日本も見習うべき?アウディは大衆車から高級車へどのように変わったのか?

クワトロで示した技術力

アウディの歴史は複雑です。エンブレムである4つの輪が示すように4つのブランドが合わさっていて、しかも吸収や合併などを経験してきました。
また、アウディと言えばキャッチコピーの「技術による先進」。
1980年代にはクワトロシステムによってオンロードでも4WDは優れている、レースカーでも4WDは勝てるという2つのインパクトを残しました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ⇒アウディの4WD「クワトロ」が2度も世間を驚かせた理由とは?

技術だけでなくデザインも重視

アウディが現在の高級車としての地位を獲得した大きな理由は、デザインによるイメージチェンジです。
1990年代より前のアウディは前述のクワトロシステムを始めとする技術によって技術力には定評があったものの、現在のようにスタイリッシュで都会的なイメージはありませんでした。
1990年代には大きな転換点を迎えます。高い技術と同様のレベルでデザインにも注力するようになりました。
その結果、A4、A8、そしてTTなど現在も活躍するアウディの主力モデルたちが誕生しました。

※画像は初代アウディ A4です。

「半円」がコンセプトのアウディ TT

特に、スポーツカー分野への挑戦となったアウディ TTはそれまでのアウディ車とは異なる変わった車です。
見て頂いて分かるように、とにかく丸みを帯びたデザインの車となっています。それもそのはず。TTは「半円」をコンセプトとしてデザインされました。
まるで、コンセプトカーがそのまま市販車として飛び出してきたかのような衝撃が発売当時はあったそうです。
TTの前に発売された初代A4で高級感を、そしてTTでファッション性とスポーツ性を表現した1990年代に現在のアウディのイメージの元が形作られました。

日本車もアウディを見習うべき?

アウディは技術力にデザインを掛け合わせて高級車としての地位を獲得しました。
更に、ベンツやBMWと比べてアウディは高級車としての歴史が浅いです。そのため、アウディのイメージチェンジは歴史が長くないけれども技術力は高いレクサス、アキュラ、インフィニティのような国産高級車ブランドが参考にすることができる良い例かもしれません。
例えば、韓国の起亜自動車はアウディ TTのデザインに貢献したペーター・シュライヤー氏を2012年から社長に迎えています。
日本の自動車メーカーもデザインに強い人物を重役に置くなどして、デザインをもっと強化すべきではないでしょうか。

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