最大トルク22.5kg・m(221N・m)/4200~4800rpmを発揮します。

GS350では、3.5LのV型6気筒エンジンを搭載しており、最高出力318ps(234kW)/6600rpm、最大トルク38.7kg・m(380N・m)/4800rpm。トップグレードとなるGS450hになると、3.5LV型6気筒エンジンとモーターの組み合わせにより最高出力295ps(217kW)/6000rpm、最大トルク36.3kg・m(356N・m)/4500rpmを発生させます。
これまで発売されたスポーツXライン・10thアニバーサリー・ブラックシークエンスというGSの特別仕様車は、どのモデルもレクサスというブランドとって、ある種の区切りともいえる、歴史的なモデルばかりでした。

どのモデルも非常に人気が高く、現在ではどの特別仕様車も販売を終了しているため、新車で購入できたオーナーは非常にラッキーだったといえます。中古車市場にも個体がほぼ出回っていません。どうしてもレクサス GSの特別仕様車に乗りたいという方は、根気強く探してみてもいいかもしれません。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細