日産 マーチの乗り心地はいかに?

日産 マーチ

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取り回しのしやすいコンパクトボディとおしゃれなデザイン、そして低燃費が魅力な日産 マーチ。マーチは現行モデルで4代目です。初代モデルの発売から30年以上が経ちますが、現在でも多くのユーザーに愛されているコンパクトカーです。

初心者でも運転しやすい優れた操縦性や洗練されたカラーリングなどいろいろな魅力が詰まったマーチですが、どんな乗り心地なのでしょうか。今回は、日産 マーチの乗り心地に注目してみました。

文・PBKK
Chapter
小回りの利くコンパクトボディ
低燃費で優れた走行性能
ドライバーをサポートする安全装備
ゆったりと過ごせる居住空間
広い室内をもっと便利に使える快適機能も
マーチは軽快な走りを実現するコンパクトカー

小回りの利くコンパクトボディ

マーチの魅力として1番に挙げられるのがおしゃれなコンパクトボディです。ルーフからボンネットまで丸みを帯びたシルエット、またヘッドランプも卵形でレトロなかわいさが全面に押し出されています。国内だけでなく海外の道を走っていても様になるマーチの優れたデザイン性は、1982年の初代モデル発売から現行モデルまでしっかりと受け継がれています。
マーチの現行モデルは2010年にフルモデルチェンジが行われ、クルマの基本性能が向上しました。新しく「Vプラットフォーム」を採用し、レイアウトの最適化と無駄をなくしたシンプルなボディ構造を実現。

先代モデルの車体寸法と比較しても、車体全長は61mm長く、全幅は5mm広がり、全高は10mm低くなっています。またホイールベースも20mm延長したことで、コンパクトボディながらも広い室内空間を実現しました。
マーチは日産から販売されているコンパクトカーの中ではトップクラスに全長・全高ともにコンパクトに抑えられており、高さ制限のある立体駐車場でも焦らずに駐車しやすく、イレギュラーな縦列駐車にも安全に対応します。さらに運転席からは盛り上がったボンネットとフェンダーが確認できるようになっているので小柄な方も運転しやすく安心です。

マーチのコンパクトボディが能力を最大限に発揮するのが、曲がり道やUターン時です。最小回転半径4.5mと十分に小回りが利きます。海外とは違い日本の道路や狭く、クルマや歩行者とのすれ違いも心配になるときもありますが、マーチのコンパクトボディはそんな不安を払拭し日々のドライブをより快適に行ってくれるでしょう。

低燃費で優れた走行性能

2010年のフルモデルチェンジで新プラットフォームの採用とともにパワートレインの面も向上されました

新開発の「1.2L直列3気筒エンジン HR12DE」が搭載されています。軽やかな走りと低燃費を実現し、最高燃費は23km/L(JC08モード)を記録しました。マーチの先代モデルでは同排気量で4気筒エンジンを採用していました。4気筒エンジンは馬力のある走りが魅力ですが、3気筒エンジンはコンパクトで軽量なので軽やかでスムーズな走行が可能です。

またトランスミッションも新型の「エクストロニックCVT」を採用し、副変速機をつけることでフリクションを約30%低減しています。3気筒エンジンで気になるのが独特な振動音ですが、アウターバランサーの採用により抑制し、アイドリングストップなどでなめらかな乗り心地を実現しています。
マーチに搭載されているアイドリングストップ機能は燃費効率を大きく向上させます。高速道路の渋滞や信号待ちなどの一時停止中にブレーキを踏み続けることで、エンジンを停止しガソリン節約に貢献。ブレーキを離すと0.4秒でエンジンを再発進し、再びスムーズに走行することができます。

またアイドリングストップの状況は運転席前方に設置されたメーター内のディスプレイで確認ができます。アイドリングストップの精算時間やガソリン残量などドライバーに必要な情報を知らせてくれるので非常に便利です。

ガソリン節約に加え、排気量を抑えたエコ走行も実現するマーチ。やわらかく軽快な走りと静粛性の優れた乗り心地を兼ね揃えています。

ドライバーをサポートする安全装備

日産 マーチには毎日のドライブをサポートする安全装備がされています

インテリジェント オートライトシステム」は雨天時や夜間など周囲が薄暗くなり視界が悪くなってきた際、自動的にヘッドライトを点灯。さらに事故軽減の効果が期待できる「おもいやりライト」機能はライトで自車を目立たせ、周囲の車や歩行者に注意を促します

また万が一、衝突事故が起きそうなときにもクルマをコントロールして事故回避に繋げる「EBD(電子制御制動力配分システム)+ABS(アンチロックブレーキシステム)+ブレーキアシスト」や「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」などの安全機能が装備されています。
運転をする際の環境を整えてくれる安全装備のほか、ドライバーや乗車した人たちを守る「SRSカーテンエアバッグシステム」もオプション装備されています。運転席前方や車両側面に衝突があった場合、エアバッグが膨らみ強い衝撃から頭部や胸部などを守ります。

突然の事故はいつ起こるか分かりません。どんなに心がけていても遭遇しまうこともあります。しかし安全機能を駆使することで衝突回避や被害軽減が期待できます。快適な乗り心地をしっかりと守ってくれる安全機能がマーチにはたくさん装備されています。

ゆったりと過ごせる居住空間

小回りの利くコンパクトボディが魅力のマーチですが、室内はゆったりと過ごせる広々とした空間が広がっています。マーチの室内寸法は、室内長1,905mm×後席室内幅1,245mm×室内高1,270mmです。

前後座席の距離間隔がしっかりと取られているので、足元にも十分な空間が確保されています。前席は足をのびのびと伸ばして自然な姿勢で操縦しやすい運転席を実現。後部座席は前席の下に足を収められるくらいの広さとなっています。
後部座席は大人2名が肩を並べても窮屈さを感じさせない空間を実現。余裕のある足元に、頭上と天井の間のヘッドクリアランスにもこぶし2つほどの余裕をプラスしました。コンパクトな見た目からは想像できない居住空間が広がっています。

くつろぎの後部座席の空間と比べ、前席も運転しやすく快適に過ごしやすい室内空間が実現されています。マーチの前後席はそれぞれ室内幅が異なり、後席室内幅1,245mmに対して前席は1,350mmと約100mmも広げられました。運転席と助手席の間に設置されたサイドブレーキで、隣どうし気持ち良く過ごせるくらいの距離が取られています。
ワイドで水平基調のインパネと広々としたガラスエリアの効果もあってか、開放的な前席の室内空間は、思っていたよりも広くて過ごしやすいとユーザーから好評です。乗り心地に直結するシートには高品質で防水加工が施されている上質な素材を採用。

インテリアカラーも「プラム」「ブラック」「ナチュラルグレー」とスタンダードなものからモダンなものまで大人の落ち着きを感じさせるカラーを設定しました。開放的な室内空間に上質なシートを加えることでラグジュアリーな乗り心地の良さを実現しています。

広い室内をもっと便利に使える快適機能も

マーチの運転席はもともと小柄な方でも運転しやすいコックピットを実現していますが「運転席シートリフター」により、さらに運転のしやすさがアップします。運転席シートリフターは運転席の高さを調節することができるため、ドライバーの運転しやすいドライビングポジションを保つことができます。

また「チルトステアリング」も運転席シートリフター同様に、ステアリングの高さを変更することができます。最大で、運転席は31.4mmステアリングは39.4mmと幅広い調節が可能。長距離運転の際も、心地よいドライビングポジションを維持することで、疲れやストレス軽減の効果が期待できます。
そのほか室内には便利な収納機能があらゆる場所にちりばめられています。前席のインパネには、奥行きのある「グローブボックス」、小物収納に最適な「インパネアンダーボックス」、フタ付きの「インパネアッパーボックス」を装備。

またインパネ中央の下部にはドリンクを2つ並べて収納できる「フロントカップホルダー」を設置し、シンプルながらも実用的な収納機能を採用しました。
サイドブレーキの後方にはCDなどのディスクをしまえる「パーキングブレーキサイドポケット」も。薄いスペースなので、ディスク以外にも携帯やメモ帳なども収納しておくことができます。
そしてパーキングサイドブレーキポケットの後方には、後部座席に乗車した人が使用できる「リヤカップホルダー」が設置されています。老若男女問わず幅広い層の人が使用することを想定してつくられた使いやすい収納機能がマーチには詰まっています。

マーチは軽快な走りを実現するコンパクトカー

日産を代表するコンパクトカーのマーチは多くの人から愛される乗り心地の良さがたくさん詰まっています。マーチのおしゃれでかわいいコンパクトボディはデザイン性に富んでいるだけではなく、狭い道や曲がり道をスムーズに走ることができます。それに加えて低燃費なエコ走行を実現。

もしものときに役立つ安全機能の装備で、ドライバーをはじめ乗車したすべての人に寄り添います。また開放的な室内には便利な快適機能をちりばめ、上質な空間に実用性をプラスしました。多彩に揃えられたマーチの魅力が合わさり、乗り心地の良さを実現しています。

ぜひ試乗などで室内に装備されたあらゆる機能をチェックしてみたり、実際に走行してマーチの軽快な走りを実感してみてください。
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