【JB64】新型ジムニーの豊富なオプションを徹底解説!~SJ30を踏襲したデザインと最新システム~

スズキ ジムニー 2019

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新型ジムニーには、1970年のデビュー当初から様々な純正オプションが用意されています。ドレスアップ用のアイテムや、ジムニーの機能性を向上させるグッズなど、そのラインアップはバリエーションに富んでいます。ここでは、その中からオススメのオプションをご紹介します。

文/写真・山崎 友貴

山崎 友貴|やまざき ともたか

四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。

山崎 友貴
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旧型ジムニーのマスコット“サイ”でレトロフィーチャーしたオプション
快適便利に車中泊ができるオプションも豊富!
車載オーディオのオプション選定は慎重に

旧型ジムニーのマスコット“サイ”でレトロフィーチャーしたオプション

新型ジムニーは、二代目ジムニーのSJ30型をフィーチャーしてデザインされていることが分かりますが、純正オプションもSJ30型を彷彿させるアイテムが多くなっています。
特に“サイ”のデザインのアイテムがそれです。「ジムニーで、なぜサイなの?」と思う方が多いと思いますが、これはSJ30型が登場した80年代初頭に、純正スペアタイヤカバー用にデザインされたものです。

小さなジムニーで思い描く動物は?との回答が、大きなサイ。そこから、あまりにも似つかわしくない!という意味を込めた洒落で生まれたといいます。このマークは海外でも非常に好評で、「リノ」の愛称で親しまれてきました。
新型ジムニーにもこのサイの「スペアタイヤカバー」が設定されており、ジムニーのオールドファンを喜ばせました。純正オプションとしては、「スペアタイヤハーフカバーデカール」や「サイドデカール」が2種類、「デコステッカー」「ルームミラーカバー」「携帯リモコンカバー」にサイのマークが入っています。

ちょっと通なジムニー乗りを気取るなら、さりげなくサイのマークを愛車に取り入れてみてはいかがでしょうか。
オールドジムニーと言えば、「フロントグリル」も二代目ジムニーを思いおこさせます。二代目ジムニーも非常にモデルサイクルが長かったため、歴代モデルの中にはいくつかのグリルデザインがありました。

新型ジムニーの標準グリルのように縦型グリルのデザインもあれば、オプションのようなメッシュグリルも存在しました。さらに、スズキのマークが今のような「S」ではなく、レタリングなことも当時の懐かしさを感じさせてくれます。人とはちょっと違うジムニーに乗りたい人にはオススメです。
さらにこだわるなら「エンブレム」も付けてみてはいかがでしょうか。この車名エンブレムもまた、旧型ジムニーの時のデザインをモチーフにしています。オプションカタログでは前のフェンダーに付けていますが、リアの車名エンブレムを交換すると、一層当時の雰囲気を再現できます。
これにプラスして、「サイドデカール」を付けると、ますます2代目ジムニーに近づけることができます。これらのデザインもデザインヘリテージのひとつで、オールドファンに懐かしいものです。改めて眺めてみると現代でも古めかしくなく、かえってレトロな雰囲気が新型ジムニーの良さを引き立ててくれるのではないでしょうか。

快適便利に車中泊ができるオプションも豊富!

新型ジムニーの機能の中で、特筆すべきなのがシートを簡単にフルフラットにできるようになったことです。後部座席を前に倒し、前席のヘッドレストを抜いて後ろに倒せば、室内長を活かした就寝スペースができます。ただ、シートには凹凸があるため、完全にフラットになるというわけではありません。
そこで使いたいのが「ベッドクッション」です。このクッションは前席を倒した時にできる段差を埋めて、完全にフラットな就寝スペースにしてくれるのです。さらに低反発クッションを使っているため、車内でも安眠することができます。
安眠と言えば、光に敏感な人にとっては、サービスエリアなどの街灯は煩わしいものです。アイマスクをして寝るという手もありますが、車外からの視線を遮り、完全なプライベート空間にすることで、安眠の度合いがグッと変わります。

「フロントプライバシーシェード」「リヤプライバシーシェード」は、6面ある新型ジムニーのガラスをすべて覆い、車外からの光や視線をシャットアウト。さらに、ある程度冷気も遮断できるので、冬でも快適な車中泊ができます。
車内の収納を増やしてくれるオプションも便利です。「リアクオーターボックス」や「ユーティリティカラーリングフック」を使えば、スマホや財布、ポーチなど身の回りの物を収納ボックスに入れたり、 S字フックなどを使って物をかけたりと、何かと重宝します。

新型ジムニーは車内収納が少ないため、こうしたオプションを使えば、就寝中に物が見当たらなくなるということもなくなります。

車載オーディオのオプション選定は慎重に

新型ジムニーには天井に設置することで、邪魔にならずに釣り竿を車内収納できる「ロッドホルダー」や様々なアタッチメントを装着することで、多様なレジャーアイテムを積載できるキャリアなどが用意されています。さらに車内のイメージを変えるオプションなども豊富です。
しかし、後付けするアイテムの中でも、装着率が高いのはカーAV。音楽を聴くユーザーにとってオーディオはもちろんことですが、昨今のカーライフにとってスマホに取って変わっている流れはあるものの、カーナビゲーションを取り付ける方も未だに多いのではないでしょうか。
ご存じの方も多いと思いますが、カーオーディオやカーナビには2種類あります。ひとつはメーカー純正品、もうひとつは社外品、いわゆるアフターマーケットものです。純正品はスズキ系販売店で装着するもので、社外品はカー用品店で販売されているもの。同じ商品でも、実はいろいろ違っていることがあります。
最たる部分が、走行中にTVやDVDなど映像を映せないのが純正品。社外品はちょっとした装着方法で、それが可能になります。純正品で走行中に映像を映すためには、場合によっては高額な専用商品が別に必要になる場合も。
一方、純正品にあるメリットもあります。JCグレードにはステアリングにオーディオコントロールのスイッチが付いていますが、社外品の場合、これでコントロールできない場合があります。また純正品のバックカメラやドライブレコーダー、ETC車載器との親和性が高いのも純正オーディオのメリットです。
カーナビゲーションを選ぶ時、純正品の中でも検討が必要です。いわゆるカーナビとしてラインナップされているものが、純正オプションにもいくつかあります。

カーナビゲーションは、目的地までの道路検索・誘導に特化している一方で、地図データを定期的に更新しないと、カーナビとしての機能が低下します。さらに、地図データの更新料も決して安くありません。
そのため人気なのが、スマホのカーナビアプリ。最新の地図データがいつでも使えるだけでなく、最新の交通情報を常に受信して反映させているというメリットがあります。しかし、スマホは画面が小さく、見えづらいのが弱点。
そこでオススメなのが、「モニター付きDVD/CD/USBプレーヤー」です。このオーディオ機器は、Bluetoothでスマホと接続ができ、AppleカープレイやAndroidオートを使うことができます。これらの機能を使って、大きな7型画面にスマホのカーナビアプリを映し出すことも可能。取り付け工賃(参考価格)込みで5万875円というプライスにも注目です。
純正オプションは新型ジムニーとのマッチングが抜群というのが最大のメリット。またオートローンなどを使う場合に、車体購入額と一括できることにより購入に関わるお金が可視化しやすいのも魅力のひとつです。

ただし、中には社外品を選んだ方が使いやすくオトクということもあります。賢く選んで、自分なりのジムニーを作り上げてみてはいかがでしょうか。

スズキ

ジムニー

約80万 ※2020年4月現在

軽自動車

クロカン

メーカー
スズキ
車名
ジムニー
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商品詳細