オートライトが義務化?必須になるかもしれないクルマの装備3選!

日産 踏み間違い事故防止

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2020年4月以降の新型乗用車に装備が義務付けられたオートライト。2021年11月以降の新型車から装備が義務付けられた衝突被害軽減ブレーキ…これらのような運転支援システムは急速な普及が進み、装備の標準化も進んでいます。今後はどのような装備が必須となってくるのでしょうか?

文・西川 昇吾

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾
Chapter
踏み間違い防止装置
車線逸脱防止支援システム
ブラインドスポットモニター
あくまでも「運転支援システム」搭乗者の命はドライバー次第!

踏み間違い防止装置

近年、話題に挙げられている「アクセルとブレーキの踏み間違い」。これを抑制するのが「踏み間違い防止装置」や「誤発進抑制機能」などと呼ばれるもの。1990年代から普及を広げた電子制御スロットルにより、実現が可能となったこの装置。

具体的なシステムや作動条件はメーカーや車種によって様々ですが、低速走行時にスロットル開度が一気に大きくなると、コンピュータがアクセルとブレーキの踏み間違えと判断し、スロットルを閉じるというのが一般的。最近では一部車種で後付けも可能になったため、普及が広がることは間違いないでしょう。

車線逸脱防止支援システム

高速道路などの自動車専用道路を走行している際、自車のフラつきなどを感知し、車線から自車が逸脱しそうな場合はドライバーに注意喚起を促すというシステム。メーカーや車種によってはステアリングに制御がわずかに介入する場合もあります。

「レーンキープアシスト」と名称するメーカーもあるこのシステム。このシステムが普及することにより、市街地に比べハードルが低い自動車専用道路での自動運転実現に近づくことになるでしょう。

ブラインドスポットモニター

隣車線を走っている車両をレーダーなどで検知し、その存在をドライバーに教えるというシステム。ルームミラーやドアミラーを使っても見えない、言わば「死角」となる部分を補うシステムで、車線変更時の事故抑制に役立っています。

もし仮に自動車専用道路での自動運転を実現化するならば、こちらのシステムと先に述べた車線逸脱防止支援システムとの連携が必須となるでしょう。

あくまでも「運転支援システム」搭乗者の命はドライバー次第!

ここまで今後装備がより広がると思われる運転支援システムを取り上げてきましたが、忘れないで欲しいのは運転「支援」システムであり、運転の主体はドライバーであるということ。

例えば将来的な義務化が決まった衝突被害軽減ブレーキが自動ブレーキなどと表現されることもありますが、正確には「衝突被害軽減」ブレーキであって確実に衝突を防ぐものではありません。その他のシステムも同じ、雨天時などはレーダーが誤作動する可能性もあり、走行状況次第でシステムが正常に作動しないこともあります。

確かに運転支援システムがあることにより、安心で疲労度の少ないドライブができるのは事実ですが、過信は厳禁です。
運転免許を持つということ、それは車両を運転することを、国が特別に許可したということなのです。運転免許を持つ、その意味をしっかりと理解して運転支援システムを上手く活用しましょう。
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