最悪の場合は火災に!?エンジンがかからない際の対処法

エンジンの写真

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休日のお出かけや仕事での移動など、クルマを利用している人にとってエンジンがかからなくなる事態は避けたいですね。それでもトラブルが起きてしまった場合、なんとかしてクルマを動かしたいと思われるでしょう。今回はそんな非常時に備えて、エンジンがかからなくなった際に想定される原因と対処法をご紹介します。

文・PBKK
Chapter
操作ミスなどのヒューマンエラーが原因の場合
部品の故障が原因の場合
その場では原因を解消できない、もしくは原因が全く分からない場合

操作ミスなどのヒューマンエラーが原因の場合

・ガソリンが足りない
給油ランプがついた時点で残量はわずか(10リットルほど)になっているため、出来る限り早めに給油しましょう。ガソリンの量に問題は無くても、長い間乗っていなかったクルマの場合は経年によるガソリンの劣化が発生しているため、ガソリンの交換が必要です。

・ブレーキペダル(クラッチペダル)の踏み込みが浅い
踏み込みが浅いことでエンジンをかけようとしても反応しない場合があります。強めに踏み込んだうえでもう一度かけ直してみましょう。また、MT車の場合もクラッチペダルを奥までしっかり踏み込みましょう。

・シフトがPに入っていない
クルマは動力がタイヤに伝わることで発進しますが、エンジンをかけた際にいきなり走り出さないように安全対策としてシフトがPのポジションに入っている場合に限りエンジンがかかるようになっています。もし、P以外のポジションのままになっている場合はPのポジションにシフトレバーを入れましょう。

・電子キーの電池切れ
電子キーの電池が切れていたり、残量が不足していることでエンジンがかからなくなることがあります。その場合はまず、スマートキーに内蔵されているメカニカルキーを抜き、キーを鍵穴に差し込みクルマに乗り込みます(車種によっては鍵穴が隠れているものがあります)。シフトがPにある状態でブレーキを踏みつつ、電子キーをエンジンのスタートスイッチ付近まで持っていきボタンを押すことでエンジンをかけられます(手順は車種により異なるため事前に説明書で確認しておきましょう)。

・ハンドルがロックされている
キーが刺さっていない状態での盗難を防ぐためにハンドルロックという仕組みがあります。この状態になってしまった際は左右にハンドルを動かしつつキーを回してエンジンをかけることで解除可能です。スイッチ式でエンジンをかけるクルマの場合はハンドルを動かしつつスイッチを押します。

部品の故障が原因の場合

・バッテリーあがり
ライトの消し忘れや寿命などによるバッテリーあがりはエンジントラブルの中でもよくある原因です。ブースターケーブルで他のクルマのバッテリーとつないでバッテリー容量を回復させる、もしくはジャンプスターター(携帯型充電池)をバッテリーとして使うことで対応できます。ブースターケーブルを使用する際は、バッテリーも容量に応じたものを使用してください。最悪、火災が発生する原因になります。

・セルモーターの故障
エンジン回転させる際の手助けをするセルモーター。重要なパーツであるため頑丈なつくりにはなっていますが、年式が古いクルマになると故障することもあり、その場合はカーショップなどで交換するしかありません。

・オイル系統の故障
オイルランプが点灯している場合はオイル系統に故障が発生していることになります。
オイル漏れが発生している場合は最悪のケース、火災になりうるため早急にJAFなどのロードサービスを利用し、修理しましょう。

その場では原因を解消できない、もしくは原因が全く分からない場合

このような場合はロードサービスを利用しましょう。自身が加入している保険会社もしくはJAFに連絡してプロの専門知識で対処してもらいます。
エンジンがかからなくなると焦ってしまうと思いますが、まずは単純なヒューマンエラーによるものかどうかを確認するようにしましょう。落ち着いて確認しても原因が分からない場合は無理をせず、プロの力を借りてしまうのが一番です。部品の故障に関しては日頃からのメンテナンスをしっかりと行うことが最大の対策と言えるのではないでしょうか。
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