停電時に使える、クルマのバッテリーから電気を取り出す方法

2019 災害

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生活していると、急にやってくる停電。ちょっとした不具合ならば数分や数十分ほどで復旧しますが、大災害となるとそうはいきません。必要な電力は自分でまかなう必要があります。クルマのバッテリーは、そんな災害時の停電にも使えます。

今回は、クルマのバッテリーから電気を取り出す方法をいくつかご紹介していきます。

文・PBKK
Chapter
シガーソケットを使う
インバーターや車内コンセントを使う
V2Hとパワーコンディショナーを併用する

シガーソケットを使う

一番手軽にクルマから電気を取り出せるのが、シガーソケットを使う方法です。

クルマのシガーソケットに、対応した機器やUSB充電器を挿しこむだけで準備は完了します。車内用の掃除機のほか、スマホやタブレットなど、12ボルトで給電や充電できる機器ならばこれで十分です。

特にスマホやタブレットなどは、非常時の重要なツールとなります。電池切れしないように、一台だけでもUSBシガーソケットを持っておくと安心できます。ぜひ備えておきましょう。

インバーターや車内コンセントを使う

「家電にも給電して、体を温めたり料理をしたい」などの希望がある場合は、インバーターや車内コンセントを利用しましょう。

インバーターはシガーソケットに接続して使うデバイスで、100ボルトを使う家電に給電が可能です。照明器具程度ならば問題なく使えますし、十分な容量を持つインバーターを用いれば、電気毛布などの消費電力が大きな製品も使えます。

また、ハイブリッド車やEVなどの車には、専用のコンセントを使って大容量の給電ができるモデルもあります。たくさんの家電を接続する場合は、ハイブリッド車などの専用コンセントを使いましょう。

ただし、コンセントはオプションになっているケースが多いので、もしもの災害に備えたい場合はぜひ取付を行ってください。

V2Hとパワーコンディショナーを併用する

さらに一部のEVは、「V2H(Vehicle to Home)」という機能を搭載している場合もあります。

V2Hとは、EV車に蓄えた電力を必要なときに取り出し、家庭の電力として使う仕組みです。V2Hを搭載した車は、1週間以上の家庭電力をまかなえることもあるほどパワフルです。

ただし、V2H搭載のEVから電力を取り出すには、パワーコンディショナーという器具が必要です。日産 リーフ用など、各EVモデルごとに専用のパワーコンディショナーがあるのでチェックしておきましょう。
長時間の停電は、いつ起きるか分かりません。車のバッテリーから給電する方法を把握し、万が一のときも電気を使えるようにしておきましょう。
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