新型NSXは価格2,000万円オーバー!その他スペック詳細や旧NSX・コラボモデルの紹介など!

新型NSXの基本情報は?

ホンダNSX(2015 Detroit)

10年の時を経て復活した新型NSX。そのボディは先代モデル同様の2ドアクーペというパッケージング。ミッドシップエンジンも変わらないのですが、スペックに関しては向上したというよりもまったく別次元と言ってよいでしょう。

4WDでアシストモータ1基、前輪左右に1基ずつ、合計3つのモーターを搭載。エンジンだけでも507psを誇りますが、前輪左右それぞれ37ps、アシストモーター48psの出力。9速のDCTに最大トルクは56.1kg/2,000~6,000rpm。これらのスペックを見ているだけでもワクワクしてくる人も多いのではないでしょうか。

ちなみに日本では2017年2月27日からの発売予定で消費税込みで2,370万円。ホンダ車のみならず、日本で販売される日本メーカー製車両の最高額です。高いと感じるかもしれませんが、性能に関してもポルシェ911と肩を並べていますのでスペックを考えると一概に高いとは言えない額ではあります。

スーパーカーだけど環境性能重視

まさに「スーパースポーツカー」のNSXですが、燃費はJC08モードに於いて12.4km/L。スポーツカーとしては決して悪い数字ではありません。トヨタ 86が11.8~12.8km/Lですので、案外環境にも良いと気付かされるのではないでしょうか。

平成27年度燃費基準に対応し、平成17年排出ガス基準50%低減レベルもクリア。出力等、スペックには何ら問題ないモデルですが環境面にも配慮されているのがNSXです。時代の流れから、速いだけの車は受け入れられなくなりました。

速さと共に環境面にどれだけアプローチしているのかが問われる時代となりましたが、NSXはその点に於いてもクリアしているのです。NSXが決して速いだけの車だと思ったら大間違いです。

新型NSXの走行性能について

ホンダNSX(2015 Detroit)

新型NSXの最大の特徴はアシストモーターだけではなく、左右の前輪にまでモーターが搭載されている点にあります。3.5LのV6DOHCツインターボエンジンだけでも素晴らしい走りを予感させてくれるスペックですが、それだけであれば語弊があるかもしれませんが「普通のスポーツカー」です。

なぜNSXがスーパスポーツカーとまで呼ばれているのかといえば、この両輪のモーターなのです。この二つの前輪モーターにより、コーナリングがまさに異次元とも称されるようになりました。回生と摩擦ブレーキのバランスによってブレーキングを行いつつ減速エネルギーを回生。コーナー脱出加速時のモーターアシストに備えるのです。そしてS660にも搭載されているアジャイルハンドリングアシストによって内輪にのみ軽いブレーキをかけます。

これにより、内輪のマイナストルクを外輪よりも大きくするのです。そして加速に転じると内輪よりも外輪の駆動力を強くしますので、旋回力を高めつつも力強く加速させるのです。簡単に言えば、左右両輪に付いているモーターが状況に応じてそれぞれ別の働きをするのです。

さらにNSXは4つの走行モードも搭載。静粛性を目的にした「Quiet」、走りと燃費のバランスを考えた「SPORT」、ワインディング走行に適し、俊敏さと力強さを備えた「SPORT+」、そしてサーキットでコンスタントに最速ラップを出すことを目的とした「track」と、状況に応じた走りを選べるのです。このように、ただ格好良いだけではなく、細かい部分にまで手が込んでいるのが新型NSXなのです。

新型NSXは女性がデザイン?

NSXのデザインを見ると、旧型NSXよりも流線的なデザインとなっています。旧型NSXは武骨なデザインでしたが、新型NSXは流線的なデザインです。このデザインの進化は、新型NSXのデザイナーが女性だった点も影響しています。女性デザイナー、ミッシェル・クリステンセン氏によるものなのですが、彼女は大学卒業後にホンダに入社。アキュラで女性初のカー・デザイナーとして活躍し、ZDXのデザインも心がけています。

インテークやガーニッシュのみならず、フロントマスクなど女性ならでは気配りが見られるのもそのためです。単一的ではなく、立体的なデザイン。かといって必要以上にゴテゴテになるのではなく、シャープさも維持されているのです。もちろん「男じゃこのデザインは無理」と言うつもりはありませんが、彼女だからこそ、NSXが力強さだけではなく流麗な印象を与えているのも事実です。スペック云々ではなく、単純に「格好良い」「綺麗」と思えるデザインですよね。

新型NSXに早くもタイプRの可能性あり?

まだまだ国内では発売されていないNSXですが、既にタイプRの登場が囁かれています。確かに「ホンダといえばタイプR」と言っても過言ではありませんので、このような噂が出るのは当たり前なのかもしれません。実際の可能性はというと、大いにあり得る話です。NSXは2,370万円と並の車ではありません。

誰もが購入出来るような車ではないだけに、タイプRは出ないのではという声や、そもそも既にタイプRに投入すべくホンダの技術がすべて投入されているのでわざわざタイプRとして出す必要が無いといった声もありますが、タイプRは昨今、「ミニバンメーカー」「軽自動車とフィットだけ」といった声が囁かれているホンダが唯一、かつての走り屋としての意地を発揮出来る瞬間でもありますので、NSXをベースに更にハイスペックのタイプRを投入する可能性は十分に考えられるでしょう。新型NSXは今のままでも「スーパースポーツカー」の名に相応しいスペックですが、市販化するに当たってはどうしても普遍性も求めなければなりませんでした。

確かに素晴らしいスペックではありますが、新型NSXを購入するドライバーがどこで走らせるのかは自由です。様々な走行を想定して設計しなければなりませんでしたが、タイプRであればレースシーンをメインに考えられますので、現状よりも更に走りに特化したモデルが登場するかもしれません。

では、NSXはなぜ復活したのか?

復活の理由の前に、NSXの公式映像をご覧ください!ハリウッド映画の予告版を思わせるような心躍る映像です!

なぜNSXは復活したのか?

そもそも、2005年に一度生産終了を迎えたNSXが復活したのはなぜでしょうか?単刀直入に言えば、ホンダ(アキュラ)が利益率の高い車を生産したかったからだと思われます。

現在の日本は軽自動車やハイブリッドを中心とした燃費の良い車や、アウトドアに適したSUVが人気ですが1台あたりの利益は多くありません。しかも、独自の規格がある軽自動車は競合車より僅かでも燃費を良くしようと、利益率に見合わない開発費もかかります。

一方、ブランドが浸透しているアウディ、BMW、メルセデス・ベンツなどの高級ドイツ車、フェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーはそのブランドのおかげで1台あたりの利益がとても大きいです。

アキュラから発売することでイメージチェンジ?

旧型NSXは、フェラーリやポルシェと渡り合える日本発のスーパーカーを目指して開発されたモデルです。排気量3000cc、価格は約800万円と正にフェラーリ並みのスーパーカーとして完成した旧型NSXはアメリカを中心に国内外で人気を博しました。

しかし、今回のNSXは日本に先行してアキュラのエンブレムを載せて発売されます。旧型NSXで培った、スーパーカーとしての国内外での知名度の高さ(=ブランド)を武器に、今度はホンダの高級ブランドアキュラから発売することで、「大衆車メーカー『ホンダ』が発売したスーパーカー」ではなく、「高級車メーカー『アキュラ』から発売した、血統の正しいスーパーカー」という路線でいくのかもしれません。

ホンダのイメージが浸透している国内の販売は別にして、海外で販売していく場合「高級車ブランドから発売されたスーパーカー」の方がイメージが良さそうです。

開発は日本ではなくアメリカ

また、NSXの開発は日本ではなく、アメリカで行われています。

「それでは、旧型NSXと全く違うNSXになってしまうのでは?」と疑問に思ったり、従来のNSXへの思い入れが強い人だと怒りすら感じたりするかもしれません。しかし、もちろん日本人がNSXの開発に携わり、その上NSXの首脳は旧型NSXのアルミボディ開発を推進した伊東孝伸氏(本田技研工業現社長)です。

開発の地がアメリカに移ったからといって、NSXが悪い意味で全く異質の車になることはないでしょう。

中古でもNSXの最高価格は3000万円以上?

ホンダ NSX typeR

ここまでNSXの紹介をしてきましたが、新型は旧型NSXとは一味違う車になりそうです。

新型と旧型でこれだけ違ってくると、「NSXの発売を待っていたけど、自分は旧型NSXの方がいいな」と思う人もいるはず。現時点で旧型NSXの価格はどのぐらいなのでしょうか?
調べてみたところ、旧型NSXは安くて200万円台、高いものでは約3600万円にまで価格が跳ね上がります。

200万円台の旧型NSXは走行距離が不明と記載されているものが多く、あまりオススメできません。一方、約3600万円のものは非常に状態が良いタイプRです。価格に幅があるとは言え、これだけプレミアがついている中古車は珍しいですよね。

初期モデルの発売は20年以上前、最新モデルでも発売から10年程経っている車になぜこれほどの値段がついているのでしょうか?

それはNSXが日本のスーパーカーの歴史を変えたからです。冒頭にもありましたが、NSXは「日本車で唯一のスーパーカー」という輝かしい称号を持っています。NSXがこう呼ばれるのにはいくつか理由がありますが、要因は主に3つです。

①量産車としては世界初のオールアルミニウムボディ
②発売時の価格が約800万円で、国産スポーツカーとしては最高峰
③開発時に目標としていたフェラーリと肩を並べるほどの評価を獲得

旧型NSXはおよそ15年間生産されましたが、1度もフルモデルチェンジをしなかった珍しい車です。

2002年には「平成12年排気ガス規制」によって、他の国産ライバル車たちが生産中止に追い込まれましたが、旧型NSXはエンジンを改善することでその危機を切り抜けました。しかし、今度は2005年に更に環境規制が強化されたこと、加えてNSXへの需要が落ち込んだことから2005年に生産終了となりました。

国内のみならず、国外にもインパクトを与えた国産スーパーカー、それがNSXです。
詳しくはこちらの記事でどうぞ。⇒NSXが「日本車で唯一のスーパーカー」と呼ばれる3つの理由

色んなところでコラボ!NSXちょいネタ

NSXが盛り上げているのは車業界だけではありません。日本のアニメ、そしてハリウッドなど様々な業界に進出しています。ということで、最後にNSXのちょいネタをご紹介します。

①NSXが仮面ライダーの愛車に!

仮面”ライダー”なのにバイクに乗らないという異色の作品「仮面ライダー ドライブ」。

このアニメには旧型NSXをベースにした「トライドロン」という車が登場します。各部に手が加えられていてNSXの面影が見えづらいですが、仮面ライダーの愛車として重要な役割を担っています。

②NSXが遂にハリウッド進出!

数々のアメリカンヒーローが登場する人気ハリウッド映画「アベンジャーズ」にもNSXは登場しています!

アベンジャーズの登場人物の中でも主役級のトニー・スターク(作品:アイアンマン)の足として使用されました。

しかも、このNSXはロードスターモデルです。デトロイトモーターショー2012で公開された「NSXコンセプト」をベースに、オープンバージョンへと変貌を遂げています。ちなみに、こちらの1台限定NSXロードスターは販売されたのですが、何と9億2000万円の値がついたようです!

そしてこのNSXロードスター、動画で見るとさらにカッコいいです。

いかがだったでしょうか?NSXは新旧共に話題に事欠きませんね。アメリカで先行発売されますが、早くその姿を日本でも見てみたいものです。

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