イタリアの巨大企業、フィアットに振り回されるマツダの新型ロードスター

まずは新型ロードスターをおさらい

2014年の9月4日、新型ロードスターは世界で一斉に公開されました。NA型への原点回帰というコンセプトに沿って重量を抑えるために、新型は幾分コンパクトに造られています。その重量は約1000kg。このスタイルのスポーツカーとしては理想的な数値です。

しかし、開発主査を務めた山本修弘さんは「新型ロードスターをスペックや数値で評価してほしくない。」と話します。車に乗ってみて、実際に走ってみて評価してほしいそうです。先日の東京オートサロン2015でも、司会の方からスペックに関する質問があっても「実際に乗ってみて判断してほしい。」とおっしゃる姿が印象的でした。

ロードスター 世界進出に向けて

また、新型ロードスターは日本のみならず世界で戦っていく車です。そのため、デザインもグローバルにする必要がありました。

例えば、歴代ロードスターに比べてコンパクトに見える大きさ。チーフデザイナーの中山雅さんによると、「大きいサイズを望む海外に向けて、遠くから見れば大きく、近くで見ると小さく見えるようにデザインした。」とのこと。

遠くから見ると大きく見えて、近くからは小さく見えるとは何とも不思議な話ですが、こればかりはその目で確かめてみるのが早いでしょう。

ロードスターの兄弟車になるのは・・・

長くなりましたが本題に移ります。話題沸騰中の新型ロードスターと兄弟車になるのはイタリアの名門ブランドのスポーツカー「アルファロメオ スパイダー」です。具体的には、ロードスターとスパイダーがシャシーを共用する模様。その背景には、スパイダーの過去モデルに使われたシャシーに理由がありそうです。

※画像は過去のアルファロメオ スパイダーです。

歴代のスパイダーはセダンのシャシーを流用し、2シーター専用のシャシーを開発したことは一度もありません。というわけで、今回ロードスターのシャシーが使えることはアルファロメオにとって願ってもない助けになりました。マツダはマツダで、自社の専用シャシーを海外に展開させられるというメリットがあります。

しかし、新情報が発覚!

新型ロードスターはアルファロメオ スパイダーと兄弟車になる。・・・予定でしたが、アルファロメオとマセラティのトップを務めるハラルド・ウェスター氏が新しいコメントを発表しました。ウェスター氏は「アルファロメオ スパイダーはマツダとの協業ではなく、自社開発のプラットフォームを採用する。」と語っています。

アルファロメオはフィアットグループのブランドの1つです。今回のシャシー共用中止の原因は、フィアットのセルジオ・マルキネンスCEOがアルファロメオをより高級ブランドにしたいと考えていることだと予想されています。

それでは完全にマツダとの提携は解消なのかというと、そうでもないようです。まだ断言はされていませんが、マツダとの兄弟車はフィアット、またはアバルトのバッジを付けて発売される予定です。

どうなる?マツダのイタリア進出

兄弟車に関しては、マツダがイタリアの巨大メーカーであるフィアットに振り回されている状況でしょうか。

何にせよ、まずは2015年6月以降の新型ロードスターの発売!そして、その後発売される予定の兄弟車に期待しましょう!

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