新型N-BOX(エヌボックス)カスタムの乗り心地はいかに

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ホンダのN-BOXカスタムは新型にフルモデルチェンジしてからも安定した販売台数を誇り、いまだに人気も高くランキング上位で名前を目にします。そんな新型N-BOXカスタムを実際に運転してみて、その人気の秘密を探ってみました。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
運転席に座った感想は
走行性能は?
乗り心地は?

運転席に座った感想は

今回、運転したモデルはN-BOXカスタムのターボ仕様で、N-BOXの中でも人気があるグレードの一つといわれています。運転席に乗り込みまず最初に抱いた印象は、目の前がスッキリしたことです。

先代のようにハンドル奥にメーターが設置されておらず、ダッシュボード上部にメーターが移動したことにより走行距離やスピードなど確認がしやすくなりました。加えて、ドライバーの視線の移動が少なくなったことで、運転に集中できるようになっているため事故防止の向上にも一役買っています。

その他の変更点としては運転席にアッパーボックスと呼ばれる収納や時計機能も加えられ、使い勝手が良くなっています。

走行性能は?

肝心の走行性能ですが、走り出しはスムーズで安定していて軽自動車に乗っている感覚を忘れてしまうほどでした。ハンドル操作による反応もキビキビしているためカーブや車線変更も楽に行なえます。加速性能もアクセルを深く踏み込まなくても反応が良く、さすがターボカスタムといったところですが、スピードの出しすぎには注意が必要です。

坂道での走行も少しくらいの傾斜なら何の苦もなくスムーズに登っていき、ターボエンジンの力強さを感じます。坂道が多い地域にお住いの方にとっては心強い味方になるのではないでしょうか。ちなみに最大トルクはノーマルエンジンに比べて1.6倍となっております。

N-BOX Custom G・L
最高出力:43kW [58PS]/7,300rpm
最大トルク:65Nm [6.6kgfm]/4,800rpm

N-BOX Custom G・L ターボ
最高出力:47kW [64PS]/ 6,000rpm
最大トルク:104Nm [10.6kgfm]/2,600rpm

また、他車に比べてホイールベースを長くしたことにより、直線距離の安定感が増したことなどがN-BOXターボカスタムの走行性能を高めていることに繋がっているようです。

乗り心地は?

運転したモデルは15インチのタイヤを履き、足回りが少し硬めにセッティングされていましたが、乗り心地は比較的マイルドなものでした。走行中でも道路に凹凸がある場所ではわずかな振動を感じるかもしれませんが、特に気になるほどではありませんでした。

段差のある場所に乗り入れる際は、トールワゴンの特性上、揺れることは避けられないところですが、こちらも同ジャンルの他のモデルとそれほど差はありませんでした。

また、運転席からの視界も広くドライバーにとっては死角が少なくなるため、運転がしやすくライバルより一歩先を行っていると感じました。その他に気になる点といえば、走行中の音。こちらも気になる様なビビリ音などはなく、室内での会話も聞き取れないことはありませんでした。

唯一、運転中に気になった点といえばハンドルの軽さです。ハンドルの軽さが車の反応の良さに繋がっているため短所にも長所にもなるかもしれませんが、N-BOXの運転に慣れるに従って気にならなくなるでしょう。
新型のN-BOXカスタムを運転して改めて感じたことは、安定性・利便性の高さ、走行性の良さなどがうまくバランスが取れていて人気が高いことも頷けます。総合的に優れている新型N-BOXカスタムは、たくさんの方におすすめできるクルマになっていました。
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