世界で人気を獲得した日本車3選

トヨタ ヤリス ヴィッツ

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世界で売れている自動車には多くの日本車がランクインしており、日本車は世界で人気のあるクルマだということがわかります。今回は「アメリカ」、「ドイツ」、「インド」の国別で、どのようなクルマが人気なのかみていきましょう。

文・PBKK
Chapter
アメリカで人気の日本車
ドイツで人気の日本車
インドで人気の日本車

アメリカで人気の日本車

まずはアメリカで人気の日本車ですが、「トヨタ カムリ」が最も多く販売されています。アメリカ国内の新車販売台数は、2016年には過去最高の1,755万台を記録。そのうちの日本車のシェアは約38%となっており、アメリカでの人気も伸び続けています。

中でもトヨタのシェア率は14%と高く、販売台数は約245万台となっており、トヨタの中で最も人気のあるクルマは「カムリ」です。フルサイズがメインだったアメリカで、スポーティーな走りができ高性能で、尚且つちょうどよいサイズのカムリは、アメリカの人々にとっては理想の車だったようです。

アメリカではアメ車のような大きな車が好まれるイメージもありましたが、近頃は品質とコストパフォーマンスの良い日本車に注目が集まり、アメリカで日本がウケている理由としては、なんといっても燃費の良さが最高であるということです。

ドイツで人気の日本車

自動車大国ドイツで人気の日本車といえば「トヨタ ヤリス(ヴィッツ)」です。日本ではヴィッツとして販売しておりますが、世界ではヤリスという名前の方が有名で、世界ラリー(WRC)でもヤリスとしてエントリーされているほどです。

アメリカと違いコンパクトカーが好まれるドイツでは、WRC世界ラリー選手権の舞台ともなっています。その中で優秀な成績をおさめているヤリスは、ドイツの人々の心を魅了しています。見た目だけではなく高性能なヤリスは車両価格のお手頃さも人気の要因となっているようです。

ちなみに、ドイツではフォルクスワーゲンのシェア率が高く2018年は17.5%で、日本のトヨタのシェア率は2.1%と低く、ヤリスのライバル候補の「ゴルフ」や「ポロ」の売れ行きが好調です。

インドで人気の日本車

次にご紹介するのはインドで人気の日本車ですが、他の国とは少し違った傾向にあります。世界で人気のある日本メーカーといえばトヨタ、ホンダ、日産の3社がよく挙げられますが、インドではスズキの人気がダントツです。そのスズキ車の中で最もよく売れているのが「アルト」です。

インドにおけるスズキのシェア率は50%を超えており、インドを走る車の2台に1台はスズキ車と言われています。どのメーカーよりもいち早くインド市場に乗り込んだスズキは、現地のニーズを詳細に分析し取り入れたことでインド人にとって理想の車を作り上げることに成功しています。その理想のクルマがアルトなのです。
日本のクルマは高い品質と性能で世界でも人気となっています。しかし、人気のクルマは世界共通というわけではありません。それぞれの国や地域に合った特色を持つクルマたちが、現地のクルマと競り合い、その国や地域で人気を得ていくのです。
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