飲み物が入ったコップを車内に置いておけば、レッカー移動されないって本当?

駐車監視員

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交通量が多い道路や交差点が近い箇所での駐車違反には、まれにレッカー移動の対象になる場合があります。「道路交通法第51条」によって強制的に移動させられるため一度作業に取り掛かるとレッカー移動が完了するまで手出しができません。

しかし、レッカーを回避する方法が都市伝説のようにまことしやかに囁かれています。今回はそのレッカー移動の回避方法の真実を明らかにしていきましょう。

文・PBKK
Chapter
レッカー移動の基本
コップに液体を満タンに入れておくとレッカー移動されない?
知らないと損する駐車違反

レッカー移動の基本

駐車違反の際に車の所有者が見当たらない場合、違反車両を移動できないため警察が強制的にレッカー移動に踏み切ります。2006年6月1日に道路交通法の改正により駐車違反の定義や取り締まり方法が変わり、駐車監視員により容赦なく駐車違反を取り締まることができますが、すぐにレッカー移動されることは少なくなっています。

レッカー移動の距離は50m以内と決まっていますが、50m先に移動させられただけで2万円前後のレッカー料金を請求が。さらに移動先が有料駐車場に指定されると駐車料金まで発生するのです。1度の駐車違反で3万円近い出費は、懐を直撃する痛手になります。では、駐車禁止の場所で都市伝説のような裏技をしたら一体どうなるのでしょうか?

コップに液体を満タンに入れておくとレッカー移動されない?

駐車違反の際にレッカー移動を防止するために「コップに液体を満タンに入れて車内に置く」という裏技があります。しかし、その裏技は果たして真実なのでしょうか。

結論からお伝えすると、裏技でレッカー移動は回避できません。この噂はコップの液体がこぼれた場合に車内に損害が発生すると警察側も困るため、回避できる方法として挙げられています。

ですが、現実はレッカー移動の際にこのような状況であれば警察官立ち合いのもと、鍵師が施錠を解除し液体を車外に持ち出してからレッカー移動します。当然、開錠料金も請求され、より高額な違反金となるのです。

知らないと損する駐車違反

駐車違反をすると黄色いステッカーがフロントガラスに貼られます。すると1週間位で「放置違反金」の納付書が郵送されてきますので、コンビニで違反金の支払いを済ませれば解決です。ここで注意したいのが、間違っても警察署へ出頭しないこと。

放置違反金はあくまでも車を所有している人への違反金なので、もし警察署へ出頭してしまうと運転者が受ける「反則金」に変わるため、免許の点数も引かれてしまいます。金額は同じですが罰金の種類が変わるだけで免許の点数にも影響するのは明らかに損です。
都市伝説には違反を回避する裏技がいくつかありますが、真実かどうかはわかりません。一番大切な事は、違反そのものをしないように心がけるということですね。
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