【CarMe × 土屋圭市】上手くなりたきゃスイフトスポーツに乗れ!?土屋さん、運転が上手いってどんな人ですか?

スズキ スイフトスポーツ 2017

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ドリキンのニックネームで幅広い年齢層のクルマ好きに支持されている土屋圭市氏。今回カーミー編集部は知りたいけれどもなかなか聞けないあんなことからこんなことまで直撃インタビューを敢行しました!

聞き手・CarMe編集部/まとめ&写真・萩原文博
Chapter
土屋さんが若い頃は"金型"をトランクに積んで練習した?運転が上手くなる練習法とは?
土屋さんが驚いた!スズキスイフトスポーツは運転が上達するクルマ?
土屋さんが思う良いクルマは、"ドライバーに仕事をさせるクルマ”。それってどんなクルマ?
カーミー編集部(以下C):ユーザーの声で良く寄せられるのが、「運転が上手い人というのはどういう人ですか」という質問なんです。土屋さんが思う上手な運転というのはどういうものでしょうか。
土屋圭市さん(以下DK):サーキットと一般道だと違うけれど、公道だと、助手席やリアシートに乗っている同乗者にGを感じさせないことだよね。ブレーキやアクセルのペダル操作を丁寧に行って、前後方向だけでなく、左右にも無駄な揺れを起こさないことだと思う。
C:そういったペダル操作は練習で上手になるものでしょうか。
DK:できるよ。まず大切なのはキチンとしたアドバイスをしてくれる人がどうかだよね。教習所を出てから、時間が経っていると自分のクセが付いているから気がつかない。だから意識して操作できるように奥さんでも恋人でも、友人でもいいけれど、口に出してくれる人がポイントだね。

C:確かに自分の運転クセって気がつきませんよね。
DK:そう。でもタクシーとか、友人のクルマに乗ると自分の運転の仕方、ブレーキのタイミングとか違うから違和感を感じるよね。それが人それぞれのクセということだよ。俺が思う上手な運転というのは、ブレーキ、アクセルそしてハンドル操作も同乗者が不快そして不安を感じないこと。不快にならないというのがどういうことというと、“急”の付く操作をして、一気にGを掛けないということ。それはミニバンでもSUVでもどんなクルマでも同じ。

土屋さんが若い頃は"金型"をトランクに積んで練習した?運転が上手くなる練習法とは?

C:土屋さんが運転技術を向上させるために何かしましたか?
DK:俺は若い頃、「金型」というモノを後ろに積んで、その「金型」が動かないように速く走る。という訓練した。「金型」が動いてドカンとぶつかったら傷むから、ぶつからないような動きだけで走った。

C:それで、習得した技術はなんでしょうか。
DK:ジワーとした操作をするということかな。アクセル&ブレーキのペダル操作やハンドルにしても急に操作してもクルマは思ったように動かない。クルマと対話しながら確実に正確に操作することが大切ということがわかったね。

C:それではスポーツドライビングを楽しむにはどうすればいいですか。
DK:スポーツドライビングといっても楽しさを求めるものとタイムを削るドライブがある。それは同じスポーツドライビングでもまったく違う。
C:土屋さんのおっしゃる楽しむスポーツドライビングとタイムを削るドライブの違いを教えてください。
DK:シンプルに汗のかき方違いだよ。運動した汗とアドレナリンを含む汗なのかの違いで、100m競争がタイムを削っているドライブで、ジョギングが楽しむスポーツドライビングと言えるかな。速さに関わらずドライバーが楽しんでいればスポーツドライビングだと思うよ。

土屋さんが驚いた!スズキスイフトスポーツは運転が上達するクルマ?

スズキ スイフトスポーツ
C:土屋さんが最近乗られたクルマで、運転が上手になりたいという人やスポーツドライビングを楽しみたいという人にオススメできるクルマはありますか?
DK:それは、現行型のスズキスイフトスポーツだね。車両本体価格200万円を切るクルマでこれほどのクルマができるんだ!と驚いたよ。あのレベルの走行性能まで作り上げる技術があるし、コスパは凄いと思う。走りに安っぽさがないし、若い人には入門車としてオススメのクルマだよ。
C:走りの安っぽさというのはどんなシーンで感じるモノですか?
DK:アンダーステアがどれくらいのレベルで出るかだね。コンパクトカーやSUV、ミニバンといったファミリィカーに乗ってみて、それほど攻めていなくてもアンダーステアが出るということ。そうなると、このクルマは適当に作ったなと感じる。しかしスイフトスポーツはまったく適当と言う言葉が当てはまらない。キチンとテストし乗り込んでいると思えるクルマに仕上がっている。ほかのクルマだとこの速度域でアンダー出るよね。となるけれどもスイフトはスポーツその領域をはるか上回っている。そう限界速度域が凄く高いから断然楽しいクルマだよ。
WRX STI EJ20 Final Edition プロトタイプ
C:土屋さんはFR車推しで、昔はFF車をあまり褒めませんでした。
DK:確かに、それは昔のFF車はアンダーステアが強かったから。しかもアンダーステアの次元が低くて、クルマの向きも変わらないしツマラナイクルマだった。でも現在のクルマは4WDでもFFでも荷重移動すればクルマの向きが変わるから楽しいよ。スイフトだけじゃなくてスバルの4WD車でも、キチンと曲がる。もう販売が終了するWRX STIは思い通りにコントロールできるから楽しいよね。それくらいメーカーの努力によってクルマは進化しているということだよ。
シビック タイプR(初代)
C:マイナーチェンジが発表されたばかりのシビックタイプRはどうでしょうか?
DK:EK9、初代シビックタイプのRようには仕上がっていないよ。ちょっと危ない動きをするけれど面白いという劇薬じゃないとタイプRは。やはりクルマはドライバーに仕事させないとツマラナイ乗り物になってしまう。

土屋さんが思う良いクルマは、"ドライバーに仕事をさせるクルマ”。それってどんなクルマ?

C:ドライバーに仕事をさせるというのはどういうことでしょう。
DK:ドライバーに仕事させるというのは、ステアリング操作やペダル操作、荷重移動などでクルマの向きを変えることができるということ。FFでも4WDでも荷重移動できるくれるクルマはドライバーがなにかできる領域が残っているということだね。スイフトスポーツ以外で興味あるクルマは86/BRZ。カタログモデルに搭載するエンジンを2Lターボにしてもらいたい。いきなりスープラは手が届かないから、86/BRZでターボはあり。騒音規制の前に出して欲しい。しかもEJ20を載せてくれれば楽しいと思うよ。
C:平成とともに終わってしまいましたね。
DK:ファイナルモデルが登場しているね。あれはいいエンジンだよ。ほかに今は気になるクルマはないな。

C:ちなみに僕はジムニーに乗っているのですが、土屋さんはジムニーをどのようなイメージを持たれていますか?
D:山や川に行く人のクルマかな。
C:まだ納車時期が長くなっていて人気なのです。
DK:すごいね。個人的には印象は薄いけれど、そういうジャンルが好きな人が乗ればいいクルマだね。

C:ジムニーはロードスターのMT車と車両重量がほぼ同じですが、軽いというのはメリットですか?
DK:ロードスターとジムニーでは全く同じではないけれども、ブレーキとかコーナリング性能は車両重量が軽い方が有利とは言えるよ。でも、ジムニーみたいな重心高が高いクルマはコーナーでがんばらないほうがいいよね。そういう風に作られていないから。そのクルマが最高のパフォーマンスを発揮できるシーンを楽しめばいいと思うよ。

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