なんで軽自動車専用駐車スペースは出来たの?サイズには規定があるの?

2019 軽自動車専用駐車場

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駐車場で見かけることがある「軽自動車専用駐車スペース」。何となく普通車用の駐車スペースと比べて小さいことは見比べてみるとわかりますが、明確な寸法の違いや規定があるのでしょうか?今回はこの軽自動車専用駐車スペースについてご紹介します。

文・西川 昇吾

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾
Chapter
軽自動車専用駐車スペースの明確な起源は不明
寸法は決まっているの?
駐車場に限らず、道路などは考えられて寸法が決められている。

軽自動車専用駐車スペースの明確な起源は不明

まず、軽自動車専用駐車スペースがいつ頃から、どんな理由でできたか?という点に関してですが、これに関しては明確な起源や経緯は不明です。

しかし「軽自動車」という規格は旧規格などを考えると古くから存在していました。普通自動車のボディサイズが大きくなり、軽自動車の小さなボディサイズが際立つようになってから、徐々に軽自動車専用駐車スペースが出来てきたのでしょう。

現在では普通自動車のボディサイズの拡大が目立つようになってきたので、最大のボディサイズが規格で定められている軽自動車はより効率的に駐車スペースを活用できるので、当然の流れと言えば当然の流れでしょう。

寸法は決まっているの?

では軽自動車専用駐車スペースの寸法などは定められているのでしょうか?実はこれは一般的に目安とされている寸法があります。

まず普通自動車の一般的な駐車スペースの寸法は以下の通り。
幅 2.5m × 長さ 5.0m

そして軽自動車専用駐車スペースの寸法は以下の通り。
幅 2.28m × 長さ 3.6m

ちなみにこの寸法は一般的なボディサイズに基づき(軽自動車は規格で最大値が決まっているため、見当がつく)ドアなどを開けた場合、乗り降りがしやすいか?という観点から考えられた寸法となっています。

近年の普通自動車はボディサイズが大きくなっているので、普通自動車の駐車スペースは幅、長さ共に0.5ⅿほど大きくなっている場合も多いです。参考までに小型自動車(5ナンバーサイズ)と軽自動車のボディサイズは以下の通りです。

5ナンバーサイズ
・全長4.7m以下
・全幅1.7m以下
・全高2m以下

軽自動車
・全長 3.4m 以下
・全幅1.48 m以下
・全高2 m 以下

駐車場に限らず、道路などは考えられて寸法が決められている。

今回は駐車場の寸法をクローズアップして紹介しましたが、このように車両の寸法は車検や企画で決められているので、それにそって各種スペースの寸法が決められています。

これは道路においても同じで、交差点の停止線や道路幅などは大型トラックなども共存する道路環境を配慮して決められているのです。

そのような点に注目して、駐車スペースや道路の各種寸法を何となく注目してみてみると新たな発見があるかもしれません。
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