うっかり!ETCバーを折ってしまうとどうなる?

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高速道路や有料道路でおなじみのETC。ETCに対応している車載器を装着し、ETCカードを挿入していれば、ETCを通過する際にバーが自動で開いて通行できます。

ただし故意ではなくても、トラブルや走行ミスによりETCバーが開かずうっかり折ってしまうケースもあります。今回は、万が一ETCバーを破損させてしまった場合、どうなるのかを解説していきます。

文・PBKK
Chapter
ETCバーは折れない!?
ETCバーに保険は効くのか?
もしETCバーが開かないまま通過した場合は?

ETCバーは折れない!?

最近のETCバーは折れにくい素材を採用しており、バーを折ることを目的にした走行でもしない限り、破損してしまう可能性はほとんどない言われています。しかし、場合によっては、ETCバーを折ってしまうトラブルに遭遇するかもしれません。

その場合は、ETCバーの修理費用などが請求されることもあるようです。気になるETCバーの値段は、約10年程前は一本6万円前後、2本で12万円前後と高額でしたが、現在は材質の変更などにより値段は変更されているようです。

ETCバーに保険は効くのか?

万が一、ETCバーを破損させてしまった場合は、「対物賠償保険」に加入していれば保険が適用されます。ただし、契約している保険始期や内容によっては適用されない場合があるため注意が必要です。

もしETCバーが開かないまま通過した場合は?

ETCバーを意図的に押し開いて通行した場合は、「道路整備特別措置法」に処される可能性があります。

道路整備特別措置法は道路整備促進などを目的にした法律で、その中の第五十九条には「高速道路などで不正通行を行った場合、30万円以下の罰金に処する。」と書かれています。つまり最初から不正通行するつもりだった場合は、30万円以下の罰金と前科がつくことになります。

また第二十六条では、「道路を管轄している組織は、支払われていない料金+その2倍の割増金を徴収することができる」とあります。つまり料金未払いの場合は、本来の料金の3倍を徴収されてしまいます。

故意ではなくても、ETCカードを挿入していなかった、ETCカード自体に不具合があるなどの理由でETCバーが開かない場合があります。もし、誤って通行してしまった場合は、速やかに係員などに連絡を取り、適切な対処を行えば罪に問われることはないでしょう。

ETCレーンを通行する際は、万が一ETCバーが開かないなどのトラブルが発生したときも安全に停止できるよう、20km/h以下で走行および徐行するよう義務つけられていますので、くれぐれもご注意ください。
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