あの映画に登場!?レクサスが映画にかける思いを語る

Lexus Skyjet 2019

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イギリスのスパイを描いた映画の人気シリーズといえば『007』。ボクも必ず映画館で見るほど大好きな映画です。

ところで、007に登場する定番のクルマと言えばなんといってもアストンマーティンでしょう…という時点で、映画の影響って凄いんだなと思います。作品によってはアストンマーティン以外のブランドもボンドカーとして採用されているにもかかわらず、多くの人がボンドカーと言えばアストンマーティンを連想してしまうのですから。

文・工藤 貴宏

ボンドカーとは、主人公であるジェームス・ボンドの相棒として重要な役割を果たすクルマのこと。アストンマーティンのほかにも潜水艦に変身することで有名なロータスが使われたり、BMWだったり、さらには日本車のトヨタ2000GTも主人公の愛車としてスクリーンの中で大活躍しました。

007に限った話ではなく、多くの映画においてクルマはストーリーを展開するうえで重要な“小道具”。そのため、自動車メーカーは映画をプロモーションの場として活用することが少なくありません。

アストンマーティンは007を通じて新型車をPRするし、Z3、Z8、そして7シリーズがボンドカーとして活躍したBMWは映画のスポンサーとして映画公開とほぼ同じタイミングで発表される新型車を登場させました。

こうした手法は映画でよくおこなわれることで、たとえば恐竜が現代によみがえる『ジュラシックパーク』ではメルセデス・ベンツが同社初のSUVである「Mクラス」をデビューと同時に登場させてプロモーション。映画の人気とともに世界中へMクラスをアピールしたのは大きな話題になりました。

ところで最近、レクサスがハリウッド映画をはじめとする世界規模の映画に登場することに気が付いた人もいるかもしれません。

たとえば2018年に公開された『ブラックパンサー』では主人公の愛車としてレクサスLCが登場。しかも、単に市販モデルを愛車としているのではなく、特殊なコーディングで車体を守り、高度なテクノロジーによりドライバーとクルマの意思の疎通や遠隔操作を可能とするなどボンドカーのように特殊なクルマに仕立てられているのが面白いところです。いずれにせよ「車両」を劇中でアピールする正統派な手法と言えます。

しかし、クルマよりもレクサスブランドをアピールするコラボといえるのが、2017年に公開された『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』。

西暦2740年の宇宙を舞台にしたこのSF映画にレクサスの乗り物が登場しますが、クルマではないのです。なんと「スカイジェット」と呼ぶ小型宇宙船がレクサス。フロント部分はしっかりと「スピンドルグリル」になっているこの小型宇宙船は、レクサスのデザインチームが制作陣と協力してデザインされたという「正真正銘のレクサス」でした。

そして今年、『MIB(メン・イン・ブラック)』シリーズの7年ぶりの最新作となる『メン・イン・ブラック:インターナショナル』では極秘組織のエージェントたちのパートナーとして「RC F」をはじめとするレクサスの最新モデルが登場。

しかも、一見したところ市販車そのままと思いきや、『QZ618ギャラクティック・エンフォーサー』と呼ぶ小型宇宙船に変形するという意外性にビックリです。

ところで、どうしてレクサスは映画とのコラボレーションをおこなうのでしょうか。まずは「レクサス」というブランドをPRし、その世界観をイメージさせ、親しみを持たせるという狙いがあるのは言うまでもありません。

レクサスインターナショナルの広報担当に尋ねてみたところ「レクサスのカッコよさを多くの人に理解して頂ければと思っています。実は、レクサスのクルマは世界の広い地域で“同じデザイン”かつ“同じ名前”で販売しています。だから世界的に公開する映画に協力しやすいという面もありますね」と教えてくれました。
確かに、トヨタをはじめ日産やホンダなどは世界の地域により販売しているクルマが違ったり、たとえ同じクルマでも名前や一部のデザインが違うのはよくある話。レクサスが映画に積極的に関わるのにそんな背景があると知れば、映画の中に登場するクルマが今まで以上に気になってきませんか?
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