東京オリンピック2020まもなく開幕!首都高は全面封鎖!?

首都高 辰巳ジャンクション

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開催まで300日を切った東京オリンピック。7月には大会開催時を想定した首都高速交通規制テストが行われました。まだまだ不透明な部分が多いと感じてしまう東京オリンピックですが、首都高速の規制がどうなってしまうのでしょうか?

文・西川 昇吾

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾
Chapter
首都高各線は大会ルートに指定
流入調整で交通量の減少を狙う
料金の値上げ
混在が集中するのは横羽線?
今後も変更の可能性あり

首都高各線は大会ルートに指定

まず首都高速の各線は大会ルートに指定されており、この大会ルートは関係者や選手が使用する大会輸送ルートとされています。この大会ルートは関係者や選手の使用が優先され、もちろん一般車には規制が行われます。大会ルートではルート上にある料金所が閉鎖されたり、料金所が通行できても一部レーンが閉鎖されたりします。

2019年10月の段階で規制が大会ルートに指定されている首都高速の路線は主に以下の通りです。

・首都高速都心環状線(C1)

・首都高速3号線(渋谷線)

・首都高速4号線(池袋線)

・首都高速9号線(深川線)

・首都高速11号線(台場線)

・首都高速10号線(晴海線)

・首都高速湾岸線

・首都高速神奈川1号線(横羽線…横浜公園〜生麦JCTまで)

・首都高速神奈川7号線(横浜北線)

・首都高速神奈川5号線(大黒線)

首都高速に関しては上に記載したような路線が規制されますが、千葉県や埼玉県でも首都高速に接続する東関東自動車道や関越道、東京外環道路の一部が大会ルートの対象路線となります。

流入調整で交通量の減少を狙う

平日の朝や夕方など首都高速の交通量が多い時間帯では対象路線の首都高ランプにて規制を行い、流入調整をすることで交通量の減少を狙うと大会組織委員会は発表しています。

「首都高の交通量を最大3割削減」としていますが、2019年7月に行われた交通規制のテストでは「首都高の交通量は約7%減少」とのコメントが発表されており、課題が残った結果にも見受けられます。

料金の値上げ

7月のテストでは交通量の減少が不十分であったため、大会期間中は料金の値上げも発表されました。対象となる日程は現在のところ7月20日から閉会式翌日の同8月10日までと、パラリンピック開催日程である8月25日~9月6日までの朝6時から夜10時までとされており、1,000円値上げされます。

なお深夜時間帯である0時から早朝4時まではETC搭載車に限り通常の半額にすることも発表されています。

混在が集中するのは横羽線?

これはあくまでも筆者の推測ですが混雑が集中するのは横羽線と考えられます。横羽線の大部分とも言える生麦JCTから都心環状線(C1)との接続部分である浜崎橋JCTまでは規制が行われていません。神奈川と東京を結ぶ湾岸線で規制が行われるため、平行する横羽線の需要が高まり混雑が見込まれる可能性があります。

今後も変更の可能性あり

2020年の開催とはいえ今後も規制内容やルートが変更されることがあるオリンピック期間中の首都高速。普段から首都高速を使用するユーザーにとっては見逃せないことは間違いないでしょう。
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