クルマでどんな違反を行うと一発免停?

スピードを出すクルマの写真

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クルマでドライブ中に違反を犯すと、違反点数が加算されます。違反点数によっては免停扱いになり、クルマを運転できなくなります。違反の中には一発で免停になるケースもあるので、ドライバーは注意したいところです。

今回はクルマでどんなことをすると一発免停なのか、解説していきます。

文・PBKK
Chapter
前歴なしで一発免停になるのは6点以上
一発免停になる違反の種類

前歴なしで一発免停になるのは6点以上

前歴とは、過去3年間に免許の停止処分を受けた回数のことです。

前歴なしのドライバーの場合、6点以上違反点数を加算されると免停になります。つまり、違反点数が1回に6点以上加算されると、問答無用で一発免停の対象になります。

なお、過去に免許停止処分を受けたことがある、またはその回数が多い方は免許停止になる点数や期間が異なりますのでご注意ください。

今回は、一回の違反で6点以上加算される対象行為をご紹介します。

一発免停になる違反の種類

一発免停になる違反には、次のような種類があります。

定められた走行スピードを超過する
走行スピードの超過については、道路標識で定められた最高速度、あるいは法定速度で定められた最高速度(一般道路:60km/h、高速道路:100km/h)を1km/hでも超過すると違反となり、取り締まりの対象となります。そして6点以上の点数がつく行為は、一般道でスピード超過分が30km/h以上、高速道路で超過分が40km/h以上になった場合となります。また、単に一発免停になるだけでなく、罰金または懲役刑も課されます。

スマホなどを使用した「ながら運転」
運転中にスマホなどを使用した「ながら運転」は、従来は違反しても1度で点数が6点になることはありませんでした。しかし2019年12月1日から施行される改正道路交通法では厳罰化が行われ、6点以上の違反点数がつく恐れもあります。携帯電話の使用保持やカーナビの注視など、ながら運転を行ったときは、改正前の違反点数は1点ですが、改正後は違反点数が3点になります。さらにながら運転で信号無視など危険行為を行った場合は、改正前の違反点数は2点、改正後は違反点数が6点になります。つまり、ながら運転中に危険行為を行うと、一発免停処分を受けてしまいます。さらに、必ず刑事手続の対象となります。

飲酒運転
飲酒運転の罰則は、検出されたアルコール濃度により異なります。アルコール濃度が0.15mg以上から0.25mg未満は13点で、前歴があると即免許取消しとなります。0.25mg以上は25点で即免許取消、さらに前歴があると2年間免許再取得が不可能になります。ちなみにアルコール濃度が0.15mg未満であっても、正常に運転できないとみなされたときは「酒酔い運転」にあたり、35点の違反点数や免許取消、免許再取得3年間不可能などの重い処分が下ります。そして飲酒運転は、同乗者や飲酒をさせた相手など、関係者にも罰則が科されます。
今回は一発免停になる行為をご紹介してきましたが、どんな違反行為も危ないことには変わりありません。ぜひ今回の記事を読んだ方は、一層の安全運転を心がけてください。
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